現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 社会
  3. その他・話題
  4. 記事
2012年9月19日5時22分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

お堂も絵馬もネコ一色 「ネコ寺」、山里に人招く 山口

写真:角田宗岳住職と招きネコ。長女文乃(あやの)ちゃん(5)と長男一空(かずひろ)君(2)もお気に入りだ=山口県萩市吉部上拡大角田宗岳住職と招きネコ。長女文乃(あやの)ちゃん(5)と長男一空(かずひろ)君(2)もお気に入りだ=山口県萩市吉部上

写真:ネコ型のお堂と石造りのネコ=山口県萩市吉部上拡大ネコ型のお堂と石造りのネコ=山口県萩市吉部上

写真:ネコ絵馬=山口県萩市吉部上拡大ネコ絵馬=山口県萩市吉部上

 ネコのお堂、招きネコ、ネコの絵馬――。山口県萩市の山あいに、「ネコ寺」と呼ばれる山寺がある。ネコづくしの境内には、過疎化が進む地域の住民に親しまれ、明るい話題をもたらしたいという住職の思いがあふれている。

 萩市吉部上(きべかみ、旧むつみ村)の臨済宗雲林寺(うんりんじ)。門の下で木彫りのネコが出迎えてくれる。庭にはネコ型のお堂や石造りのネコ、本堂の正面には1.3メートルほどの招きネコも2匹いる。玄関には約500体のネコの置物。ネコの絵馬やおみくじ、お守りも作った。「ほとんど僕の趣味です」と住職の角田宗岳(すみだそうがく)さん(42)は笑う。

 ネコとの関わりは6年前、事故で亡くなった知人の形見としてネコのコレクションを受け取ったことに始まる。それ以来、知り合いや地元の住民からネコの置物や人形をもらうことが不思議と増えた。調べてみると、本寺にあたる天樹院(萩市)にネコにまつわる伝説があり、縁が深いことが分かった。「萩藩開祖の毛利輝元が死去した際、家臣の長井元房が殉死した。その際、長井の飼っていたネコが、天樹院にある長井の墓を離れず、四十九日目に自ら舌をかみ切って後を追った」と伝わる。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら

PR情報
検索フォーム

おすすめ

ニッポン全国のいいネコを探す旅は、ふんわり、ほっこり、きょうも続きます。「岩合光昭のスーパーネコ写真術」も収録。

NHKBSハイビジョンにて放映された「世界の鉄道グラフィティ」を収録したDVD。アジア、ヨーロッパを疾走する列車や乗客たちの人間模様を収録した鉄道紀行。

記録に映し出された東京本店の理不尽な要求。混乱する事故直後の数日間を徹底検証。

シチュエーションにマッチする、スタイリッシュな一眼レフ用カメラバッグを選ぼう!

軽量・コンパクト!持ち運びにも便利な最大7倍の電子ルーペ

牛乳パック切りにペットボトルのフィルムはがし…分別のための10通りの機能を備えた万能型はさみ サンスター「万能分別はさみ」


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

朝日新聞社会部 公式ツイッター