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【芸能・社会】

日本の誇りかけ 唐沢営業部長 来年1月NHK60周年記念ドラマ

2012年9月20日 紙面から

 俳優唐沢寿明(49)が、NHKの放送開始60周年記念作品として来年1月26日にスタートする3週連続ドラマ「メイドインジャパン」(土曜午後9時)に主演することが、19日分かった。大ヒット作「白い巨塔」以来10年ぶりに脚本家井上由美子氏とタッグを組み、日本再興への思いを込めて、経営危機の電機メーカーを立て直す営業部長を演じる。

◆再興への願い

 円高、世界金融危機、中韓の追い上げ…。苦境の中、日本の巨大電機メーカーが「余命3カ月」の倒産危機に追い込まれる。そこで極秘結成された7人の「再建戦略チーム」を指揮する営業部長・矢作が、唐沢の役だ。

 その前に立ちはだかるのが、かつて矢作が仕掛けた社内改革でリストラされ、今は中国の新興メーカーで技術部門トップに立つ元同僚(高橋克実=51)。リチウム電池技術をめぐり、日中の巨大企業が激突する。

 日本人にとって会社とは何か。メイドインジャパンは生き残れるのか。戦後の日本を支えてきたものづくりの意義を見つめ直す、骨太な作品だ。

 高橋練プロデューサーは「日本を象徴する巨大電機メーカーの再建を、唐沢さんの強いまなざしに託したい」と語る。

 注目は10年ぶりとなる唐沢、井上氏の強力タッグだ。03−04年放送のフジテレビ系「白い巨塔」は、医療過誤を扱う重い内容ながら大ヒットし、最終回は視聴率32・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。

 「10年ぶりに井上先生とご一緒できることになり、非常に光栄」という唐沢は「本格的な社会派作品でありながら、個性あふれる人々の生き生きとした姿も繊細に描かれ、“固さ”だけではないエンターテインメント作品として完成されている」と井上作品への思いを明かす。「男たちが会社の再建に情熱をかける物語に、日本の再興への願いをこめて書いた」という井上氏も「この物語で唐沢さんと再会を果たせたことを、たいへんうれしく思う」と喜んだ。

 他の出演は吉岡秀隆(42)、國村隼(56)ら。9月下旬から12月下旬まで撮影を行う。

 

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