【パリ聯合ニュース】フランス経済紙レゼコーが、韓国をエネルギー転換のモデル国家だと評価した。
同紙は19日、エネルギー関連の特集を組み、過去30年間で高度経済成長を遂げ、エネルギー消費量が5倍に増加した韓国が、李明博(イ・ミョンバク)大統領政権発足後、環境と経済活性化を両立させる「グリーン成長政策」を展開していると紹介した上で、このように評価した。
韓国政府は2020年までに世界7位の経済大国へと成長することを目標にグリーンエネルギー転換政策を始めたとし、温室ガスの排出量を欧州の20%より10ポイント多い、30%減少させる計画のもと、再生可能エネルギー政策と原発優先政策を実施していることに触れている。
これにより、韓国がこの7年の間にグリーンエネルギー技術輸出国7位に登り詰め、2年後には世界4位の日本を追い抜くだろうと予想した。
しかしながら、2020年の韓国の再生可能エネルギーによる電力生産目標が欧州の23%に比べ7%と非常に低いほか、2015年の炭素排出権取引所設立をめぐりあつれきが起こるなど、改善が必要な部分が多いと指摘した。