リビア米領事館襲撃、事前に計画されたものでない-米当局者
9月19日(ブルームバーグ):米国家テロ対策センターのディレクター、マシュー・オルセン氏は19日、リビアのベンガジで11日に起きた米国領事館襲撃事件について、事前に計画されたものではなかったとの見解を明らかにした。同事件ではスティーブンス駐リビア米大使を含む4人が犠牲となった。
米国とリビア両国の当局者の間では、米領事館襲撃が急進的なイスラム主義者によって事前に計画されたものだったか、過激派が平和的なデモに乗じて攻撃を実行したのかについて、公式見解が分かれている
オルセン氏は上院国土安全保障委員会の公聴会で、米当局は実行犯が国際テロ組織アルカイダか、北アフリカを拠点とするイスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)に関与している可能性を示す証拠に目を向けていると説明。その上で、「現在手元にある最高の情報は、今回の攻撃が便乗主義的なものだったことを示している」と指摘した。同氏は、調査はまだ終わっていないとしている。
原題:Libya Attack Not Coordinated in Advance, U.S. OfficialSays (4)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Phil Mattingly pmattingly@bloomberg.net;Benghazi, Libya Christopher Stephen cstephen9@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:John Walcott jwalcott9@bloomberg.net
更新日時: 2012/09/20 11:02 JSTニュース一覧
注目のセクション