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志賀原発 断層の追加調査公開
9月20日 23時44分

石川県志賀町にある北陸電力志賀原子力発電所の地下にある「破砕帯」と呼ばれる断層が活断層ではないかと指摘されている問題で、北陸電力は追加調査の様子を20日、公開しました。

志賀原発では1号機の真下にある「破砕帯」と呼ばれる断層が「活断層ではないか」という指摘が、旧原子力安全・保安院の専門家の会議で相次ぎ、北陸電力は先月から敷地内で追加の調査を始めています。
現在の国の指針では、活断層の上に原発を造ることは認められておらず、破砕帯が活断層と確認された場合、志賀原発は運転できなくなる可能性があります。
北陸電力は20日、敷地内で行っているボーリング調査の様子などを報道関係者に公開しました。
北陸電力では破砕帯の様子を確認するため、原子炉建屋のそばで地下にトンネルを掘る工事を来週から始めることにしており、1か月余りかけて地下40メートルまで垂直に掘り進んだあと、原子炉建屋側に向けて横方向に掘り進めることにしています。
北陸電力は、来月末にも調査の中間報告をまとめるとしていますが、原子炉建屋にトンネルを掘る作業など一部の工程に遅れが出ていることから、中間報告に調査の結果をどこまで盛り込めるかが注目されます。

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