[394] 1月28日 2004年01月29日 (木)

現在アマゾンの奥地である。

昨日はワニと格闘する羽目になって大変だった。
今日は今日で10mほどのアナコンダに襲われた。
ボートから川にあやうく落ちそうになったが、
落ちてしまったらピラニアの餌食である。
やっとの思いでなんとか岸にたどりついたら、
そこには俺の持つ幻のルビーを狙った強盗団が待ち構えていた。

あやうし織田!
この絶体絶命のピンチから無事脱出できるのか?
そして幻のルビーに隠された秘密とは?
‘アマゾンのクレオパトラ’その暗号の意味とは?
待て次号!!


なんて感じの荒唐無稽な少年冒険小説なんてもんは
最近見なくなりましたなあ。
世知辛いご時世でございます。
昔の小林旭や宍戸錠が出てくる映画とかも、
平気でピストルは持ってるわ馬に乗ってるわギターは担いでるわ
いつのどこの国だよおい、つう感じの徹底したリアリズムの無さが
今観ると痛快だったりしますな。

こういった冒険小説がかつて少年雑誌にはつきものだったんですわ。
必ずこれまた絶妙なリアリズム溢れるリアリティのない挿絵が付いてて。

そんな事はいいんですが。

というわけであたしゃアマゾンにいます。
嘘です。
現在は沖縄です。
その前は青森にいました。
竜飛岬、行ってきました。
津軽海峡冬景色です。
そして、みちのくひとり旅です。
でもってなぜかいきなり沖縄。
まあそこには諸事情、あったんですが。

おきなわひとり旅。
演歌にはならんですね。
陽気なメロが浮かんできますね。
しかもウラで‘っさっさっさっさ’、なんて
女性掛け声入り。
日本は広いです。マジで。

それにしてもすっかり沖縄に住みつきたくなっています。
この前もどこか行った時そんな事言ってたな。
行く、では飽き足らず住んで生活がしてみたいと思うんですわ。

今回は結構マジです。
そんなわけで。

織田は本当に東京を離れてしまうのか?
はたして音楽活動はどうする気なのか?
そして家族は?
はたまた会社は?
待て次号!!


[393] 1月14日 2004年01月15日 (木)

そんなわけで。
旅に出たいと思います。
でもって、本格的に旅に出る前にプチ旅、行ってきました。
いいですな雪国。
数点、写真アップしときましょう。
新潟の奥の方です。

※携帯電話からでは画像が表示されない場合があります。ご了承下さい。


東京を離れるだけでいきなり元気になってましたです。
しかもずっと独りでいるとどんどん元気になります。
でもって帰って来て、東京駅に着いた途端に
プシュ−っとなんだか元気がなくなったワタシです。

そんな事じゃ困るってえの。
東京で、しかも人といる時に元気出ねーでどうすんだって。

というわけで、今日はFMP、音楽制作者連盟っつうところの
パーティーなんぞに出席してみました。
もともと独りでいると元気になるとか言ってるような俺なので
業界人の集まるパーティーなんてもってのほかでして。
当然今回が初参加だったのですが。

色々と楽しかったですよ。
各レコード会社のお偉方やらその他音楽関係の
様々な方々が1000人位は集まっていたんじゃないでしょうか。
10年ぶりの人、20年ぶりの人なんかといっぱい会えたっす。
ワタシがデビューした時の、WHYのメンバーだった長戸秀介にも
15年ぶりで会ったし。

なかなかみんな元気にがんばっているんだなあ、と。
ワタシもいよいよ天中殺も明けた事だし、
しっかりせんとなあ。

と言いつつ、まずは行ってきますんで。
みなさん後はよろしく。
5年以内には帰ってくるつもりです。


[392] 1月8日 2004年01月09日 (金)

ええと。
やっと終了です。
ここんとこずっとやっていたのは
2月4日リリースの上戸彩くんの新曲です。

M−1「愛のために。」
M−2「アリガト」
というワタシの2曲あんど前のシングル曲の
リミックスとなっております。
ほんま良い感じでっせ。
M−1は基本スカで、M−2がジャージーかつアダルトな曲っす。
これがまあすごく彼女の声にあってます。

いい声してますよ彼女。
基本的にここを読んでいる方々はかなり
アダルトな皆様かと思われますが、
そんなあなたにもM−2はお薦めです。
アタシのbossa入ったギターに四家君のチェロがからんで、
上戸くんが暖かい、良いウタ歌ってます。

そんなわけで今回のオダテツ辞典、きっとあたしゃ
疲れ切った顔しているかもしれません。
そういえば重大発表ってああた。
そんなに大袈裟な事じゃないっす。
ちょっとほら。まあその。
いやいや。う〜む。


[391] 1月4日 2004年01月05日 (月)

あけましたな今年もまた。
今年もよろしく。
今年こそはよろしく。
一段とよろしくったらよろしく。

年越しライブは非常に楽しませていただいた。
なんせゲストっつう気楽な立場だし。
しかも若輩者だし。
たまには立ってレスポール弾くのもいいものだ。
つうかほんまに素晴らしいバンドの面々であった。
ミッキーさんのキーボード、初めて一緒に
やらしていただいたが素晴らしいの一言である。
ぜひまた御一緒させていただきたいものだ。

あのあと新年早々すっかりあたしゃ大馬鹿者の酔い落しであった。
ノブさんをはじめつきあわされる羽目になった皆様、本当にすみませんでした。
ただひたすらに平身低頭です。

さて。
幸先は良いんだか悪いんだか判らない正月に
なっちまったオイラですが、今年こそはいよいよです。
いよいよと言ったらいよいよです。
天中殺も明けるし。

というワケでいよいよ今年もよろしくです。


[390] 12月30日 2003年12月31日 (水)

ほぼあけましておめでとう。
と言っても過言ではない。
まわりでは老若男女問わず今年は早かったと
言っているようだが。
どこかにいるのかいえいえ今年は長かったっつう奴。
だから絶対本当に時間が年々短くなってんだって。
確かアインシュタインも言ってた気がする。
言ってないか。
いやあ今年は5ヶ月くらいしかなかったな。
おかげでアルバムが出来んかったぜ。
どうしてくれる。
いやほんとすんません。

てなわけであたしゃれっきとした師走らしい
師走だったでおわす。
ばたばたしっぱなしで明日はカウントダウン。
しかしもう2004年てか。
ついこないだ恐怖の大王とかまだ言ってた気がするんだが。
どこへ行った恐怖の大王。
最近とんと聞きませんなノストラダムスの話題。
まったく人騒がせな野郎だぜ五島勉。
なんかあってから
“本当は1999はこう解釈したら今年の事だった!
やはりノストラダムスは正しかった”
とか言い出しても俺は認めねーぜ。
『ム−』とか買っちまいそうだが。


そんじゃ皆さん酔い落としを。
違うな。
良いお年を。


[389] 12月25日 2003年12月26日 (金)

クリスマスでおマス。
どうも頭の中がmerryな感じから程遠い今日この頃のあたしです。
脳内では始終ディミニッシュなコードが鳴っています。
微妙にチューニングもあっていないようです。
しかも弦が古くて倍音が変です。

などと言っている間に本気で今年も終わっちまいます。
31日のライブのリハが先日あったんですが、
これは非常に楽しいものになりそうです。
なんせこの俺ときたら立ってエレキギター弾くなんて
まあ何時以来やらといった状態でして。
いつもアコギかかえてるかピアノかかえてるかでしょ。
ピアノはかかえてないって。
ハンドマイクで歌うたう俺なんて皆様最近とんと
御無沙汰じゃねーですか。
31日、楽しみにしててな。

でもって今回のライブではあたしゃ若僧でございます。
ほんと素敵な諸先輩方に囲まれた若僧の姿、見に来てやってつかあさい。


しっかししつこい風邪じゃのう。
まだきちんと咳が抜けません。
結構同じような症状の方々多いようで。

あんまりしつこいんで、ちと心配になって病院に一応行ってみたんだわ。
その医者曰く「たぶん」結核ではないそうだ。
その「たぶん」てなんなのさあ。
結核じゃない「と思いますよ。」とか。
頼むからもうちょっと言い切ってくれ。

俺のまわり医者の友人沢山いるんだが、
彼等言うには正直なところ良く解らない事がいっぱいあったり、
ちょっとしたヘマしょっちゅうやっていたりするもんらしい。
でもそうは言えないし、と。

確かに厳密には「絶対」なんてなかったりするかもしれないが、
言い切って欲しいぞ。すごく。


[388] 12月17日 2003年12月18日 (木)

書きたい事はいろいろあれど如何せんマジ時間ないっす。
つーかホント昔に比べて休養の必要な心身になったもんだ。
かつては数日なら寝られなくてもそれならそれで
気合いを入れればなんとかなったものでした。
今では少し無理をするときちんと馬鹿になります。
あからさまに処理能力が落ちます。
それどころかたまに脳内に爆弾が出ます。

ま、それはそれ。
まあ所詮こんなもん短いウツツの乗り物ですから。
マイ心身というこの愛車を慈しみつつ
折り合いつけながらやっていくしかないっす。


フセインさん発見されましたなあ。
しかしそれで事態が好転するなんて程
物事単純ではないでしょう。

一番の問題は、小泉さんはテロに屈しないとかなんとか
言ってますが、少し角度を変えて見れば
イラクのある人々にとっては米軍の攻撃こそがテロであり
自国に対する侵略であるわけで、
それに抵抗する事はテロや侵略に対する正義の行動なわけです。

