佐賀の武雄市長がまたやらかした!? 新図書館に係る市民のアンケートを無許可で公開 筆跡から特定されたと苦情の声も
2012.09.20 16:15:37 記者 : すこやか山田 カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : TUTAYA スターバックス 佐賀県 図書館 樋渡啓祐市長 武雄市長 民間委託 漏えい
9月13日、佐賀県武雄市が新しい図書館構想に係る回答用紙をそのままスキャンし、PDFにてホームページ上で公開した。
しかし、市民から「小さい町なので筆跡から特定できる。公表をやめて」という苦情が18日までに2件寄せられ、ネット上でも非難の声が多く見られる。アンケートには個人名が入った文書も1枚公開されていたが今現在、武雄市役所のホームページ(Facebook)では下記のように但し書きがしてあり、URLこそ表示されているが、閲覧できないようになっている。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.523470017679074.140704.194839810542098&type=3&l=8ed7e965b9[リンク]
※なお、今回はアンケートの自由記述のあったもの(325件)を公開していますが、全アンケートについて、現在データ整理中のため、後日改めて掲載いたします。
自由記述のあったアンケート(325件) →
http://www.city.takeo.lg.jp/gabai_news/docs/201209ank.pdf
ちなみにアンケートは『web魚拓』や個人サーバーに数多く保存されており、今現在もネット上に拡散されている。アンケート自体は匿名になっており、性別、年齢、住まい、いくつかの図書館に関する質問の後、最後に自由な感想を書ける形となっている。今回は集まったアンケート1120件のうち、感想が書いてある325件のみが公開された。
そしてこのアンケートは、筆者が武雄市役所に問い合わせたところ事前にこのように公表するという説明は市民に一切行っておらず、無許可でそのまま掲載されたという。
地元メディアによると9月19日に樋渡啓祐市長は「注目度も高く、議会で“やらせアンケート”と批判されたこともあって、信頼性、透明性を担保するためそのまま公表した」と、コメントを残している。更に、「筆跡では個人は特定できないので問題ないと思っている。実名で載せたのは見落としで申し訳ない」。と謝罪を表明しているが、武雄市が個人情報を漏えい、またはウェブ上に残すのは3度目である。
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