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ソフトバンクと au 、量販店に聞いた iPhone 5 のキャリア選択“それぞれの理由”
2012年9月21日に iPhone の最新モデル「iPhone 5」が発売される。予約受け付けは9月14日にソフトバンクモバイルとKDDI(au)がそれぞれ開始し、世界的には前モデル「iPhone 4S」を遥かに凌ぐスピードで予約数を伸ばしているという。
予約開始直後から注目されたのが、両社の提供するサービスや料金プランの差だ。ソフトバンクモバイルは、LTE のデータ通信量が無制限になる定額プランや旧モデルの下取りサービス・機種変更割引などをアピールする一方、KDDI(au)は iPhone 5 で最大の注目となっている「テザリング」への対応を発表して大きな話題となったほか、人気が拡大する固定通信とのセット割引「au スマートバリュー」の適用を発表してお得感を訴求。そして、9月19日には、ソフトバンクもこの動きに追従する形で、デザリング対応(データ通信制限ありで来年1月開始予定)や割引プランの拡充などを発表し、両社の契約者獲得競争は発売開始前から熾烈を極めている。
それでは、予約を受付けている量販店では、実際にどのような動きがあるのだろうか。都内の家電量販店を数店舗まわり、販売現場の店員にソフトバンク、au それぞれの予約状況と予約者の傾向について話を伺ってきた。
訪問した店舗は、いずれも主要駅前の大型店舗。平日にも関わらず、スマートフォン売り場には多くの客が訪れていた。iPhone 5 売り場というのはまだどの店舗でも存在せず、現時点では店員が店頭で予約受け付けをアピールするのみに留まっているが、予約のペースはどの店舗でも「予想以上だ」と口を揃える。いずれの店舗でも多くの人が店員に予約方法や料金プランなどに関して熱心に話を聞いていた。
● au は MNP での新規契約者が大多数、「テザリング」は大きな材料に
まずは、au の販売担当員に聞いた話をまとめると、au 版 iPhone 5 を予約する人の大半は、機種変更ではなくナンバーポータビリティ(MNP)による新規契約予定者だという。ある店舗のスタッフは、「当初は機種変更用の申込用紙を大量に用意していたが、実際には MNP が予約のほとんどを占めている」と驚いた様子だった。また、MNP利用者の内訳は、NTTドコモよりもソフトバンクからの乗り換え客が多い傾向で、「次の iPhone で繋がりやすい KDDI にしようと思っていた」という人もいるのだそうだ。
客の関心は、やはり au が予約開始当初から「テザリング」への対応を発表したことのようで、それを理由に MNP で乗り換える人も少なくないようだ。ソフトバンクも来年1月からテザリングに対応することを発表したが、ある店員は「ソフトバンクがテザリングに対応するのは少し先なので、当面は MNP で au に乗り換える人は多いのでは」と語る。また、au のもうひとつのメリットに「au スマートバリュー」による割引があるが、こちらについても予約者からの問合せは「多い」と回答をする店員が多数いた。
ちなみに、au もソフトバンク(一部の料金プランとテザリングを利用する場合)もデータ通信量で「月間7GB」という制限が掛かるが、この点について客からの問合せはあまり多くないようだ。ある店員は「7GB は普通に使っていれば到達しない量。予約検討している人もほとんど気にしていないようだ」と気にしていない様子だった。
● ファンが多いソフトバンク、機種変更ユーザーが多い傾向
一方で、ソフトバンクモバイルはどうか。各店舗を見てみると、au の売り場に比べて客の数は少ない印象だ。しかし、ある店員に聞いた話では、これはソフトバンクの予約が苦戦しているのではなく、ほとんどのユーザーがアップルストアかソフトバンクショップで予約しているからなのだそうだ。
ソフトバンクは長年に渡り iPhone シリーズを販売してきたということもあり、店頭で聞いた話を総合すると、機種変更のユーザーが多い印象だ。ある店員に話を聞くと、「iPhone 4S の分割払の残高があっても、iPhone 5 に機種変更するという人は少なくない。毎年1回、当たり前のように新モデルに買い換える感覚なのでは」と語る。旧モデルの下取り割引など既存ユーザー向けの施策が評価されているものと思われる。
なお、来年1月からのテザリング対応や新しい割引プランに関しては、取材したのがソフトバンクが追加施策を発表した直後ということもあり、店員の中でもまだ知らない人が多いようで、客からの問合せもまだない様子だった。今後、売り場の動きにも変化があることが予想される。
サービスの優位性を最大限に活かして他社からの新規ユーザー獲得を進める KDDI と、既存ユーザー向けのサービス拡充で契約者の囲い込みを進めるソフトバンク。今後、両社がそれぞれのメリットを打ち出しながらどのように契約者の獲得競争を闘っていくのか、そしてユーザーはそれをどのように評価するのか、今後の動向に注目していきたい。