真実なんて角度を変えれば幾通りでもあります。

今どきブッシュさんの言うように
純粋にイラクの人々のために米軍が戦っていたなんて
真に受けるナイーブな人々はそう多くはないでしょう。

言うのもばかばかしくてきっと読んでいる方々も
解り切っている事とは思いますが
本気で独裁政権から民衆を守らねばなんつう義憤にかられて
行動するならもっと行くべき国はあるでしょう。

石油が出る国だからですよね。
そしてビンラディンとフセインは仲悪かったらしいけど
9.11のテロで振り上げた拳をとりあえずイスラム圏に
下ろしたかった次第ですよね。

大量破壊兵器なんて全く発見されていないわけで、
米国の論理ははなから完全に破綻しています。
米国もそんな事分かっていても圧倒的な国力で
押し通そうとしているわけです。

あたしゃ前も書きましたが、自衛隊が存在する時点で
憲法の解釈をこねくりまわしたりしていないで
きちんと憲法を改正すべきだ、という風に思っとります。
その中できちんと自衛隊の出来る事出来ない事を
明記し、ある意味逆にきちんと制限もするべきだ、と思います。
だってどうとでも解釈できるなんてのが
本当は一番危険なんじゃないですか。

でもって結局憲法も改正するでもなく、まさしく
なし崩しといった感じでついに自衛隊がイラクに
派遣される事が決定してしまいました。

何度も言いますが、この前の選挙で与党に入れた方々
及び棄権した方々は結果的にこのなし崩しの自衛隊派遣を
承認したわけですなあ。
そんなつもりじゃなかったと言ったところで、
あなたの入れた、あるいは捨てた一票は今回の自衛隊派遣に
加担しているわけです。


今後劣化ウラン弾の放射能は長く
イラク国民を苦しめる事になります。
米軍は湾岸戦争での使用をなんら反省する事なく
バッカバカ使ってます。
世界で唯一の原爆被爆国がそれに平気で加担したっつう事です。

どの角度からの真実が正しい、という事はないのです。
そしてある角度からみれば我々は侵略者一味である、という事なのです。


[387] 12月9日 2003年12月10日 (水)

かっこええなあDistillers。
たまりませんですわ。
まあオーソドックスなパンクとも言えるのでしょうが
ある意味何よりもパンクとして大切なのはカッコイイかどうか、なわけです。
これはかっこいいです。
旦那のやってるRancidよか単純にかっこいいんでないでしょうか。
はっきり言ってパンクを理屈でどうこう言おうなんてのは
ピストルズだクラッシュだの末路を見ている世代としては
そんな気もなくなりますわ。
だからといって瞬間風速でなんぼ、という価値観自体に
意味がないとは思いません。
というかロックというもの自体の価値観として俺は圧倒的に
瞬間風速でなんぼだからこその切なさ、美しさを
認めてしまうわけです。

御存じな方は御存じと思いますが、NANAっつう漫画があるんです。
主人公のNANAはやはりDistillersのブロディしか
ないんじゃないでしょうか。
どっちも知っている人がここを読んでいる人でどれだけいるか知らんけど
両方知っている人はきっと賛成してくれると思うのですが。
でもレンがTimかよ。
なんつう多分誰もわからんツッコミを入れつつ、な次第です。


まあしかし俺の世代なんてのはある意味初めて、
あこがれのロックスターがじいさんになっていく過程を見ている
世代なわけですよ。
俺より15歳から20歳位上の人達は前例のないところを
ワケわからず開拓していったわけです。
俺らの世代はうわおう!つうくらいにカッコ良かったはずの人々が
なんとなくそんなはずじゃなかったところへ行っちまったり、
へ〜そんなもんなんですかやっぱ、みたいに醒めちまわざるをえない
ところを見せつけられちまったりしたわけですよこれが。

現在30代位の人々にとっては、ロックなんてもんが
エンターテイメント業として成功するための一つのパターンとして
普通に思えたりするんではないでしょうか。
俺あたりから上の人々には、ロックっつうもんはかなり大きな、
随分はた迷惑な幻想とともにあったのです。
とはいえ、ウッドストックだのなんだの、あるいはビートルズにしても
俺にとっては所詮小学生の頃の出来事であって、
思いきり真に受けた世代ではありません。
しかしそんな時代の空気を、かっこいいお兄ちゃん達の
なんかかっこいい感じ、としてきっちり吸い込んだ
世代ではないかと思います。
んでもって俺らよりちょい下あたりがパンクを
真に受けちまった感じでしょう。
一時期、パンクファッションなんて観光客相手のロンドン名物としてしか
存在価値なくなってました。
でも最近かっこいいパンク、結構多いですな。
まあオルタネイティブとかミクスチャーとか、様々な新たに呼び名の出来た
ジャンルと入り乱れながら、進化形を生み出しているわけです。


だからなんなんだ。おい。


うだうだ書き出すとキリがないな。
やめやめ。


でもって今度ミック・ジャガーがナイトの称号を与えられるそうで。
まあミックは時代とルックスが違えば平気でフランク・シナトラにでも
なったであろう男なわけで。
そんなエンターテイナーとしてのプロフェッショナルなミックが
いたからこそのストーンズだったわけで。
分かってます。
分かっておりますとも。
でもそれに本気で怒っちまうキースや
冷静に皮肉るチャ−リーがやっぱり好きですわ。


[386] 12月7日 2003年12月08日 (月)

いよいよもって暮れも押し詰まってきている筈ですが
なんだか今イチ先生方も走り回っていない感じです。
師走と言うより師歩、くらいか。
かなり暖かいっすよね12月にしては。
実際スキー場がかなり父さん、いや倒産しているようで。
身を切る風とともにせわしない感じが微妙に切ない
そんな師走は今いずこ。
いや今いずこ、といわれても。

てなわけで、なんとなく街も通常営業な気分です。
多分今年は年末だからってんで飲み歩く人々の数も
かなり減少している気がします。
日本中なーんかショボクレ感は拭えない年末ですな。


んで、あたしゃ現在某女性歌手の曲を制作中です。
なかなかにイカしてます。

今回のこの曲はスカのテイストの濃いアレンジなんですが、
スカ風味の曲で日本で始めてちゃんと売れたのはアタシの作った
「走れ正直者」ではないか、と実のところ思っとります。
例のポンポコリンのあとで使われた、ちびまるこちゃんの曲です。
西城秀樹さんの歌唱、さくらももこさんの歌詞などが
あまりにも強烈な印象があるためにメロディやアレンジなんぞ
あまり耳に届いていないかもしれませんが。
結構、裏でウッチャウッチャ入れるギターのカッティング、
好きなんですよ。昔から。
レゲだのスカだの、裏アクセントな曲は売れないというのが
ずっと日本の音楽業界の定説でしたが、時代は変わりましたなあ。
今やすっかりレゲもスカも市民権を得ました。

ってなわけでハードコアスカパンク風味のアレンジで
現在制作中の楽曲は仕上がりつつあります。
乞う御期待。


[385] 11月28日 2003年11月29日 (土)

オレオレ詐欺ってのは一段と増えてるらしいですな。
どうも俺の中では一瞬オレオレ鷺、に変換されてしまうんですが。
南米から輸入した鷺、みたいな。
原色系の鷺。

これに関して目からウロコな感覚を与えてくれたのが
確かスピリッツ連載中の漫画に出てきたオレオレ奉仕だかなんだかで、
要するに老人を狙って電話して、
「あーオレオレ。・・・ばあちゃん元気?長生きしてくれよな。」
つって切っちまう。
これ、なかなか斬新でしょ。
いわば無差別福祉精神。
こんな事がはやって御老人方が困惑してる、なんて世の中だといいよなあ。

しかしちょっと考えてみたんだが、アタシアタシ詐欺なんてやられたら
結構恐い気がする。

「アタシだけど。これくらいしてくれても当然でしょ。」
「ちょっと待て。お前誰。」
「もうアタシの事も判らないって言うわけね!
そんな人よね。言っとくけど絶対にあなたを破滅させてやるから!」
「いいいいやホントにあああああああのええええと」
「自分の胸に聞きゃすぐわかるでしょっての」
「ええええええとだからあのうえええと」
「あと三日だけ待つわ。口座番号は〜〜だから。」
「そんなそんな」

ああコワ。
いや、あたしゃ身に覚えないっすから
振り込んだりしないですけどね。
そりゃもう。えええと。いやあ。むうう。


[384] 11月22日 2003年11月23日 (日)

マイケル・ジャクソン逮捕ですか。
あまりにも痛い。
警察の公表した彼の写真、はっきり言ってもう
正常な人間の顔ではない。
富や名声、そしてなにより彼がアーティストとして
世界中の人々をハッピーにし、世界中の人々にあれほど
愛されたという事実も、何一つ彼を本当に楽にはしてあげられなかったようだ。
それどころか、それらを失うかもしれないという恐怖がいつも
彼の背中には張り付いていた事だろう。

正直な話、性欲のカタチ、愛情のカタチは
人それぞれである。
であるからしてそんなもん、大人であれば
当人同志オッケーならそれはそれ、なのだ。
しかし、子供は対象にしたらアカン。
それは当人の判断でオッケー、もへったくれもない。

裁判では今後無罪になるやもしれぬ。
アメリカの裁判ってのは弁護士次第な部分があるからなあ。
O.J.シンプソンの例もあるし。
しかしマイケルの昔の事件だって、何もないなら何十億ドルだかの
和解金なんて払わないだろ。
と、そりゃみんな思ってるわな。

それにしても、彼のネバーランド、東京ディズニーランドの24倍とか。
すんごい。


人間、その時の自分が許せない、という思いが
何かを成し遂げる最大の原動力になる事は確かだ。
もっと違う、今の自分より素晴らしい誰かであるために
努力をし、いろいろなものを手に入れてゆく。
でもそのなかで、自分のありのままを許せるように成長するという事こそ
生きていく中で最も大切な事なんじゃないか。

