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2012年9月19日(水) 19:14 |
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地域の人と交流 愛生園にカフェ
瀬戸内市邑久町長島の国立ハンセン病療養所、長島愛生園で地域住民を招待するカフェがオープンしました。 長い間、ハンセン病患者に対する強制隔離が行われてきた長島で、入所者が島を訪れた人たちと会話を楽しむことのできる場が設けられたのは初めてです。
18日オープンしたカフェIN長島愛生園です。 長い間、強制隔離を強いられてきた入所者にとっては、心まちにしていたときです。 かつて、ハンセン病患者の強制隔離が行われていた瀬戸内市邑久町長島です。 多いときで2000人を超えていた長島愛生園の入所者も、現在は291人となりました。 「療養所と地域との共生」平均年齢が82歳を超え、園内での高齢化が進む中、入所者が望む療養所の将来構想です。 地域住民を招待するカフェIN長島愛生園は、地域に開かれた療養所を目指した初めての取り組みです。 島を訪れた参加者も、今回のカフェを通して、入所者とのつながりを強く感じていました。 国が犯した強制隔離という過ちを乗り越えて、かつて「隔ての島」と呼ばれた長島に築かれたのは、島と地域の人たちとの心を結ぶ希望の架け橋です。
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