(cache) ロシアに超大型ダイヤモンド鉱脈　３０００年分の世界需要満たす(新華社新華網ニュース)

【新華網】ロシアはこのほど、１９７０年代に発見したダイヤモンド鉱脈を公開した。この鉱脈はシベリア東部の直径１００キロ以上のクレーターに位置し、埋蔵量は１兆カラットを超えると見込まれている。これからの３０００年間でこの鉱脈は全世界の宝石市場の需要を満たすことができるとされる。英紙「デイリー・メール」が１７日報じた。

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科学者らによると、ポピガイと呼ばれているクレーターは３５００万年の歴史を誇っており、ダイヤモンドの埋蔵量は全世界のほかの地域にあるダイヤモンド鉱脈の埋蔵量総和の１０倍に相当するとされる。これまでにロシアがこの発見を公開しなかったのはダイヤモンドの価格低下による自国のダイヤモンド産業への悪影響を防止するためだとみられる。
ポピガイクレーターに埋蔵されているダイヤモンドは「インパクト・ダイヤモンド」とも呼ばれ、隕石などの物体が現有のダイヤモンド鉱脈に追突したことによる産物。硬度は普通の宝石の２倍に相当し、工業と科学研究面で特に高い応用価値を持っている。先週末、ロシアの政府筋は記者会見で「ロシア連邦政府は同鉱脈の付近にある新シベリア地質地球物理鉱物資源研究所の科学者が同鉱脈を公開することを認めた」と語った。新シベリア地質地球物理鉱物資源研究所の所長は、「インパクト・ダイヤモンドは独特の表面及びより大きな体積をもってより高い価値を持っている」と紹介した。
ロシアのダイヤモンドの生産量は０７年に過去最高に達し、価値は１３億５０００万ドルに達した。だが経済危機を受けて、ダイヤモンドの生産量は０９年にどん底に落ち込み、３億５０００万ドルにとどまった。世界経済に回復の兆しが見え始めたことが、ロシア当局が同鉱脈を公開した背景にあるかもしれない。
（翻訳　劉英／編集翻訳　伊藤亜美）

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