だってどこまでいったって自分なんだもんさ。
別の誰かになれるワケじゃない。
たとえばそれが富や名声を持った自分だからイケてる、ってな話じゃ
それを失う恐怖にいつも苛まれる事だろう。
こんなに美しいワタシ、なんて話じゃ歳を重ねるという事が
常に恐怖だろうし。

マイケルほど自分以外の誰かになろうとし続けた人間を俺は知らない。
顔のあらゆる部分を変え、肌の色を変え、髪を真直ぐにし、
ぶっちゃけあんなに魅力的だったジャクソン5の頃の彼の笑顔が
すっかり台無しである。

しかし彼の、そのままの自分では価値がないという思いが
アーティストとしての彼を輝き続けさせた原動力であった事も確かだろう。

ふう。
業、としか言い様がない。
切ないなあ。


[383] 11月18日 2003年11月19日 (水)

油断したな。
やられたぜ。
久しぶりにやってくれたねマック君。

かなりの量を書いてからあっさり突然
消してくれやがりました。
最近あんまりそういう事なかったもんで
油断してましたわ。
あははは。
今度やりやがったら俺の人生から
絶対に抹殺してやる。
お前だよ。
このマック野郎。

さて。
気を取り直して、と。

今思い出してもホンマに楽しいツアーでした。
もう何も思い残す事はありません。
嘘です。
思い残しまくりです。
そろそろとっととアルバム作れっての。
という皆様のツッコミ念が山のように届きました。
まったくその通りです。

その前に諸々しなければならない事があったりもしまして。
これはこれで楽しみにしていてつかあさい。
つかあさいってえのは何弁なんすか。


ところでこの前のオダテツ辞典。
「え」の週だったんだわな。
でもって俺が「エロティシズム」、コジカナが「縁」という言葉を
それぞれ選んだわけです。
最近、モノ作るにはなんつっても色気が必要だと
つくづく感じる今日この頃だったもんであたしゃエロ、にしたんだが
実際人生、縁ってえのは最重要事項っつうか、ほとんどの物事は
そこんとこの設定次第ですわなあ。
んでもってこれがまた。
漫画でもそんなバカな、なんて言われそうな話ってのはあるもんです。

この前の番組でした話をもう一度しませう。

スタジオのエンジニアで通称“バブ−”と呼ばれている男がいるんですわ。
最近全く別ルートで知り合ったある人が、これがバブ−君と
アメリカのシアトルで二人一緒に住んでいた片割れだったんですよ。
でもってこのバブ−君。
ムト−の岐阜の高校の後輩だったんですね。
あとで発覚したんですが。

ほおら。
こんな設定で小説書いた日にゃあああた。
評論家からブーイングの嵐ですぜ。
御都合主義のきわみとか言われて。

まあしかしイッパイありますよこういった話。
前も書いたけど現在すぐ近所に住んでるギター弾きの小倉君は俺の
高松幼稚園の後輩だし。こりゃ当然高松にあります。
そのオグちゃんが一緒に“山弦”というユニットを組んでる佐橋君は
俺の目黒一中の後輩だし。これって東京の中学ですぜ。

まあ大体、俺がたまたま転校した先の高校にいたのが北島健二だったわけで。
たまたま大学のサークルの同級生だったのが古村なわけで。
えとせとらえとせとら。
いつもいつもまわりに“たまたま”良いミュージシャン達がいるんですなこれが。

ホントいろんな有り難い“縁”で人生楽しく送らせてもらっとりますたい。
考えていると声を大にして言いたくなるよ。
『ありがとう』
いやほんま。
ありがとな。みんな。
楽しい人生だったよ。

だから終わるなって人生。
とっととアルバム作れ。


[382] 11月12日 2003年11月13日 (木)

というわけでツアー終了。
参加してくれた皆さん、本当にありがとう。
反省は常にあれど、どれも良いライブだったと自画自賛してしまおう。
これもすべてひとえに皆様のおかげでございます。

選挙も終わりましたなあ。
微妙な結果で。

自民党の方々は
「これで自衛隊のイラク派遣は国民の支持を得た」
とすでに話しておられるがどうなの。
本当にそのつもりでみんな自民党に入れたのか。
入れた方々に聞いてみたいが。
実際派遣される事になるだろうな。このままじゃ。
ますます治安が悪くなっていくであろうイラクに。
そしていつか自衛隊員のなかに確実に死人が出るだろう。
その時になってやっとわあわあ言うのか。

死ぬかもしれない任務に人を送り込む事に対し
あんなにも無責任な発言をする首相ってのはどうなの。

そこには納得させられるだけの“義”もなければ
“理”もないんでねーの。

お金だってこのままじゃダダ漏れってな感じに
注ぎ込まされる事になるぜ。
アタシ達の税金を。
ちっとも裕福でなくなったこの国のみんなの税金を。

憂鬱じゃのう。


ところでミルコが負けたのは少しビックリしたなあ。
やるなノゲイラ。
そして曙K-1ですか。
相手はボブ・サップなんすか。
うーむ。微妙。


[381] 11月5日 2003年11月06日 (木)

気の早いお宅ではすでにクリスマスツリーが
飾ってあったりする今日この頃です。
すでに年末と言っても過言ではありません。過言だろ。
微妙。
というわけで暮れも押し詰まって参りましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
なんせ最近の時間の過ぎ方だとあと一週間もすれば
大晦日を迎える事になりそうなんで。

あたしゃ本日不在者投票してまいりましたぜ。
結構混雑してました。
若い方々もおりましたし。
よかよか。
みんなきちんと投票行きましょうね。

しかし。
公務員の給与は下がらない。
国会議員の給与も下がらない。
国会議員の人数を減そうってな話もない。
でもって痛みにお前らは耐えろ、と。
よくみんな怒らないなあ。
日本人ってすごい。

いよいよ藤井前道路公団総裁が解任無効請求訴訟を起こすそうですな。
漢字多いっての。
これはどうも訴えられた石原大臣、分が悪いのではないか。
つうかさまざまな政治家達の言う事を聞きながらやってきて、
藤井さん本人的には逆に
「俺は改革しようとしたのに邪魔していたのはお前らだろう」
くらい思っているだろう。
それが正しいかどうかはともかく。

ここは一発藤井さん、私憤でも後輩達の為、でもなく
日本の為に今までのウミをすべて出すべく
なにもかもありのままにぶちまけてくれないものだろうか。
そんなもん守秘義務もへったくれもあるかい。
確かにすでに身の危険は感じているだろう。
そんな事になったらいよいよヤバいかもしれない。

しかしどうせ彼が「命に変えても」と
本気で思ってくれるのならば
単に自分の名誉や後輩の為などではなく
これからの日本の為、に戦って欲しいと本気で思う。

官僚とは。
議員とは。
利権とは。

自分も後輩も、恩人もすべて捨てて日本の為に
ぶちまけてくれないものだろうか。


まあどんな業界だろうが長い付き合いになれば
恩だの貸し借りだの、ありたいていに言えば癒着と呼ばれる
状態が生じやすいもんでしょう。
別の言い方をすれば、日本人は恩を大事にするといった面もあるでしょうし、
年長者をたてる、といった面もあったりするでしょう。

だからこそ一つの政党がずっと権力の座についている限り
どうしたって健全ではなくならざるをえないと思うのですが。

ある意味自民党内でも派閥間での政権交代はあったと
言えるかもしれないし。
あるいは今回の民主党なんて本来自由党と民主党がくっつきゃ自由民主党だろう、
ってなツッコミを入れたくなるようなその名が表すとおり、
本質的には大差ない政党だと言われてもしかたない面はあるわけで。
要するに両方とも政策的にはごった煮集団ですから。

そうは言ってもなにしろ一旦自民党が野党にならないと
本当の意味での政界再編は起きないと思うのですが。


なにしろ皆さん、選挙は行こうぜ。


[380] 11月1日 2003年11月02日 (日)

唇の腫れは大体1日でいつも治まる。
しかし微妙に体調が今イチな日々だな。
温泉にゆっくり休養に行ってくるわ。
あとはよろしく。

とも言っていられない日々である。
やらにゃいかん事いろいろあるし。

オダテツ辞典はいかがですかな。
俺は楽しくやっております。
今回はアタシのスタジオからお送りいたしました。
番組中でも言いましたが、これで俺のイメージがぶち壊しになると
面白いですなあ。
かなりこのダイアリーで壊れた部分もあるようですが。
コジカナはなかなか予期せぬボケをかましてくれるので
楽しいですぜ。
あたしゃ本来ツッコミ役なもんで、
彼女がこれからどんどんボケをかましてくれると
おもろい事になっていきまっせ。
つーか次回はどうなるんでしょう。
俺は宮崎におりますもんで。
楽しみだなあ。

現状ではオダテツ辞典、あまりしっかりは
見れない方々が多いようだな。
しかしあと2年もすればネット番組ももっと普通に
見れるようになる事だろう。

ただでさえケーブルだの衛星だの、普通のTVのチャンネルだって
いまや多過ぎる位だってのに、その上
インディーなネット番組花盛りってな事になったら
一体みんなどうすりゃいいの。

人間誰だって1日24時間しかないのは変わってないからね。
楽しみ方はTVゲームだのネットだのその他いろいろ
増える一方ですけど。

AM,FM問わずラジオ人口もかなり減ったと聞く。
TVだって昔に比べると高い視聴率を取るのは容易でない。
音楽鑑賞なんつって単にじっくりと音楽を聴こうなんて事は
なかなかみんなしなくなった。

