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中国の税関 検査強化の指摘
9月21日 4時37分

中国の税関 検査強化の指摘
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中国で活動する日系企業の間には、中国の税関が輸入品を通関する際に行う検査が強化されているのではないかという指摘が出ており、関係者は、尖閣諸島を巡り冷え込んでいる現在の日中関係が影響しているのかどうか実態の把握を続けるとともに、今後の対応を注意深く見守っています。

中国にあるJETRO=日本貿易振興機構の事務所によりますと、中国で活動する日系企業の間から、税関が輸入品を通関する際に行う検査が強化されているのではないかという指摘が20日までに、複数寄せられたということです。
具体的には、上海では、輸入品の一部の品目がこれまでは部分的にしか検査が行われなかったのにすべて対象となったほか、北京や天津などでは検査の割合が増えているという指摘が出ているということです。
これについて、JETROの関係者は、中国側からは何の説明も受けておらず、理由はまだ分からないとしています。
中国では、おととしの尖閣諸島沖の漁船の衝突事件の際に、レアアースの輸出が一時、滞り、中国政府による対抗措置とみられています。
このため日系企業の関係者は、通関検査が強化されているとすれば、尖閣諸島を巡り冷え込んでいる現在の日中関係が影響しているのかどうか、実態の把握を続けるとともに、中国政府の今後の対応を注意深く見守っています。

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