両陛下、福島の除染作業を初めて視察へ
TBS系(JNN) 9月20日(木)20時33分配信
天皇・皇后両陛下が来月、福島県を訪れ、原発事故による放射性物質の除染作業などを初めて視察される予定であることがわかりました。訪問先は今年1月に「帰村宣言」をした川内村となる方向で最終調整しています。両陛下は震災直後の去年5月、福島県を訪れ、相馬市の避難所などを見舞われました。
宮内庁関係者によりますと、両陛下は来月13日、福島県の原発事故による被害を受けた地域を訪れ、仮設住宅で暮らす住民を見舞うほか、放射性物質の除染作業を初めて視察される予定です。
訪問先は、緊急時避難準備区域が解除され今年1月に「帰村宣言」をした川内村となる方向で最終調整しています。
「(原発事故により)危険な区域に住む人々は、住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再び、そこに安全に住むためには、放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています」
3月の慰霊式典で、こう述べられた天皇陛下。関係者によりますと、原発事故の発生以来、放射能汚染による被害について絶えず心配し、専門家を御所に招いて説明を聞くなど、被災地に心を寄せられているということです。(20日16:05)
最終更新:9月21日(金)1時17分