最終更新: 2012/09/20 12:26

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民主党代表選 野田・赤松・鹿野3氏が街頭演説 原口氏は沖縄訪問

21日に投開票を迎える民主党代表選挙は、野田首相、赤松元農水相、鹿野前農水相が19日、東京都内で街頭演説を行った。原口元総務相は沖縄県を訪問し、普天間基地を視察した。
野田首相は「財政がこれほどひどい状況になったのは、いったい誰の政権だったんでしょう。自公政権からではありませんか。原発の政策も、180度変えなければなりません。原発ゼロの社会を目指す、政府として決めました。これも、過去の原子力行政を推進した政権は誰だったんですか。領土領海をいいかげんに、無作為できた政権は、いったい誰だったんですか」などと訴えた。
街頭演説で野田首相は、尖閣諸島の国有化について、「歴代の自民党・公明党政権がやってこなかったことだ」と強調したうえで、「きょう、残念な事件がありました。神戸の中国人学校で、これは不審火でありましたが、門が焼かれました。やめましょうよ、そんなことは。われわれは品格を持って、冷静に、大局的に行動しようじゃありませんか。しかも、毅然(きぜん)として。わたしは国民の品格を信じて疑いません」などと述べた。
赤松元農相は「自民党の連中は、この消費税の分を10年間で200兆円、『国土強靱(きょうじん)化計画』なんて言って、全部そっちへ造ろう、再び日本を土建国家に戻そうなんてことを言ってます。私どもは、消費増税は必ず全て社会保障に使う」などと訴えた。
赤松氏は、社会保障と税の一体改革に関連し、自民党は消費税増税による税収を公共事業に充てる姿勢だと批判したうえで、民主党は社会保障に全額充てる方針をあらためて示した。
鹿野前農水相は「エネルギー政策、政府からも2030年代には原発稼働ゼロにしますという考え方が打ち出されました。ならば、それに向かって進んでいかなきゃならないんです。これがなんか、あいまいな形であってはならない」などと訴えた。
鹿野氏は、政府が示した2030年代に原発への依存をゼロにする方針について、経済界などからの批判があっても、原発をゼロにする施策を打たなければならないと主張し、原発政策を今後の検討課題としている自民党との違いを強調した。
一方、原口氏は、街頭演説には参加せず、沖縄県を訪れ、仲井真知事と会談した。
この中で原口氏は、沖縄へのアメリカ軍のオスプレイ配備について、安全情報の開示が不足していると指摘した。
原口氏は「オスプレイの配備を無条件に、今のような情報開示のままで強行するということについては、慎重な姿勢であるということです」などと述べた。
原口氏は、アメリカによるオスプレイの普天間基地への配備を野田政権が認めたことについて、「この判断はおかしい」と批判した。
民主党の代表選挙は、21日に投開票が行われる。
現状で、赤松氏、原口氏、鹿野氏の3候補は、国会議員票が30票前後で伸び悩む一方、野田陣営は、国会議員票の過半数をすでに固めており、再選は確実な情勢となっている。

(09/19 21:36)


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