爆破予告:鳥取大、休講 運動会延期など、影響が広がる /鳥取
毎日新聞 2012年09月21日 地方版
鳥取大は20日、鳥取キャンパス(鳥取市湖山町南4)の爆破を予告する文書が19日に届いたため、同キャンパスの学部や大学院を臨時休講に、付属小中学校などを臨時休校にしたと発表した。休講や休校は23日まで継続するとしており、予定されていた県職員採用試験が別会場に変更されるなど、影響が広がっている。
臨時休校になったのは、他に付属幼稚園(湖山町北2)、特別支援学校(湖山町西2)。20日の同大大学院地域学研究科の入試(約20人が受験予定)が延期されたほか、22日に付属幼稚園で開催予定だった運動会も延期が決まった。
また県は、県職員採用試験(23日開催)の鳥取会場を同キャンパスの共通教育棟から県庁第2庁舎に変更すると発表した。実施日はそのままで、米子会場に変更はない。受験者の安全確保のための措置だという。
県警捜査1課によると、大学に送られた爆破を予告する内容の文書1枚を大学職員が19日午前に発見、鳥取署に相談があったという。大学職員と同署員らが同日夕まで同キャンパスで不審物を探したが、何も発見されなかったという。近日中に予定されていた行事などの中止が目的とみて、威力業務妨害容疑で捜査している。