沖縄県・尖閣諸島周辺で、計14隻の中国公船が航行していることを海上保安庁が19日午前に確認した。18日夜までに確認された12隻に、新たに2隻の漁業監視船が加わった。海保は多数の巡視船を現場に派遣して警戒している。
海保によると、19日正午現在、漁業監視船4隻と海洋監視船1隻が領海外側の接続水域を航行中。残る海洋監視船9隻はその周辺の海域にとどまっている。
新たに加わった漁業監視船のうち1隻については同日午前7時54分ごろ、尖閣諸島の久場島の北北西約34キロの接続水域で海保が確認。海保が領海に入らないよう呼びかけても、応答はなかったという。
中国で「1千隻が尖閣諸島に向かう」と報じられた中国漁船団は19日朝の時点では確認されていない。海保は全国から約50隻の巡視船を集めるなどして、引き続き警戒している。