大津・中2自殺:いじめ防止「子どもにも役割」? 教育評論家の尾木直樹法政大教授(臨床教育学)の話
毎日新聞 2012年09月14日 東京朝刊
◇大人の責任と同列に扱うな−−男子生徒の自殺問題を調査する大津市の第三者調査委員会の委員で、教育評論家の尾木直樹法政大教授(臨床教育学)の話
条例で子どもの行動を規定するのは強者の論理で、それ自体がいじめだ。子どもは、いじめを止められなかったことに悩み、自責の念を持つのに、子どもの立場が全く分かっていない。いじめの防止は教師をはじめ大人や社会の責任であり、発達段階の子どもを同列に扱うべきではない。