さあエンターテイメント業界は今後どうなっていくのでしょう。
10年後が楽しみです。


[379] 10月27日 2003年10月28日 (火)

そうですか。
ダイエー優勝ですか。
やはりわからんもんじゃのう流れなんてもんは。
こんな事なら
「3勝3敗でいよいよ流れは解らなくなりました。
次に1勝した方が優勝する可能性が高いですね」
とでも言っておくんだった。
それにしても最後まで見事な内弁慶シリーズだったな。


ところで昔ここで書いた事があるだろうか。
俺は前から妙な持病があって、体調が悪い時に唇が腫れ上がるのだ。
医者に行っても多分何かのアレルギーだけど
よく判らんと言われた。
腫れる前には痒痛い感じがしてくる。
見事に両方、上も下も腫れた時の顔たるやもう
とんでもなく必ず笑いをとれる必殺ギャグである。
いやホント、AXのライブの時に腫れなくて良かった。

今日になって久しぶりに朝から下唇が腫れた。
特に右側の腫れがひどい。
パッと見では何かがよっぽど不満らしい顔である。
漫画のようにデフォルメされたふてくされ方だ。

これは大体風邪の症状の時に出る事が多いのだが、
思えばそういう時は大量にニンニク食っていたりビタミンC取っていたりもする。
だからニンニクのアレルギーだったりビタミンCの摂取し過ぎだったりする
可能性も捨てきれない。
誰かちゃんと納得のいく解答をおくれでないかい。


ところで花田少年史という漫画を御存じか。
是非一読をお薦めしますぜ。


[378] 10月26日 2003年10月27日 (月)

渋谷に来てくれた方々、どうもありがとう。
楽しんでいただけた事を祈ります。

直前までふらふらしていて一時はどうなることかと思ったぞ。
実際声なんて全然使い物にならん状態だった。
奇跡が起きねーかなあなんて言っていたんだが
皆様の気をいただいて本当に奇跡が起こったようだ。
感謝。

ライブ前日から始まったネット生番組、なかなか
これから面白くなりそうだ。
なんせリアルタイムで反応があるのが楽しい。
みんなどんどんメールおくれ。
ただまあパソコンの環境がある程度良くないと
どうしてもあまりちゃんと見れないケースもまだ多々あるようだ。
きっとあと1、2年もすると世の中随分変わっていると思うけど。
果たしてそんな時までやり続けているのか生番組。
うーむ。
さっぱり見当がつかん。
来月終わってるかもしれん。
四家卯大のチェロ講座とかになっているかもしれん。
まあ1日何万通もメールが来るようにでもなったら
やめるにやめられんわな。
みんなでちゃんと見てちゃんと反応しろって事でよろしく。
いきなり人生相談受け付ける事にしたし。
あははは。
俺は今までどうもカメラの前で喋るってのがすごく苦手だったんだが
これで少しづつ慣れそうだ。
つーかいきなりいい加減にやってるよなあ。
きっともっともっといい加減になっていってどんどん
楽しい話が聞けるようになると思うよ。
楽しみにしててや。


しかし松井は4番にしたらアカンっての。
巨人の時も4番できっちり打てるまで随分時間かかったもんなあ。
ノセられたらどこまでも昇っていくといったお調子モノではないんですよ。
でも数年後にはヤンキーズの4番にきちんと座る事になると俺は思う。
王道を今後もマイペースで歩み続けていくでしょう。

さあてどうなるんだろ日本シリーズ。
しかし解説者の人達ってさ、
ダイエーが1勝したら
「ダイエーが有利になりましたねえ」
阪神が連勝して2勝2敗になると
「まだ流れはどちらとも言えません。次に1勝した方に流れは傾きますね」
阪神が3勝すると
「これで俄然阪神に流れは傾きましたね」

おい。
誰でも言えるぞそんな事。
だいたい“流れ”とか言ってそれ
流れでもなんでもねーだろ。
ただの結果論だろうっての。

しかし見事に両チームとも内弁慶だな。
つーかホント、観客の念みたいなパワーってすごいんだと思う。
そりゃ俺の風邪も治っちまうってもんだ。

ま、しかし俺は思うに今年の“流れ”としては
最終戦で阪神勝つでしょうな。
それが今年の、星野さんの作り上げた“流れ”だと思うんだが。
さーどうなんだ。


[377] 10月23日 2003年10月24日 (金)

阪神盛り上がるなあ。
2試合連続サヨナラですか。
全然観れてないけど好ゲームが続いているようでなによりですわ。

んでもって川相中日入りか。
ぜひがんばってもうひと花咲かせておくれ。
かなりもう古い話になったけど、原さんも巨人飛び出てくれたら
もっと株も上がったのに。
あんなのいさぎよくもなんともないじゃん。
読売内の人事異動とか言われて。
飛び出してバーンと見返したらんかい。

などと人に好き勝手言われる商売なのである。
野球選手は。
野球選手だけではない。
スポーツ選手、音楽家、みんなそうである。
それはイコール夢を売る商売、という事なのだ。

しかし所詮スポーツだろうが音楽だろうが、
資本主義のシステムの中では、利益が出て初めて成り立つのである。
最終的には企業の論理が優先される。
それはいかんともしがたい事実だ。
そこんところを理解できない自称アーティストが
自分のアートを理解してくれない大衆を悪く言ったりするのはなかなか痛い。

しかししかし。
人々のエンターテイメントとして、人に夢を与える事が出来るのは
あくまで素晴らしいスポーツ選手の技であったり、
歌手の歌声であったりするわけである。
その裏側の金銭の流れが、ではない。当然だ。
だからこそ裏側でスポーツ界、音楽界等を支える人間は
それらのスペシャリストに対して敬意をはらう、あるいは
最低でも大衆向けには敬意をはらう姿勢を見せる事が必要なのだ。

レコード会社の社長だろうが球団のオーナーだろうが、
そのスペシャリスト達をあたかも使い捨てるイメージを持たれたら
それは結果的に自分の首を絞めている事になる。
実はかなり使い捨てが出来たとしても、
実は企業としては利益が最優先であったとしても、である。

スポーツをはじめエンターテイメント業界の最大の売り物は
幻想としてのドラマ、なのだ。
エンターテイメント業界を支えてくれるお客さん達は、
華やかなステージや格闘技のリング、野球場などに
異能の人々の、自分らの持ち得ない自由さをひと時楽しむ為に来てくれるのだ。

企業内の人事異動などという、幻想をショボくれさせる発言だけは
最悪の禁句だっての。

しかも。
例のオーナーの発言は企業としての論理ですらない。
どうやら単純に本気で自分の球団が負ける事が悔しいんだろう。
企業家としてはまったくダメオーナーである。

企業としては人気球団である事を最優先すれば良い。
しかしそれに必要なのは強さだけではない。
何度も言うがもっとも必要なのは幻想としてのドラマ、なのである。
負け方しだいではもっと大きなドラマが描けたりもするのだ。


ホントそこらへん星野監督はよく解ってますな。
素晴らしい演出能力だと思いますよ。

小泉首相もそういえば自己演出能力は素晴らしいものがあるな。
大衆の感覚をよおく解ってらっしゃる。
大衆にとって討論の細部なんかより、見出しになる一言や
ちょっとした瞬間の表情しか印象に残らないという事を
小泉さんは本能で理解しているようだな。
それに比べて菅さんはイマいちあきまへん。
どんだけ正しい事言うたってそんな顔してそんな言い方したら
女性陣に悪印象持たれまっせ、みたいな風に思った瞬間が結構あった。
うーむ。
小泉さんみたいなタイプがトップにいて、菅さん小沢さんの二人が
実務を担当するとすごく良いと思うんだが。
そうもいかねーやな。
がんばっておくれよ菅さん小沢さん。
演出家やとったらどうですか。

だらだら書いてるな今日は。
こんなに長いとケータイでよむのしんどいな。
ああ。そういえば。
そういうわけでケータイ版ホームページ始まりました。
御存じかと思いますが。
是非皆様お誘い合わせの上遊びにいらしてつかあさい。
ケータイは大概持ってるもんね。

そしてそして。
明日からなんと生ネット番組始まりまっせ。
毎週ナマ。
無謀ですな。無謀です。
まあ気楽にやるんで。
俺毎週いるとは限らないです。
ムト−が鼻歌を30分歌うだけの週もあるかもしれません。
飲んでるシーンを飲み屋から生中継しているだけの週もあるかもしれません。

いいの。
実験なんだから。

とりあえず乞う御期待。


[376] 10月19日 2003年10月20日 (月)

名古屋、大阪終了。
楽しかったぜ。
ほんとにみんなありがとう。
しかし大阪はさすがなノリの良さですな。
ライブ一番の盛り上がりはドナドナ大合唱であった。
あははは。
何が起きるか分からないところがライブの醍醐味ですわ。

ちと昨日は飲み過ぎました。
先程まであたしゃ人間のカタチをキープ出来ずに
ゲル状の物体でした。
やっと少しずつ人間ぽくなってきました。
あと一息。


しかし藤井総裁、盛り上げてくれますな。
彼が総裁として良かったかどうかはともかく、
確かに解任理由として法的に正当と言えるものではないんでないかい。
石原大臣、辞めないと世間が納得しない的な事を言ったりしていたと
思うけどそんなんじゃなあ。
本気で辞めさせる気なら、藤井さんがこう言ってきた場合はこう、
ああ言ってきたならこれで、といった具合に材料揃えていくべきでしょ。
場合によっては脅したり人情に訴えたり。
それを単に辞めてくれったってああた子供の使いじゃないんだから。
解任にしても名誉毀損にしても、あくまで“法的”には
藤井さんに分があるんでないか。
なかなかこりゃこれからが大変そうですな。

