東京都杉並区のライブハウスで5月、イラストレーターの男(23)=相模原市=が手術で切り取った人体の一部を調理して客に食べさせた問題で、警視庁保安課と杉並署は18日、わいせつ物陳列容疑で、男とダンサーの女(29)=渋谷区=らイベントを企画した4人を書類送検した。同課によると、いずれも容疑を認めているという。
送検容疑は5月13日夜、杉並区阿佐谷南のライブハウスで、手術で切除した男の局部をモニターに映し出すなどし、観客ら71人に見せた疑い。
同課によると、イベントは入場料4000〜4500円で開催。調理された局部は、さらに1万数千円を支払った5人が食べた。
男は自分の性別に違和感を持っており、3月末に局部を切除した。手術代を補うため、4月にインターネット上で局部を売ると提案。応じた女らがイベントを企画し、男に10万円を支払ったという。
[時事通信社]