大飯再稼働に反対し警備員にけがさせた活動家逮捕　

　大飯原発再稼働の反対運動に乗じ、原発敷地内で警備員にけがを負わせたとして福井県警は２０日、傷害などの疑いで中核派の活動家で静岡市駿河区下島、職業不詳川崎二男容疑者（６０）を逮捕した。容疑者は、認否を明らかにしていない。

　逮捕容疑では６月３０日午後３時半ごろ、福井県おおい町大島の関西電力大飯発電所敷地内で、大飯原発３号機の再稼働に伴う警備を担当していた福井市の男性警備員（３２）の左肩に、発火した発炎筒を押し当て２週間のけがを負わせたとされる。さらに発炎筒を振り回したり警備室や警備車両に投げ込んで他の警備員２人を脅迫、暴行し、車両を壊したとされる。

　県警によると犯行当時、現場には原発再稼働に反対する人ら数十人が集まっていたが、川崎容疑者は単独で行動していた。敷地内の防犯カメラの映像などから川崎容疑者が浮上した。

　（中日新聞）