ところで脳の働きを良くするのに葉酸が良いらしいですぜ。
この葉酸ってえのはダダチャ豆に一番多く含まれているそうで。
昨日テレビでやってました。
この脳の弱った俺に誰かダダチャ豆をくれ。


[375] 10月15日 2003年10月16日 (木)

札幌および仙台でのライブ終了。
札幌では1時間近く入場をお待たせしてしまった。
ただひたすらに平身低頭。
以後気をつけます。

今回から23歳パーカッション片田孝一郎君が初参加。
ぐっと平均年令が下がったのであった。
なんか意味あるのか平均年令。
俺や古村が若くなったわけでは勿論ない。

サウンドはぐっと広がったのではないだろうか。
なんせかつてはコードもリズムも俺が一人で
決めつけていたわけで。
サックスもチェロも単音楽器だもんでな。
今回からはリズム担当が一人増えたのは俺は非常にラクになった。
彼にリズムをまかせる事でギターやピアノのアレンジの幅はぐっと広がったぞ。
23歳だし。

23歳といえば俺が9th Image解散した頃か。
色々ありましたなあ。
遠い目をして語ってしまうわい。
まだ乃木将軍がお元気だった頃じゃのう。
村に初めて電球がついたのもその頃じゃった。
あれにはわしらみんなたまげたもんじゃ。
でもって当年115歳になるわしじゃがまだこうして
元気に音楽活動をしておる。
ちなみに歴史考証なし。
年令と時代があてはまらんでも文句言うな。
もうボケてるし。

というわけで新曲やら古い曲のニューアレンジやら
いろいろ楽しんでいただけたかのう。
大黒とも人前で一緒にやるのは初じゃった。
あいつももう83歳か。
今度わしの曾孫と彼女の孫が一緒にバンドを組むそうな。
もうそんな時代なんじゃのう。

いかんいかん。
すっかりまたワケの分からない事を言い出しておるな。

でもって新曲の「祈り」、本日発売であった。
しぶとく広くお届けしていきたいと思う所存である。


[374] 10月9日 2003年10月10日 (金)

5日は山形にてライブであった。
こちらは心から楽しくやらせて頂いちまいましたぜ。
皆様も楽しんで頂けた事を願うばかりでございます。
ノブさんも竹善君も最高でしょ。
ミュージシャンとしても人間としても、素晴らしい人達です。
今回初めて一緒にやったcelloの橋本さんもこれまたなんとも
最高に素敵な人でした。
彼女の天真爛漫度というか酒飲み度っつうかオヤジ度っつうか。
駅で新幹線乗る前からグイグイとビールを飲む様の男らしさと、
可憐なルックスとのあまりのギャップにマジ惚れです。

なにはともあれ明日は仙台。
そして札幌。
演歌のタイトルにありそうだな。
そして札幌。

あなたと歩いた雪まつり
旅路の果ての薄野に
ああ今日も心に雪が降る

みたいな。

今回パワーアップして参上するので
楽しみにしててや。

札幌は大黒と人前での初共演だし。
そういえば竹善君とも初だった。
彼とは単に飲み友達だったもんで。
良いシンガーとの共演は楽しいぜ。
歌まかせられるのは楽だ。
ってのはひでえ言いぐさだな。
でもやっぱもともとキースが好きなもんで。
ミックでなく。
横でハモってんのは最高に楽しいや。

とか言いつつ。
きっちり最高の歌をお届けしますよ明日は。
んじゃ仙台で会おうぜ。


[373] 10月1日 2003年10月02日 (木)

いよいよ10月でやんの。
そりゃねえですぜ。
ってな事いつも書いてるなあ。
時代に乗り遅れてる男だぜまったく。
しかしまじで8月と9月は合わせても10日くらいしか
なかったんでねえの。ほんとのところ。

いよいよライブに突入。
すべてはレコーディングで時間かかり過ぎた俺が悪いんだけど
ここんとこばたばたし過ぎであたしゃ虫の息。

本日は仙台にてキャンペーン。
暖かく迎えて下さった方々、ありがとうございました。
10日にennで会いましょう。

いろいろ書きたい事はあるんだが脳も虫並みな現在のアタシ。
文章がロレツ回らなそうなので今日はこれにて終了。


[372] 9月27日 2003年09月28日 (日)

なんと。
俺の敬愛するシンガー、ロバート・パーマ−が亡くなったそうな。
うむう。
プロゴルファー?とか言うなよ。
名前を聞いてピンと来ない方も、きっとDuran Duranの面子とかと組んだ
パワーステイションのget it onは聴いた事があるでしょう。

つーかなんでアルファベットとカタカナがこんな風に混じるんだ。
単純にマイ脳の中でどっちが先に出てきたかだけなんだが。
読みにくいと感じられた方、すみません。
直さないけど。

というわけでロバート・パーマ−。
彼がまだ男の色気全開になる前にやっていた、ビネガージョ−なんて
バンドのレコード持ってるやつは俺以外知らん。
だが誰もそんなん知らな過ぎて自慢にもならん。
ひたすらに、ちとねじれの入った彼なりのブルーアイドソウルを
追求し続けた人であった。
とにかく歌が上手い上手い。

そのあまりのコントロールの完璧さに、
もうどうにでもしてー!とでも言いたくなる程に気持ち良い歌を
歌ってくれたのがロバート・パーマ−であった。
おまけにあの顔。
あーもーどーにでもしてー!
と言いたくなるじゃないですか。心の底から。

ううむ。本当に残念です。
合掌。



最近あまり世の中の動向についてここで書いてないな。
あまり俺も動向把握してないし。
んで野球はどうなったの。
阪神が優勝したワケね。
じゃあやっぱりバースが三冠王ですか。
すごかったですね掛布と岡田と3連続バックスクリーン。

しかしマジであと40年くらい経ってまだ俺が生きていたら、
あれ、バースって星野さんが監督だった時だっけとか
言ってそうだな。
えーうそー、原って巨人の監督やった事ないよ、とか。

しかしかなり前にも書いたがあのナベツネさんってのは
非常に日本のプロ野球にとってツラい存在でないだろか。
あれほどに日本のプロ野球界全体という視野のない人が
圧倒的な人気球団のオーナーなわけだ。
原が監督になるっつー時に、俺は日本の野球界が危機感を持つべき時の
巨人の監督としてはちと辛かろうってな事を書いた気がする。
堀内じゃもっとだめでしょ。
いや、監督としてどうか解らんよ。
スポーツとしては。
そんな話でなく、客にとってエンターテイメントである、という意識を
勝負のもひとつ上の次元で持てるかどうか、という事なんだが。

まあ日本の野球にあんまり興味持てないからなあ。最近。
あんまり書く事もないや。
それよりイチローがんばってくれよー。
2年続けて大事なところで失速するなんて、
まるで人間みたいじゃないか。
つーか人間か。
でもイチローに対しての大衆の期待度たるやもう
普通の人間なら上出来、くらいじゃあ満足しないぞ。
もしかしたら5割だって打てるかもしれない、なんて気すら
イチローに対してはしているのに。それは単に俺がバカですか。
いや俺だけじゃないだろ。
イチローならもしかしてもしかしたら、って結構多くの人が
ちょびっとは思うんでないかい。
いやあ大変だなスーパースター。
勝手に期待して好きな事言ってんじゃねえええええ!
俺だって人間だっつううの!
とか酒飲んで叫びたくなる事もあるんでしょうか。

でも俺はやっぱり来年はイチローは絶対に首位打者に
返り咲くと思ってますぜ。
松井もしっかり今年より成績アップするでしょう。
というわけで、来年も俺は大リーグのニュースだけは見るんだろうなあ。

スポーツといえば。
ベッカムってのはすごいヤツなんですなあ。
レアルマドリッドの試合見るまで、マンUとかではそんなに
解らなかったです。すみません。
顔が良いのは解るけどってな感じでした。
顔もジョージ・ベストの方が好きだったもんで。
古いですな。古過ぎです。
じゃあボビー・チャ−ルトンはどうだ。

いやホンマ、レアルの試合観ててもうほれぼれしましたわ。
まあベッカムのみならず、あのメンツはないですな。
あたかも素晴らしいジャズセッションのようでした。
何事でも、素晴らしい才能と素晴らしい才能が噛み合って
よりグルーブしていく様というのは感動させられますな。


いろいろ実は政治ネタも書きたいんだが。
最近あまり書いてなかったな。

とりあえず俺は菅さんと小沢さんには期待したい。
なんだかんだ言ってもこの二人は実務家として優れていると
思っているんで。
あとは小沢さんが性急になり過ぎない事を祈りたい。
野村サッチ−とか担ぎ出そうとした前科があるからなあ。
田中真紀子さん連れてくるなんて事だけは絶対にしないで欲しいものだ。

政治ネタはまた後日ゆっくりと。


[371] 9月23日 2003年09月24日 (水)

9月23日といえばスプリングスティーンの誕生日だったな。
って俺はワールドワイドな林家ペ−か。

10月15日発売のマキシシングル情報を補足しておこうでないの。

1、祈り
2、sunrise sunset
3、そろそろいこか
4、without you(live)

という事だそうだ。
だそうだってナンだ。

こういう音が作れるようになって
こういう歌が歌えるようになったってのはほんと、
年とるってのも良いもんだ。

ブラスセクションや弦以外はほとんどの楽器を俺が演奏している。
1曲目なんざあ俺が何十人もでパーカッション叩いている。
一人だけよく見るとノブさんがいるんだが。
かなりこわいな。俺が何十人も並んでいたら。
ホテイのPVみたいだ。

