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経済
「バイオハザード」「モンハン」…東京ゲームショウの主役に名乗り出たカプコンの戦略は?
ゲームの最新事情を紹介する展示会「東京ゲームショウ2012」(コンピュータエンターテインメント協会主催)が20日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕し、国内外の約200社が出展した。今年はグリーや、ソニー・コンピュータエンタテインメントを抑え、来年30周年を迎えるゲーム機ソフトなどの開発・販売メーカー「カプコン」(大阪市中央区)が最大のブースを構え、各社をリードした。
スマートフォン(高機能携帯電話)向けのソーシャルゲームが世界的に浸透し業界地図が塗り替えられる中、「ソーシャルゲーム旋風に巻き込まれず、ゲーム機市場を守るための意地を感じる」と同日、カプコンブースを訪れた業界関係者は話した。
過去最大の約1400平方メートルのブースを展開するカプコンは、同社の主力製品「バイオハザード」や「モンスターハンター」シリーズのゲーム機向けの最新ソフトを展示。今月から公開されたハリウッド映画「バイオハザードV リトリビューション」の世界観を再現した特設ブースも設置し会場を盛り上げた。
同社によると、バイオハザードシリーズの世界売り上げが、発売開始から今年6月までで累計5千万本を達成。同社はインドネシアでモバイルゲーム事業を展開するなどソーシャル分野の幅も広げているが「ゲーム機向けのバイオハザードは、今や売り上げの柱となる“救世主”であり企業生命。徹底的に伸ばさなければならない」(同社)と強調する。
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