No.026
C82における事件とその対処のご報告
こんにちは、三角州です。非常に残念なことではありますが、C82に前後して発生した当サークルの中傷・妨害行為の詳細とその対処がまとまりましたのでこの場をお借りしてご報告させていただきます。
はじめに、以前より当サークルに執拗に中傷・妨害を繰り返してきた某サークルの管理人である人物ですが
後述の理由により今後は「犯人」と呼称致します。
さるコミックマーケット82の前より、一部の掲示板などで当サークルへの嫌がらせを行おうという呼びかけが行われているとの報告を受けました。
その理由として、当サークル及びその参加者がpixivにおいてイラストのリクエスト行為で問題を起こしているという理由が上げられておりました。
以前中傷・妨害行為をしていた犯人からのメールでも同様の記述がありましたが、見ての通り当サークルはそもそもpixiv上で活動していない上、参加者もリクエストを出すことも受けることもしておりません。
全くの無関係であり、他に中傷を行いたい理由を持つ人物による言いがかりでしかありません。
以前報告したように、当サークルへの中傷行為に関しては既にコミケット運営に報告しておりましたが
その予告を受け、C82当日スタッフの方にインターネット上で妨害行為の予告を受けている、もし何らかのトラブルを起こされた場合は対応をお願いし快く了承を頂きました。
結論から申し上げますと、その犯人は当サークルのブースへと現れました。
中傷行為を行なっている犯人に関しましては、当サークルで売り子をしている担当の一人が顔・声を知っており警戒をしておりましたが
それ以外の担当はあくまで伝聞による情報しか知らなかったのが実情でした。
当日お昼を過ぎた頃、犯人を知っている担当の売り子が挨拶に回るために席を外しました。
その直後犯人と思われる人物が当サークルに現れました。その担当が戻ってこないタイミングを伺い、見計らって姿を表したと思われます。
前述のとおり、問題行為を起こした場合は即座に運営に対応をお願いするという話をしておりましたが、その時は犯人は特に問題を起こすそぶりはなく
中身の確認をせずに、「新刊一つ…」と暗い感じで頒布を求めてきたということです。
その際、担当は外見や装備、様子などが一致していても会ったことがない以上本人だと確認するのが難しかったこと、他に頒布を待っている皆様がいたことや
ここであえてトラブルを起こすとスタッフや参加者など周囲への迷惑をかけてしまうことなどを鑑みて、本人の良心に任せ頒布物をお渡しし、帰って頂いたという事です。
その数分後、掲示板には当サークルの頒布物を手に入れた、帰り次第すぐにネット上にアップロードするという予告が書き込まれ
その日の夜には一部のページを除き内容をスキャンした画像がアップロードされ執拗な中傷が始まりました。
この出来事を受け、
・サークルを付近で監視しタイミングを見計らった上で姿を表し、悪意のもとに頒布物を手に入れ中傷を行うというストーカー行為
・中傷・妨害目的でインターネット上に当サークルの頒布物を違法にアップロードした行為
以上について、当サークルは正式に警視庁に被害届を提出することを決定致しました。
以前犯人とのメールの中で、「中傷・違法アップロードについてはアップローダーや掲示板に事情を説明すれば身元が明らかになる場合もある」と警告を致しました。
その警告を聞き入れて頂けなかったことは非常に残念です。
翌々日、8月14日にこれまでの事件の経緯、違法アップロードの日時・場所などの詳細、犯人がこれまで行なってきたストーカー行為とその内容を書類にまとめ
警察署へと被害届の提出に伺いました。
その結果、警視庁亀有警察署生活安全課保安部の担当刑事によりれっきとした事件性のあるものと判断を頂き、捜査をして頂けるとの返答を頂きました。
同人誌といえど、当サークルの著作物であることは事実であり著作権が発生する他、その侵害がストーカー行為という明らかな悪質行為の一環として行われた場合
事件性をはらんでいるのは当然であるという回答でした。
その後も犯人による掲示板などでの当サークルへの中傷は収まることはなく、繰り返し著作物がアップロードされた他
遂には当サークルの同人誌をばらばらに引き裂いた画像までがアップロードされました。
事実上の脅迫と受け止められかねない行為であり、同じ同人活動を行う者としてそのような行為にまで及ぶのは極めて残念であります。
当然ながら、その模様は全て担当刑事の見るところとなっておりその件も捜査資料として記録されております。
インターネット上に書き込みを行えばアクセス記録、IPなどが残りますし画像にはEXIFなど人物を特定しうる固有のログが残ります。
アップローダーに対しても担当刑事より直接IPの開示請求を行なっていただき回答も頂いたという事です。
以上の件に関してこれまで発表を控えていたのは、その多くが捜査中の案件であり警察の方から公表を控えて欲しいと依頼されていたためです。
しかし先日、担当刑事より事件の詳細がまとまり地方検察庁へと相談内容を提出するという報告を頂き、この件に関しても一定の報告を許可されたので
今回報告させて頂いた次第です。
コミケット準備会にも同様に被害届の提出、調査の詳細及び事件の収束をお伝えすると同時に、当日の現場のスタッフの方を含めご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げる旨の書面を郵送致しました。
また、担当刑事より
今後は警察の方で対処を行うので犯人の中傷に反応することは避けて頂きたい、事件を未然に防ぐという立場からも犯人と直接やりとりをすることは慎んでほしい。
既に警察には事件の詳細が伝わったため、更にトラブルが発生した場合はすみやかに対応するので今後は何事もないように活動を継続して頂きたい、との指導も頂きました。
加えてこれまでの対処の結果、現在は中傷が投稿されていたスレッドそのものも無くなったことも鑑みて
今後は警察・裁判所の方に対応と判断を委ね経緯を見守りたいと思います。
閲覧者の皆様にもこれまでご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
今後、上記の結果を受け犯人に関わる記事は一定期間が過ぎたところで公開を停止させて頂き
通常の更新および活動を続けて参りますので、今後共「状態変家」をよろしくお願いします。