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【政治】

民主代表選 若手議員企画「政策論争を」

 民主党の若手有志議員が十八日、代表選の四候補を対象にした合同演説会を国会内で開催した。自民党総裁選に埋没気味の現状を危惧して、民主党らしさをアピールする狙いだったが、野田首相は尖閣問題への対応で欠席。政策論争は深まらず、首相の党運営などへの批判が目立った。

 呼び掛け人を代表して石山敬貴衆院議員は「自民党総裁選がクローズアップされ、代表選が埋没している」と指摘。「民主党は対立を恐れ、議論を避けるきらいがあり(かえって)党内対立を深めた」と、候補者による政策論争の必要性を強調した。

 演説会は三候補が所信を述べた後、出席した約四十人の議員が質問する形式で進められた。大島九州男参院議員は「野田さんのままだと自公主導で解散に持ち込まれ、政治空白ができる」。篠原孝衆院議員は「野田さんを支持する議員が会場にいない。党内融和を考えていないのか」などと批判した。

 これに対して、赤松広隆元農相は「党内は執行部への一任主義でやってきた。形だけの会議をやるが結論ありきだ。地方の声も聞かない」。原口一博元総務相は「七十人以上が離党して除籍したのは民主党以外にない」。鹿野道彦前農相は「民主党は党内のマネジメントが欠けている」と指摘した。 (岩崎健太朗)

 

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