“sunrise sunset”については、かつてこのダイアリーで書いた事がある。
もともとは20年前の曲だ。
曲も詞も当時とは変わったが。
特に詞は、あの頃ではこんな詞は書けない。
とっておいて良かったぜ。

“そろそろいこか”は久しぶりのR&Rである。
かっこええで。ほんまに。

そして“without you”は、この前のツアーでのライブバージョンだ。
ピアノにノイズが入ってたりするのがまた臨場感で良かろう。

最近のCDなんて絶対ノイズとか入ってないからな。
そういえば俺の愛していたNeil YoungのHarvestっつうアルバムがあるんだが、
この一曲目に途中でガサゴソってなノイズが入っている。
多分ハーモニカ吹く時になんか当たった音だろうけど、
当時バカ学生だった俺らの間では、曲アタマからマスかいてて
ここでフィニッシュしてティッシュで拭いたなどという事になっていた。
ったく学生の頃ってのはサ店でそんなしょーもない事ばっか言って
時間ムダにしまくっていたもんだ。なあ北島。

関係ないけど最近ってサ店とかで、友達チームにしろ
恋人な感じなやつらにしろ、バラバラに漫画読んでたり
ケータイでメールしてたりするシーン多くなったんでねーの。
特にケータイってのは本当にコミュニケイションのあり方を
根本的に変えた部分があるな。
人といる時に平気でかかってきた電話にでるとか、
話しながらメールうつとかってかなり失礼なんでねーかい。本来。
もう俺もそんなの普通になっちまってるけど。
それはともかく。

一曲目の“祈り”。
これはもう、俺の念のカタマリだな。
しかし情念、とも違うな。
祈り、と言うしかない。
言霊っつう言葉があるがこれは音霊、オトダマとして
織田哲郎史上最強かつ最上質と思われる。

今の俺にはこれ以上のものは出来ない。
そう言えるものが作れたってのは幸せな事なんだろうな。
ものすごく。


[370] 9月22日 2003年09月23日 (火)

なかなかダイアリー書けねえな最近。
おまけに書くペースが落ちるとますます
脳が文章用の回路に戻るのに時間がかかる様になっちまってるし。

とりあえず10月15日に発売決定。
俺の新曲達。
新曲3曲にこの前のライブから一曲。
計4曲。
どうもこうも、書きようがねえっての。
聴いてもらうしかない。
魂こいつに込めすぎてもう精も根も在庫切れですわ。

と言いつつ、まずは山形か。ライブ。
これは通常のライブとは異なるカタチだからね。
楽しみじゃのう。
竹善君とのセッションも初めてだし。
ノブさんも遊びに来てくれるし。
乞う御期待。

てなわけで本日の脳閉店。


[369] 9月14日 2003年09月15日 (月)

仕事部屋で虫の声がしたもんで探したところ
ほんの1cm位の虫発見。
意外に大きな声で鳴くもんだね。
ネットで調べたところ、カネタタキっつう虫のオスである事が判明。

俺、虫って本当に苦手なのよ。
この虫捕まえて、なんつう虫か判明するまで
いろいろな虫の写真見るはめになってゲロ吐きそうになった。
じゃあなんでそんなにまでして調べるんだっつうの。
性分やのう。

誰だか解って逃がしてあげたよ。
カネタタキ君。

この前も小さな蝶を部屋で捕獲して、
ネットで調べたところ、ヒメジャノメなる種類である事が判明。
蝶類はいろいろ見ていても吐きそうにはならんな。


解って何か良い事あるのかと言われれば何もないな。
だからどうしたカネタタキ。そしてヒメジャノメ。
性分としか言い様がないなまったく。

将来地獄でカネタタキに助けてもらえる事もあるやもしれぬ。
しかし蜘蛛じゃないんだから横でチチチ鳴くだけか。そらウザい。
ヒメジャノメなら乗せて飛んでくれるかもしれねえな。
それ言ったら、ゴキブリだけはどうしたって殺してるから
ゴキブリ達によってたかってなぶり殺しにされそうだ。
ママレモンかけられるのか俺も。
うわ。

ちなみにママレモン利きまっせ。ヤツらには。

しかし不思議なのは、小学校の頃平気で昆虫採集していた事だ。
デカい蛾捕まえて、ちゃんと腐らないよう処理したりしていた。
ああああああああああああ恐ろしいいいい。
なんだってそんな事が平気で出来たんだ。
しかも凝り性なもんだから、いっぱいきれいに標本作ってたぞ。
昆虫図鑑いつも見てたし。
虫博士とか呼ばれて喜んでいた。
ああああああがががががっがあがががああ。
おぞましいにも程がある。

人間の感性なんて変化するのである。
しかもおもいっきり。
感性しかり。
いわんや知識量によって変化しうる見解をや。
それをもって転向だの変節漢だのと罵られる恐怖こそ
思考停止を招く元であろう。
と、様々な分野に関して思う次第で。


しかしゴキブリってのはあんだけいるからには
人間、輪廻転生のなかで一度はみんなゴキってたんじゃないのか。
誰もが一度は通る道。
いやだあああ。

山鳥の
ほろほろと
なく声聞けば
父かとぞ思う
母かとぞ思う

という行基菩薩という方の和歌がありますが、
そりゃあゴキブリだって本当は御先祖様の現在の姿であるやもしれぬ。
山鳥ならいいけど。
ゴキブリかもしれんし銀蠅かもしれぬ。
だがなあ。

ゴキブリだけはなんとしても
今後も殺生させていただきます。
すみません。
将来ママレモン地獄やホイホイ地獄が待っているとしても。


[368] 9月3日 2003年09月04日 (木)

何日か前に“米朝、舞台裏で激烈な応酬”という
見出しがあって、桂米朝が桂枝雀とかと寄席の舞台裏で
大喧嘩している図がアタマに浮かんだのであった。
当然、6カ国協議についての話でございました。
おあとがよろしいようで。てけてんてん。

などと相変わらずしょうもない事を言っているうちに
9月でございます。
9月といえばああた。これはもう。
誰が何と言おうともうれっきとした秋でございます。
俺の夏はどこへいった。
などと毎年言っている気がしますが、今年は俺に限らず
誰にも来ませんでしたな夏。
何も言えなくて…夏。by J-WALK。

J-WALKと言えば。
あたしゃ随分前に、
「J-WALKのボーカルの人ですよね?」
なんて話しかけられた事がある。街で。
ヒゲくらいだと思うんだが。
しいて似ている所をあげると。
いや。それさえも厳密にいえば彼のはちゃんとヒゲ。俺のはしょぼい不精ヒゲだ。
ヒゲがはえているっつう位しか共通項はみあたらない。
それなら別に
「平井堅さんですよね?」
だろうが
「松尾スズキさんですよね?」
でもなんでもありだろ。
どんな顔面認識能力だとわざわざ俺にそう話しかけてくる程の
確信につながるんだ。


んなこたあどうでも良いんですが。
ヨーロッパあたりではとんでもない猛暑で
人が死にまくったりしていたようです。
地球もいろいろと難儀してますなあ。
ちと疲れが出てきたみたいやの。
ここらで気分を変えて逆回りでもしてみますか。

まあ地球がおかしいとかいろいろ言われていますが、
所詮温度でいえばほんの10度とかの範囲での変化です。
逆によくそんなに精密な働きをいつもいつも
してくれていたもんだと思います。
しかしこれでも農作物の収穫には多大な影響が出る事は必至でしょう。
地球にしてみれば軽くアクビした程度だと思うんですが。
これで地球がちょっと寝返りでも打った日にゃあ、
人類なんてそれでおしまいっつうわけです。
何億年か後には、人骨がわんさか化石になって発掘されている事でしょう。
次の知的生物連中に。
なぜ急にこいつらは絶滅したのか?なんて
喧々囂々やっているかもしれません。

はっきり言えば人類なんて地球にとっちゃカビみたいなもんです。
しかも少々有害なカビですな。
たとえば癌細胞だって人間は勝手に悪モン扱いしてますが、
本人達、つーか本細胞達にしてみりゃ心外でしょう。
誰も別に、
「へっへっへ。ここを痛めつけてやる。覚悟しろ。」
などと悪者意識をもって癌細胞やってるヤツなんていません。
ヤツらにしてみればナチュラルに発展しているだけでしょう。
まさに地球にとっての人類は、地球さんにしてみれば
癌細胞ほどの脅威ではないけど、インキンタムシ位には
ウザい存在かもしれません。

そろそろアタシら、いい加減にしないと寝返りの一つも
打ちたくなるんでないっすかね。地球の旦那。


[367] 8月27日 2003年08月28日 (木)

さて佐渡ですが、、まずレンタカー借りました。
で、そこの親父さんといろいろ話をしていた訳です。
俺は例によって泊まる所も何も決めずにひょこっと行ってました。
このレンタカーにしたって、たまたまキャンセルがあったから
ラッキーだったそうで、俺のすぐあとにも三件たて続けに
問い合わせがあったそうですが、俺様が最後の一台を借りていきました。

この親父さん曰く、
「でかいホテルなんてさ。いくら海のそばったって
実は冷凍の魚だしてるんだよ。」
うーむそりゃそうかもしれない。
というわけでこの親父さんの推薦する、とある民宿に泊まる事と
相成りました。

