ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 県政ニュース > さきたま史跡の博物館 企画展「原始・古代の職人集団」の開催について~石器製作、耳飾り製作、漆工芸、玉作り、金工技術~

県政ニュース

さきたま史跡の博物館 企画展「原始・古代の職人集団」の開催について~石器製作、耳飾り製作、漆工芸、玉作り、金工技術~

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月20日更新
部局名: 教育局
課所名: さきたま史跡の博物館
担当名: 資料展示担当
担当者名: 君島
内線電話番号:
直通電話番号: 048-559-1181
Email: k591111@pref.saitama.lg.jp

 原始・古代の人々は、各時代に多様なものづくりを行ってきました。ものづくりは、生業にかかわる石器や土器などの道具づくりに始まり、祭祀具、身を飾るための装身具や工芸品、そして権力を誇示するための威信財など、あらゆるものに及びます。現代に残された考古資料には、当時の素晴らしい工芸技術を示すものがありますが、その背景には技術を担い、ものづくりに専念した「職人」たちの活躍があったと思われます。

 今回の企画展は、原始・古代に見られる様々なものづくりや工芸技術の中から、石器製作、耳飾り製作、漆工芸、玉作り、金工技術に限って取り上げ、いにしえの技とものづくりを担った人々について考えます。

 

1 開催期間  平成24年9月22日(土)~11月25日(日)

2 開館時間  午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)

3 休 館 日  月曜休館(ただし10/8、9は開館)

4 会   場  埼玉県立さきたま史跡の博物館 企画展示室(埼玉県行田市埼玉4834)

5 観 覧 料  一般200円(120円)、学生100円(60円)

                中学生以下及び65歳以上は無料  ※( )内は20名以上の団体料金

6 主な展示資料

(1) 失われた職人技 ―石器製作― 

  埼玉県寄居町東原(ひがしはら)遺跡出土磨製(ませい)石斧(せきふ)未製品(みせいひん)

  埼玉県小鹿野町塚越(つかごし)向山(むこうやま)遺跡出土注口土器(ちゅうこうどき)及び収納石器

(2) 縄文の耳飾りと工芸のムラ

  群馬県桐生市千網(せんあみ)谷戸(やがと)遺跡出土縄文土器ほか

(3) 漆文化を担った人々

  東京都東村山市下宅部(しもやけべ)遺跡出土飾り弓

  埼玉県川口市石神(いしがみ)貝塚出土藍胎(らんたい)漆器(しっき)

  東京都北区七社神社前(ななしゃじんじゃまえ)遺跡出土波状口縁(はじょうこうえん)浅鉢(あさばち)

  埼玉県吉見町西吉見(にしよしみ)条里(じょうり)遺跡出土漆掻(うるしか)きの木

(4) 古墳時代の玉作り工房

  東京都北区豊島(としま)馬場(ばんば)遺跡出土ガラス玉鋳型(いがた)

  埼玉県東松山市反町(そりまち)遺跡玉作り工房跡出土品

(5) 古墳の副葬品に見る金工技術

  埼玉県熊谷市立野(たて)12号墳出土金銅製(こんごうせい)毛彫(けぼり)杏葉(ぎょうよう)

  埼玉県深谷市四十塚(しじゅうづか)古墳出土鉄製(てっせい)短甲(たんこう)及び出土品

 

※展示点数  約370点

 

7 関連事業

  ○学芸員による展示解説

   * 日時:開催期間中の毎週日曜日 午後2時~2時30

 

  ○第1回講演会  君島 秀勝(当館主任学芸員)

   「原始・古代の職人集団 ―漆文化を担った人々― 」

   * 日 時:平成24年10月27日(土)午後1時30分~午後3時

   * 会 場:埼玉県立さきたま史跡の博物館 講堂

   * 定 員:70人

   * 費 用:無料(要入館料)

   * 申込み:事前に電話でお申し込みください。

        電話 048-559-1181

 

  ○第2回講演会  鈴木 勉氏(NPO工芸文化研究所 理事長)

  「古墳時代の象嵌(ぞうがん)技術」

   * 日 時:平成24年11月10日(土)午後1時30分~午後3時

   * 会 場:埼玉県立さきたま史跡の博物館 講堂

   * 定 員:70人

   * 費 用:無料(要入館料)

   * 申込み:事前に電話でお申し込みください。

        電話 048-559-1181

   ※象嵌とは…装飾技法の一つ。金属などの表面に溝を彫り、そのくぼみに金または銀を

    はめ込んで文様を描く技術のこと。

 

※ 埼玉県立さきたま史跡の博物館ホームページ

 → http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/