予約開始直後から注目されたのが、両社の提供するサービスや料金プランの差だ。ソフトバンクモバイルは、LTE のデータ通信量が無制限になる定額プランや旧モデルの下取りサービス・機種変更割引などをアピールする一方、KDDI(au)は iPhone 5 で最大の注目となっている「テザリング」への対応を発表して大きな話題となったほか、人気が拡大する固定通信とのセット割引「au スマートバリュー」の適用を発表してお得感を訴求。そして、9月19日には、ソフトバンクもこの動きに追従する形で、デザリング対応(データ通信制限ありで来年1月開始予定)や割引プランの拡充などを発表し、両社の契約者獲得競争は発売開始前から熾烈を極めている。
それでは、予約を受付けている量販店では、実際にどのような動きがあるのだろうか。都内の家電量販店を数店舗まわり、販売現場の店員にソフトバンク、au それぞれの予約状況と予約者の傾向について話を伺ってきた。
訪問した店舗は、いずれも主要駅前の大型店舗。平日にも関わらず、スマートフォン売り場には多くの客が訪れていた。iPhone 5 売り場というのはまだどの店舗でも存在せず、現時点では店員が店頭で予約受け付けをアピールするのみに留まっているが、予約のペースはどの店舗でも「予想以上だ」と口を揃える。いずれの店舗でも多くの人が店員に予約方法や料金プランなどに関して熱心に話を聞いていた。
| ソフトバンクと au、ぞれぞれの“選ばれる理由”とは? |
● au は MNP での新規契約者が大多数、「テザリング」は大きな材料に
まずは、au の販売担当員に聞いた話をまとめると、au 版 iPhone 5 を予約する人の大半は、機種変更ではなくナンバーポータビリティ(MNP)による新規契約予定者だという。ある店舗のスタッフは、「当初は機種変更用の申込用紙を大量に用意していたが、実際には MNP が予約のほとんどを占めている」と驚いた様子だった。また、MNP利用者の内訳は、NTTドコモよりもソフトバンクからの乗り換え客が多い傾向で、「次の iPhone で繋がりやすい KDDI にしようと思っていた」という人もいるのだそうだ。
客の関心は、やはり au が予約開始当初から「テザリング」への対応を発表したことのようで、それを理由に MNP で乗り換える人も少なくないようだ。ソフトバンクも来年1月からテザリングに対応することを発表したが、ある店員は「ソフトバンクがテザリングに対応するのは少し先なので、当面は MNP で au に乗り換える人は多いのでは」と語る。また、au のもうひとつのメリットに「au スマートバリュー」による割引があるが、こちらについても予約者からの問合せは「多い」と回答をする店員が多数いた。
ちなみに、au もソフトバンク(一部の料金プランとテザリングを利用する場合)もデータ通信量で「月間7GB」という制限が掛かるが、この点について客からの問合せはあまり多くないようだ。ある店員は「7GB は普通に使っていれば到達しない量。予約検討している人もほとんど気にしていないようだ」と気にしていない様子だった。
● ファンが多いソフトバンク、機種変更ユーザーが多い傾向
一方で、ソフトバンクモバイルはどうか。各店舗を見てみると、au の売り場に比べて客の数は少ない印象だ。しかし、ある店員に聞いた話では、これはソフトバンクの予約が苦戦しているのではなく、ほとんどのユーザーがアップルストアかソフトバンクショップで予約しているからなのだそうだ。
ソフトバンクは長年に渡り iPhone シリーズを販売してきたということもあり、店頭で聞いた話を総合すると、機種変更のユーザーが多い印象だ。ある店員に話を聞くと、「iPhone 4S の分割払の残高があっても、iPhone 5 に機種変更するという人は少なくない。毎年1回、当たり前のように新モデルに買い換える感覚なのでは」と語る。旧モデルの下取り割引など既存ユーザー向けの施策が評価されているものと思われる。
なお、来年1月からのテザリング対応や新しい割引プランに関しては、取材したのがソフトバンクが追加施策を発表した直後ということもあり、店員の中でもまだ知らない人が多いようで、客からの問合せもまだない様子だった。今後、売り場の動きにも変化があることが予想される。
サービスの優位性を最大限に活かして他社からの新規ユーザー獲得を進める KDDI と、既存ユーザー向けのサービス拡充で契約者の囲い込みを進めるソフトバンク。今後、両社がそれぞれのメリットを打ち出しながらどのように契約者の獲得競争を闘っていくのか、そしてユーザーはそれをどのように評価するのか、今後の動向に注目していきたい。
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