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初公判で父親暴行死認める 争点は量刑に/横浜地裁

2009年12月10日

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 父親を暴行して死なせたとして傷害致死罪に問われた横浜市港北区師岡町、内装工安原洋被告(34)の県内5例目となる裁判員裁判の初公判が9日、横浜地裁(川口政明裁判長)で開かれた。安原被告は「間違いありません」と起訴状の内容を認め、争点は量刑に絞られた。公判は週末を挟んで4日間行われ、14日に判決が言い渡される。

 午前中に行われた裁判員選任手続きには、出頭義務のある候補者34人のうち33人が参加。裁判長の面談などを経て裁判員6人(男性4人、女性2人)と補充裁判員2人(男性1人、女性1人)が選ばれた。

 検察側は冒頭陳述で「部屋で寝ていたら父親が入ろうとしたため腹を立てた」と動機を指摘。「父親にいら立ちを募らせ、過去にも暴行を加えたことがある」とした上で、「母親の制止を聞かずに約5分間、暴行し続けた」などと述べた。

 弁護側は「(犯行時は)翌朝の起床が早いので寝ていたところを起こされ、衝動的に暴力を振るい、止められなかった」と主張。「(被告は)父親から暴力を振るわれたことがある」と家庭環境を説明した。

 証拠調べでは、検察側が遺体のほか、解剖結果の写真12枚も提出。検察官は「つらいかもしれないが、死因を示す証拠なので目をそらさずに見てほしい」と前置きし、折れたあばら骨などの写真を裁判員前のモニターに映し出した。女性裁判員の1人は、耐えかねたように視線を外した。10日は、安原被告の母親の証人尋問などが行われる。

 起訴状によると、安原被告は6月2日午後8時半ごろ、自宅で父親(89)に殴るけるなどの暴行を加え、死亡させたとしている。


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