さてこの民宿。
俺はですね。
常日頃から自分のペースでしか生活出来ない男なのです。
つまり、夜中の三時に風呂入りたくなれば入るってな事が
可能であるのが望ましいわけですね。
しかもトイレは洋式希望。
場合によっては朝五時にギター弾けたらもっと良いぞ、とか。
あまり周りの方々に平気で迷惑をかけられる性格ではない上で
自分のペースで生活したいもんで、
なるべくガッチリしたホテルに泊まるに越した事はない、
という感じなのですよ。しかも常に独りで。

なもんで人生初とは言いませんが、かなりにレアな
民宿体験でございます。
まあ旅好きですから確かに初ではないですが、
大概飛び込みで決めていたのですよ。
民宿の実物を見て。
今回のように見ないで予約したのは初めてな気がするなあ。

でもって車で行きました。
新潟から船が着く両津という町からかなり離れたところの
その民宿まで、ドライブを愉しみました。
さて地図によるとこの辺だな〜ああああれかオイ。

その民宿は、いわば少し貧しい感じの、ただの人の家
と言いますか。うーむ。とりあえず入ってみよう。

さて。
声かけても誰も出て来てくれません。
三分ほどしてやっと出て来てくれました。
部屋に連れていってもらったらこれは。

今どき家賃1万3千円(下北沢徒歩8分)の下宿ですか。

といった感じだったもんで、
「あの〜もう少し明るくて広い部屋ないっすか」
と聞いてみたらあったんですよ。
じゃあ最初っからそっち連れてけよ。おい。

こちらは家賃3万8千円位にグレードアップしました。
まあ所詮は築30年バストイレ共同ですが。
それは良いとしましょう。
民宿ですから。
でも蜘蛛の巣くらい取っときゃいいのに。

食事は確かに悪くなかったです。
魚は新鮮なものばかりで、量も多過ぎる程です。
しかし。
刺身がうまいんですよやはり。
せっかくの新鮮な魚なんだからもっと刺身出してくれれば良いのに。
焼き魚、煮魚、フライ、天ぷら、酢の物と全部魚でくる訳です。
それにサザエの壷焼き、イカのなんか煮たヤツに少し刺身。
なんか魚が珍しくもない人達からすると
手をかけた料理の品数が多い方が豪勢な感じなのでしょうか。
でも確かに全部うまかったですよ。

さて風呂に入るか、と。
この風呂がですね。
やはり田舎の普通の友達の家に泊めてもらった感じですね。
普通の家の普通のお風呂でした。

それはいいんですよ。
民宿なんだから。
でも壊れたままの体重計はどうなの。
風のこない扇風機はどうなの。
なんかよくわかんないゴチャっと積まれた隅のモノはなーに。

でもってそこんちの餓鬼ども。いえお子さま方。
いいんですよ民宿なんだから。
子供達が騒いでいようとテレビ観ていようと。
だけど客のオレが挨拶してんだから無視すんなよ。

でもってこの日は久しぶりに夜暑かったんですわ。
で、クーラーが百円いれたら1時間動くんですね。
あんまり暑いもんだからずっと1時間おきに入れてたぜ。
夜通し。

などと書くとあたかも憤懣やるかたないかのようですが、
決してそんな事はないです。
体験としてかなり面白かったです。
しかしリピーター少ないでしょうねあれでは。
いろいろと提言してあげたかったけれども
よけいなお世話なのでやめました。
もう少しやる気出せば魚も美味しいんだからなんとかなるのになあ。
そんな事だから夏休みの土日なんて稼ぎ時にオレと
もう一組しか客いねえんだぞ。

いやあホント面白かったよ。
いくらでもツッコンでたらキリがない感じ。

しかしやはり佐渡は良いです。
また今度ゆっくり行こうっと。


[366] 8月26日 2003年08月27日 (水)

こんな事もあるんじゃのう。
今日、新潟の朱鷺メッセなる建物から佐渡汽船の乗り場をつなぐ
通路が崩れ落ちたのを御存じか。

俺はこの数日、佐渡に行って来たのだよ。
しかもその朱鷺メッセ内の日航ホテルに一泊して、次の日に
まさにその通路を通って佐渡汽船の港から佐渡へ渡ったのであった。

ほんの数日前やんけ。びっくりですわ。

俺は昔から佐渡が好きで、高校生の頃からちょくちょく行っている。
今回久しぶりに新潟に行ってまあびっくり。
かつての佐渡汽船のあたりってのは何もない、
まあさびれたと言ってもいい感じの場所だったのだが、
この朱鷺メッセっつうヤツがいきなりすごいんですわ。
な〜んもないところにいきなり国際フォーラム出現ってな感じ。

今年5月オープンしたらしいですな。
これがまたいくら場所余ってるからってあんた
こんなにやたらとだだっぴろく作んなくたって良いでしょうに。
あの場所にあんなもんあって、採算が取れるわけないと思うんですが。
また税金とか散々流れ込んでるんでしょうか。
んでもって特殊法人とかが仕切ってて、その上層部は
役人達の天下りだったりしてるんでしょうか。
でもっていろんなお金の流れがゼネコンやら諸々あってあげくに
手抜きで2ヶ月で崩れるようなもん作っちまったんでしょうか。
ふう。
なおかつ今後の赤字補填はずっとまた税金使うのね。
ええかげんにせいっつうの。

でもって佐渡。
もう何回も行ってますからね。
筋金入りの佐渡ィストですぜ。
なあんか好きなんですわ。
今回も天気予報によると雨だったはずの二日間、
しっかり良い天気でしたぜ。
愛されてるな佐渡に。

以下次号。


[365] 8月21日 2003年08月22日 (金)

かなり御無沙汰でしたな。
御歓談楽しんで頂けましたでせうか。

アタシはというと、なかなかにグツグツ良い音たてて煮詰まってました。
まあこのなんと申しますか、新作もさる事ながら
いろいろ人生について考える年頃でしてなあ。
っつう程の事ではござんせん。
が、確かにちと考えるべき事柄が多くなりすぎた気配なので
どっか行ってきますわ。

多分2、3日の事ですけどね。
わかんねえな。
もしかすると当分帰ってこないかもしれません。

なんていう人生ではないんですよねえ最近。
すぐにどうしても外せないスケジュールはいってるし。
嗚呼何故このような人生になってしまったのでせう。
こんな筈ではなかったのに。
“風呂に入れる浮浪者”が人生のテーマだった筈なのに。

実際こんなに長いことちゃんと旅に出ていないのは物心付いて
初めてなのではなかろうか。
と、哲郎は人生を振り返ってみるのだった。
するとすぐにそれは嘘である事が分かったのであった。
だいたい春にハワイ行ってるし。
とはいえ俺にしてみると結構ずっと東京いる感じするなあ。

嗚呼旅こそ我が人生。
人の一生は重き荷を背負いて遠き道を行くが如し。
しからばまず免許をとるべし。
なるべく大型。
教習所に行けよ。されば与えられん。
何を言っているんだかさっぱり解りません。

ホントに2、3日だとなんか疲れが出て終わりだったりするんだわさ。
ま、仕方ねえな。
今回はそんなもんで勘弁してやる。

というわけでまた来年。
はあ?何言ってんですかあ。あたし。
てゆーかあ、アリエナイしい。
全然あり得るっつうのそんな事、
ってな事で最近の子供らはありえなーい、言いますな。
あと十年もすると、辞書引くと

ありえない【有り得ない】
 1、(感嘆詞)少し標準的ではないもの・事柄に対して発する語。
   「マジで ---」「チョー ---」
 2、(連語)あるはずがない。[古語]

などと書いてあるかもしれない。


今そんな事書いていてよもや、と思い「超」を引いてみたら
なんと。

(主に若者言葉で)程度を強調する語。「―最低」「―感動した」「ちょ楽(ラク)」
〔接頭語としてだけでなく,副詞的にも用い,複合語を作るときは「ちょ」と縮める
こともある〕

こんな項あるでないですか。
しかも丁寧に「ちょ」と縮める事もある、そうで。
そんな事までわざわざ。
ちょラク、ですか。知りませんでした。
私はチョーラク、しか聞いた事ないです。
しかしこんなの国語学者達で会議やったりするんすかね。

「ワシはチョーだと思う。」
「いえ先生、渋谷では大半の女子がチョと発音しております。」
「金田一先生、お言葉ですが私の息子は現在高校生ですが
そのような言葉は発しません。」
「それはきっと貴方の御子息は今どきのコらとは少々ずれた感性を
しておられるに違い無い。
もしや仲間はずれにされたりはしておられませんか。」
「なんという事を。うちの息子はチョー人気者であるというのに。」
「まあいじめられている子供の大半は親に何も言わないそうですからな。」
「ななななななにを一体あなたは」
「そんな若者の言語にうといあなたは“ハブられる”という
言葉は御存じか。息子さんに聞いてごらんなさい。わははは。」
「黙りなさいい!私の知るところではそれは“ハブにされる”が正しい筈であるぞ。」
「あーりえーないしいー」

などという会議がなされたのであろうか。

というわけでまたいつか御会い致しましょう。
再びしばし御歓談を。


[364] 8月10日 2003年08月11日 (月)

難航している。
ちなみに言っておくと今度出るのはフルアルバムではない。
マキシシングルあるいはミニアルバム、である。
フルアルバムはまだ先である。
実際やっと今回のレコーディングで今後やるべき事が
自分の中で明確になってきている。
やっとフルアルバムのカタチが見えた。

