高級自転車を狙って盗みを繰り返したとして、大阪府警は7日、いずれも住所不定で無職の松本栄二(31)、棗田真姫(なつめだまき、26)の両容疑者を窃盗容疑で逮捕、送検したと発表した。東海、関西地方を約6カ月間にわたり行脚し、「盗む」「乗る」「売る」を繰り返していたという。
淀川署によると、2人は昨年10月末〜今年4月末、大阪市内などでカナダのメーカー「ルイガノ」の自転車(約12万円相当)など計32台、総額156万円相当を盗んだとして送検され、窃盗罪で公判中。
ワイヤ錠を工具で切断、盗んでは乗って移動し、リサイクルショップなどで換金する手口。住んでいた愛知から三重、奈良、大阪と移動しながら、1府5県で盗みを繰り返していた。2人はカップルで、松本容疑者は「ネットや雑誌で高く売れる自転車を調べた。約70台を盗み、月10万円くらいを手にしていた。職探しのために愛知から大阪に向かった」と供述しているという。