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【グラニュース】


闘莉王、広島・佐藤封じ

2012年9月20日 紙面から

FW佐藤を中心とした広島のカウンター攻撃を封じると語るグランパスのDF闘莉王=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)

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 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(31)が19日、次節の広島戦(22日・瑞穂陸)に向けて、相手FW佐藤寿人(30)封じを勝利のポイントに挙げた。前節まで18得点を挙げてランキング首位を独走している佐藤を、「一発で勝負できるFW」と最大限に警戒した。

 この一戦の持つ意味を闘莉王は痛いほどわかっている。勝ち点6差で追いかける首位・広島をホームに迎えての直接対決。「ここが一番のヤマ場。せっかくいいチャンスがきたんだ。とにかく勝つしかない」。静かに必勝の言葉を口にした。

 19日の練習でストイコビッチ監督は守備の確認にも時間を割いた。広島は3−6−1システムを用いるJリーグでも数少ないチームで、堅守速攻には威力がある。「カウンターには気をつけないといけない。広島も、(2位の)仙台もそうだね」と闘莉王は言う。

 そのカウンターの仕上げ役を担うのが佐藤だ。一瞬のスキをついてフリーになり、左右両足から精度の高いシュートを放つ。闘莉王は「一発で勝負できるFW。どんな形でもシュートを打ってくる」と力を認める。佐藤とは、ピッチ外では仲が良いが、今回ばかりは仕事をさせるつもりはない。

 チームは川崎、柏、C大阪と3試合連続で完封勝利を挙げている。ケネディ、玉田ら故障者も続々と復帰し、優勝した一昨季のような強さがよみがえりつつある。闘莉王は「(メンバーが)そろえばね。今年は全然そうならなかった」と自信のコメント。闘莉王がエース封じを全うしたとき、グランパスの逆転Vがさらに現実味を帯びてくる。 (木村尚公)

 

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