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仙台塩釜港の貨物量1800万トン 震災前超え

 仙台塩釜港の2012年1〜6月の取扱貨物量(速報値)は約1800万トンで、東日本大震災前の10年上半期を上回ったことが20日、県のまとめで分かった。国際コンテナの取扱量も10年上半期の4分の3まで回復した。
 仙台塩釜港の取扱量は10年上半期比で5%前後増加した。同港仙台港区は1615万トンだった10年上半期の水準に達した。完成自動車やセメントの取り扱いが目立った。
 同港塩釜港区は10年上半期の110万トンと比べ、取扱量を60%以上伸ばした。石油関連施設が被災した仙台港区に代わり、重油や石油製品の取り扱いが増加した。
 石巻港は200万トン近かった10年上半期の7割弱にとどまったが、11年上半期と比べると7割増え、回復基調が鮮明になった。
 仙台港区の国際コンテナ取扱量は紙・パルプやゴム製品が震災前の水準に戻っていないが、復旧・復興需要を反映して製材などが増えた。
 村井嘉浩知事は20日の県議会9月定例会の代表質問で、県内港湾の利用拡大について「情報発信や企業訪問など、これまで取り組んできた活動を強化していく」と述べた。


2012年09月21日金曜日


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