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領事館襲撃 過激派組織関与か9月21日 8時27分
リビアのアメリカ領事館が武装した集団に襲撃され大使ら4人が死亡した事件で、アメリカ・ホワイトハウスの報道官は、国際テロ組織、アルカイダにつながる過激派組織が関与した可能性が高いという見方を示しました。
この事件は、アメリカで制作された映像がイスラム教の預言者、ムハンマドを侮辱したとしてイスラム教徒が反発するなか、今月11日、リビア東部のベンガジにあるアメリカ領事館が武装した集団に襲撃されたものです。
襲撃で、大使を含むアメリカ人4人が死亡し、FBI=連邦捜査局が捜査を行っています。
これについて、ホワイトハウスのカーニー報道官は、20日、記者団に対し「現在、捜査が続けられているが、この攻撃が、かなり以前から周到に計画されていたことを示す証拠は得られていない」と述べました。
そのうえで、カーニー報道官は「襲撃の機会がないか探っていた『イスラム教・マグレブ諸国のアルカイダ』と呼ばれる組織が関与した可能性が高いというのが捜査当局の判断だ」と述べ、アメリカで制作された映像にイスラム教徒が強く反発するという混乱に乗じて、アルカイダにつながる北アフリカ地域の過激派組織が襲撃を行った可能性が高いという見方を示しました。
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