さきたま史跡の博物館 企画展「原始・古代の職人集団」の開催について~石器製作、耳飾り製作、漆工芸、玉作り、金工技術~
課所名: さきたま史跡の博物館
担当名: 資料展示担当
担当者名: 君島
内線電話番号:
直通電話番号: 048-559-1181
Email: k591111@pref.saitama.lg.jp
原始・古代の人々は、各時代に多様なものづくりを行ってきました。ものづくりは、生業にかかわる石器や土器などの道具づくりに始まり、祭祀具、身を飾るための装身具や工芸品、そして権力を誇示するための威信財など、あらゆるものに及びます。現代に残された考古資料には、当時の素晴らしい工芸技術を示すものがありますが、その背景には技術を担い、ものづくりに専念した「職人」たちの活躍があったと思われます。
今回の企画展は、原始・古代に見られる様々なものづくりや工芸技術の中から、石器製作、耳飾り製作、漆工芸、玉作り、金工技術に限って取り上げ、いにしえの技とものづくりを担った人々について考えます。
1 開催期間 平成24年9月22日(土)~11月25日(日)
2 開館時間 午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)
3 休 館 日 月曜休館(ただし10/8、9は開館)
4 会 場 埼玉県立さきたま史跡の博物館 企画展示室(埼玉県行田市埼玉4834)
5 観 覧 料 一般200円(120円)、学生100円(60円)
中学生以下及び65歳以上は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
6 主な展示資料
(1) 失われた職人技 ―石器製作―
埼玉県寄居町東原(ひがしはら)遺跡出土磨製(ませい)石斧(せきふ)未製品(みせいひん)
埼玉県小鹿野町塚越(つかごし)向山(むこうやま)遺跡出土注口土器(ちゅうこうどき)及び収納石器
(2) 縄文の耳飾りと工芸のムラ
群馬県桐生市千網(せんあみ)谷戸(やがと)遺跡出土縄文土器ほか
(3) 漆文化を担った人々
東京都東村山市下宅部(しもやけべ)遺跡出土飾り弓
埼玉県川口市石神(いしがみ)貝塚出土藍胎(らんたい)漆器(しっき)
東京都北区七社神社前(ななしゃじんじゃまえ)遺跡出土波状口縁(はじょうこうえん)浅鉢(あさばち)
埼玉県吉見町西吉見(にしよしみ)条里(じょうり)遺跡出土漆掻(うるしか)きの木
(4) 古墳時代の玉作り工房
東京都北区豊島(としま)馬場(ばんば)遺跡出土ガラス玉鋳型(いがた)
埼玉県東松山市反町(そりまち)遺跡玉作り工房跡出土品
(5) 古墳の副葬品に見る金工技術
埼玉県熊谷市立野(たて)12号墳出土金銅製(こんごうせい)毛彫(けぼり)杏葉(ぎょうよう)
埼玉県深谷市四十塚(しじゅうづか)古墳出土鉄製(てっせい)短甲(たんこう)及び出土品
※展示点数 約370点
7 関連事業
○学芸員による展示解説
* 日時:開催期間中の毎週日曜日 午後2時~2時30分
○第1回講演会 君島 秀勝(当館主任学芸員)
「原始・古代の職人集団 ―漆文化を担った人々― 」
* 日 時:平成24年10月27日(土)午後1時30分~午後3時
* 会 場:埼玉県立さきたま史跡の博物館 講堂
* 定 員:70人
* 費 用:無料(要入館料)
* 申込み:事前に電話でお申し込みください。
電話 048-559-1181
○第2回講演会 鈴木 勉氏(NPO工芸文化研究所 理事長)
「古墳時代の象嵌(ぞうがん)技術」
* 日 時:平成24年11月10日(土)午後1時30分~午後3時
* 会 場:埼玉県立さきたま史跡の博物館 講堂
* 定 員:70人
* 費 用:無料(要入館料)
* 申込み:事前に電話でお申し込みください。
電話 048-559-1181
※象嵌とは…装飾技法の一つ。金属などの表面に溝を彫り、そのくぼみに金または銀を
はめ込んで文様を描く技術のこと。
※ 埼玉県立さきたま史跡の博物館ホームページ
→ http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/