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2012年9月16日 (日)

皮膚転移 (2012/9/15)

妻の状態がよくありません。
ブログへの投稿も少し間が開いてしまいました。

現在、妻は体力の衰えが著しく、家事もほとんど出来ない状態です。私も、食事の支度や掃除洗濯、妻の世話と、加えて自分の仕事も忙しくなり、少し余裕がなくなってきました。

炎症性、浸潤性の乳がんが、これほどまでに進行が早いとは予想もできませんでした。ネットなどで、他にがんを治療している情報を見ても、もう少し余裕があるような感じなので、私も少し甘くみていたと思います。

乳がんがはっきりしたのが4月くらいでまだ半年ですが、状況的にはいわゆる末期の乳がんの状態です。先月くらいから皮膚への転移がはっきりしてきて、表面にケロイド状の肉腫が盛り上がり始め、もうバイオハザード状態です。ブログなどで「溶岩ドーム」と表現されている方もいましたが、かなりショッキングな状態で、妻は、怖くて自分の胸を見れないと言っています。

現在の妻の状態は、一般的に「乳がんの皮膚転移」と言われていることが、最近分かりました。腫瘍が皮膚の外に出てくる状態で、手術後の再発などではよくあるそうですが、乳がんの初期から皮膚に浸潤するのは珍しいようです。「乳がんの皮膚転移」の情報はネット上にも少なく、その対処法もほとんどありません。強い痛みがあり、患部から流れる血液や体液の処理が大変で、精神的にもかなり追い込まれます。抗がん剤をしている人は、細菌の感染などでかなり強い匂いを発する場合があるようですが、妻の場合は抗がん剤をしていないからか、匂いはほとんどありません。

妻は、最近していた運動も、痛みがひどくなりほとんどしていませんでした。筋肉が衰えるのはとても早く、ベットから起き上がるのも大変になってしまいました。がん治療ではQOL(クオリティ・オブ・ライフ)などという言葉がよく使われますが、妻は「QOLどころじゃないよね」とため息混じりに言いました。

さすがに気丈な妻も、「これは、もう泣いてもいいレベルだよね?」といって、しくしくと泣き始めました。私ははじめ何も言えませんでした。「頑張って」なんてとても言えません。

そして私は妻にこう言いました。
「あなたはまだ生きてすることがあるし、私達はこの病気を通してお互い成長したと思う。あきらめなければ必ず乳がんは治るし、この経験を他のがんで苦しんでいる人たちに伝える役目もあると思う。絶対大丈夫だし、必ず良くなる。泣きたい時は泣いていいよ」
少し泣いたことで、妻も元気を取り戻したようです。

私は絶対あきらめません。おそらく今が症状のピークです。ここを乗り越えれば治癒に向けで大きく前進するはずです。妻を励ましながらなんとかこの状況を克服していきたいと思います。

まずは体力と筋力の回復が最優先事項です。

私の知り合いに漢方を研究されてるお医者さんがおり、その先生から自宅近くの、がんの漢方治療に詳しい先生を紹介して頂きました。その方の医院での処方可能な生薬数は現在のところ300種類以上あり、日本で一番多くの種類の生薬を処方できる医院です。その先生から、妻の体力回復、免疫力強化、痛みの緩和というところを重点に漢方薬を調合して頂きました。漢方については、また後日詳しく投稿したいと思います。

2012年9月15日

[続く>>]

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コメント

昔、NHKの元アナウンサーの池田さんでしたっけ
その方も西洋医学を嫌い 乳癌で亡くなりました。
どうか、先生の意見を聞き抗癌剤に続き手術を受けられたら
と思わずにはいられません。
漢方や玄米や温泉で治る病気ではないと思います。

コメントありがとうございます。
抗がん剤については過去の投稿にもある通り、かなり悩んだ末に受けないことを決めました。抗がん剤は体力がある人にとっては、それなりの効果が期待できる場合もあると思いますが、体力のない人には非常にリスクが高いと思われます。がんを調べていく過程で、がんにはさまざまな種類があり、個人差があることがわかりました。抗がん剤を使うか使わないかは本当に大きな賭けのようなものだったと思います。漢方の先生からは、抗がん剤を使いながら、漢方薬で体力回復や副作用の軽減して行く治療を勧められています。その方法も最後の手段の選択肢としては捨ててはいません。ご意見ありがとうございました。

こちらの日記読んでませんでした。皮膚にも出てきたとなると温熱器は今は難しいですね(>_<)
私は抗がん剤はやらなくてよいと思いますよ。辛さが今の比でないです。
高濃度ビタミンC点滴はいかがですか?
三大治療お手上げの末期の方がよく来ると言ってましたが、点滴で食欲も出て身体も元気になるそうです。QOLが上がります。天然の抗がん剤と言われてますよ。普通は週2ですが、今の状態だと毎日がよいかもしれません。

ぬう様、
温熱器は患部の周りや背中などに当てています。高濃度ビタミンC点滴はあることは知っていたのですが詳しくは検討していませんでした。調べてみたいと思います。ありがとうございました。

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