インドのベルマ鉄鋼相(71)=写真=は18日、デリーの執務室でインタビューに応じ「韓国は高水準の鉄鋼生産技術を持っている。韓国の進んだ技術を取り入れ、インドの鉄鋼産業を世界レベルに発展させたい」と語った。「インドは鉄鋼生産量を2014年に1億2000万トン、20年には2億トンに増やし、中国に次いで世界2位の鉄鋼生産国になるという目標を持っている。これに向けては、高い技術力を持つ韓国との協力が必要だ」と強調した。
インドの現在の鉄鋼生産量は年間7400万トンで、中国、日本、米国に次いで世界4位。鉄鋼相を置くほど、インドは鉄鋼産業の発展に力を入れている。
ベルマ鉄鋼相は自国の鉄鋼産業の強みとして、豊富な鉄鉱石埋蔵量を挙げた。同氏は「インドは鉄鋼の原料となる鉄鉱石の埋蔵量が220億トン(推定)と、ブラジル、オーストラリアに次いで世界で3番目に多い。鉄鋼産業は将来的に、インドの経済発展をけん引するエンジンになるだろう」と期待を寄せた。インドの鉄鉱石は純度58%以上とブラジル産やオーストラリア産に比べ品質がよく、収益性が高いと評価されている。だが、良質な鉄鋼を生産する技術が相対的に不足しており、韓国からの技術移転を望んでいる。