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家の設計図を無料でダウンロードする時代—「WikiHouses」プロジェクトが面白い

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2012/09/21


デジタルファブリケーション関連のニュースをシェア。これ未来的ですなー。

WikiHouse: Open-Source DIY Architecture You Can Build | WebUrbanist


家をオープンソースに

Wikihouse 1

ロンドン発の「WikiHouses」プロジェクトは、その名の通り「家」をWiki的にする取り組み。

無料で家の設計図をダウンロード&カスタマイズし、その図面を元に「CNC (computer numerical control)カッター」で合板を切り出し、家を組み立てることができます。

Wikihouse 4

カッターで切り出して組み立てるだけなので、当然コストも少なく、エコフレンドリーです。組み立てるための専門的知識も不要。

こんな感じで、色々派生していっているようです。様々な人が開発したパーツを使って、レゴ的に家を設計することもできるようです。面白いですねー。現在8つのプロトタイプが作成されています。

Wikihouse 3

デザイナーのコメントも興味深いので簡単に引用。

「この革命的な変化に関して、私たちはテクノロジーに関心があるわけではない。むしろ建築のソーシャル化ともいうべき変化に、関心がある(“It is not so much the technology of this revolution that should interest us, but the social forms of production that come with it,”)」

「デザインはプロフェッショナルのチームではなく、ユーザー自身のオープンコミュニティによって実現されるようになっている。(“More and more, design can be something done not just by teams of professionals, but by open communities of user-makers, designing and making for themselves.”)」

「彼らは既存の”会社”に見られるような貨幣経済ではなく、価値をお互いに交換しあうピアツーピアの経済の参加者だ。(”They are participants in a kind of social, peer-to-peer economy which produces work and exchanges value outside the traditional ‘firm’ or the monetary economy.”)」


まさにイノベーションですね。家を3Dプリンタで印刷する取り組みも始まっていますし、20年後の建築物って今よりも格段に安上がりになっていそう。たかだか住居に数千万円を払う時代は終わり、普通の市民は数百万円単位のスモール・ハウスに住む時代になっていくのかも?

WikiHouse: Open-Source DIY Architecture You Can Build | WebUrbanist


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