しかしここに至って少々難航気味である。
温厚な鮟鱇が観光中に乱交しても参考にならんのである。


ところで韻を踏むってのは他の言語は知らんけど
少なくとも英語の詩だと、古〜い頃の詩から
韻を踏むスタイルで出来上がっている。

それをほら、日本語に訳した詩集とかあるでしょ。
ああいうのだとこう、

「おお、そなたの名は青春
わが愚かさに悩まされし日々よ」

みたいな、なんだか鈍重な事になっちまうじゃないですか。
これはテキトーに今例として作ってみたんですが。
どっちかっつうと、

「あれは若さだったね
でもかなりのバカさだったね」

くらいな方が原詩のイメージに近いんじゃないかっつう気が
する事が多いんですよ。
なんつーか、本来はノリ重視つうかリズムありきってな感じ。

まあほら、アチラのものは大したアリガタイものだ、ってな
イメージは消えちまうもんなあこれじゃ。


そんなワケで軟膏を塗るのである。


[363] 8月4日 2003年08月05日 (火)

いやはや。
もう8月だってか。
笑わせんじゃねーぞ。
おい。
ホントはまだ5月くらいなんだろ。
いいかげんな事言ってるとマジでそろそろ怒るぜ。
今日は暑かったなあ。
まるで8月頃の陽気だぜ。

そんなワケで脳内もすっかり焦げ付く陽気である。
陽気で病気ギミな脳は豪気にソ−キソバ食って納期を忘れるのであった。
臓器に動悸で放棄であった。

とりあえず韻だけ踏んでみました。意味なし。
ふうううう。
と、深いため息一つ。

しかしマジで素晴らしい作品が仕上がりつつありまっせ。
これは今後の織田哲郎の方向を決定づける作品となるでせう。
ああ早くみんなに届けたい。

久しぶりのR&Rなんかも入ってます。
これがまた。ああた。

というワケで。
なかなかダイアリーも更新出来ません。
もう暫し御歓談を。
そろそろお色直しも終えて登場いたしますので。

是非目一杯期待を膨らませておいて下さい。
裏切らないから。


[362] 7月26日 2003年07月27日 (日)

おかしいなあ。
あんまり間をあけずに書こうと思っていたのに。
ダイアリー。
気が付けばいつのまにかまたも約一週間のごぶさたですか。
むー。

なんせツアー前に出るはずの私の作品、
まーだ試行錯誤中ですからなあ。
のんきなもんですわ。くわっかかか。

いやあ。
これが実は結構ヘロヘロになってやってまして。
もはや脳は完全にアウトです。
首位に20ゲーム差はつけられてる位にアウトです。
メークミラクルです。
無茶言うなあ。


しかし世の中嫌なニュースが多いね。


・・・・・・・・あああだだだ駄目だ。

もううべらばすびででへばばずいずいうごっ      ぅ  どっ     へべっ

危ない危ない。
一瞬耳から煙りが出たぞ。

最近のニュースについて書こうとしたが、現在俺の脳は
論理的な思考などというものにとても耐えられる代物ではない。
書きたい事はいろいろあるんだが。今日はあかん。
なんせもう脳は雑誌で言えば週刊文春というよりテレビくんである。
いや。
壮快とか。わかさ、とか。
ダイコンおろしでボケが治った!みたいな。
体験者写真付き。

もうほんま、健康食品おたくとしては
あのテの雑誌はたまりませんわ。
試してみますよーあたしゃ。とりあえず。
最近ではノニはなかなか良いですぜ。
まあ基本はプロポリスですな。
あ、あとクロレラははずせません。
スクワランやビール酵母系もまああるといいですな。
嗚呼アタマが痛い。
いろいろ飲んで寝よう。


という事で関さん。
今日はこれくらいで勘弁してやろう。


[361] 7月20日 2003年07月21日 (月)

ううううむ。むむむ。ぬぬぬぬ。

きっと皆様薄々感じていたであろうけれど
明らかに最近の俺はこのダイアリーを書く事に対しての
熱意が薄れている。
今何となく昔のダイアリー読み返してみたんだわ。

面白いでないの。なんだか。

そこに込められた情熱量が明らかに現在とは違うっての。
いかんいかん。
綴るからにはもっと熱意を持ってやらねばのう。
せっかく読んで下さっている方々もいらっしゃるわけで。
つーかバカになったあ俺?
むー。

某自分でもホームページ上で日記を公開しているミュージシャンがこの前、
「織田さんあんなに好き勝手書いてて大丈夫なんですか。」
などと心配していてくれるという話を聞いて、
な〜にを心配してるんだかと思ったものだが、
読み返すと随所随所かなり言いたい放題ですな。
うわっははは。
全然反省などせんわ。
してたまるかってえの。

別の人物から最近の俺のダイアリーが
オッサン臭いとの批評も頂きまして。
確かに。

最近物事の“どーでもいい率”が明らかにアップしてましたからな。
ま、人間丸くなるのも一つの成長ではございますが。
やはり言いたい放題でこそ書いている自分の
プレジャーなわけで。
面白いと思ってくれた人だけ面白きゃいいの。
不愉快なヤツは見るな、と。

そうなんですよねえ。
音楽だって自分が聴きたいもんだけ作らないとねえ。
良いと思ってくれた人だけ良いと思ってくれればいいの。
不愉快なヤツは聴くな、と。

やはり何事もそこが原点でございます。
嫌われないように、なんて考えていても
なんのクソにもならん。

でも嫌われたくないけど。すごく。
みんなに好かれたいんだよお。俺。



はっぴーばーすでー北島健二


[360] 7月12日 2003年07月13日 (日)

連夜胸がすくような猛攻を見せてくれますな。阪神。
胸がすくような、は少なくとも別に巨人に思い入れがないからですが。
巨人ファンにとっては胸くそ悪い試合か。

まあ俺も今ではとりたてて阪神ファンではないけれど、
なんかこう、他人事でも勢いがあるってえのは見ていて気持ちが良いわな。
こうなればぜひ100勝でも200勝でもしたって下さい。


あたしゃちなみにそんなに
笑いツボだらけな人間でもないんですが、
どうにも“VOW”はあきまへん。
一冊に必ず数カ所はツボがあるです。
VOW15ってやつ買ってきたんですが、
部屋で独り大声で笑ってしまった。
今回はVOW 史上ベスト50ってのをやってますんで
まあ一度見てみて下さい。
まずは立ち読みで。
人によってはこういうのが全くツボでない人もいるようだし。
ちなみに俺は「1ドングリ」が最高です。
「先生はもうならない」も腹筋引きつりましたな。
なんの事か解らなくてすみません。
立ち読みして下さい。とりあえず。

思うに、作為的でなくいきなり出現するボケ、
に弱いんでしょうな。俺。

通常お笑いって、さあ笑ってもらいますよっつう感じで
予定調和な笑いが多いじゃないですか。
下手するともう、言ってる内容すら関係なく
ここでこの人がなんか言えば必ず笑うのが
お約束、みたいな。
泣き系もそうですな。
さあ泣けほら泣けって言われても、どうも
あまのじゃくなアタシとしては
絶対泣くもんかこの野郎、なんて思っちまうんですよ。
実はかなり涙腺弱いですが。
さっきも“レナ−ドの朝”TVでやっててウググってな感じでした。

人間、おもいっきり泣いたり笑ったりする事ってのは心身の健康に
非常に重要だと思うんですよ。
いかんせん最近どっちもなかなか出来ないなあ俺。
ありがとうVOW 。
腹筋がひきつったのは久しぶりだあ。


[359] 7月6日 2003年07月07日 (月)

煮詰まっているぞ。ぐつぐつと。
心の底にすでに焦げ付いてしまっている。
いまさらかき混ぜても焦げ臭ささが取れないって。
料理としては完全に失敗である。
大体そんなに沸騰させたらダメっていってるでしょ。
香りも全部飛んじゃうじゃないの。
かつおぶし入れるところから作り直し。

なんの話だ。

まあそんなワケで煮詰まっているのである。
なんて書くといろいろ心配されるかもしれないので
書くもんじゃないかもしれないが、
ここはあえて心配させてやる。
どうだこの野郎。
まあ、うだうだ書くと俺の憂さ晴らしになるしな。
友達いないし。
家族もいないし。
所詮天涯孤独の身の上である。

はい。嘘ですよお。一応言っておくと。
みんな元気ですよ。

カレスコの渋谷公会堂、おかげさまでひとまず大成功であった。
良いライブだったよな。
どおなのみんなあ。

俺も1、2回渋公でやったな確か。
俺はどちらかというとサンプラの方が好きだったが。
ただ渋公の方がロックバンドには似合う気がする。
うーむ。
あらあ。思い出せない。
渋公やった気はするんだが。いつどんなライブをやったんだ俺。
まったくもって見事な忘却力である。

しかし人間、幸せになる為には忘却力こそが必要だ。
記憶力なんてもんは幸福になる為には邪魔である。
なぜならば人間、幸福を感じうるのは基本的に「現在」に対して、である。
過去のバッドな記憶は人間を苦しめ続ける。
これは当然。
すこしずつ忘れていく事で楽になれるわけで。
いまだにあるよ。
思い出すと叫びだしたくなる記憶。
“あんな事”や“あ〜んな事”うわあああおおおおおうっっっ
あああ思い出しちまった。
みんなあるっしょ。
ほおら思い出してごらん。

しかし意外と過去のグッドな記憶も人間を苦しめるものだ。
あの頃はよかったなあ、というセリフはずっと昔から
俺の嫌いなセリフ一位独走中である。
そんな「よかったあの頃」よりよくない今を生きている、と自覚しながら
生きてんのなんてイヤじゃん。
じゃあなんとかしろよ。

と言いつつ。
本当は幸福は単に「現在」に対してだけでなく
様々な過去の積み重ねの結果の現在に対して感じるわけですから、
海馬がしっかりしていないと経験に基づく向上もなく、
ただその場その場で良いだ悪いだ言う事になっちまうんですが。
それじゃアホです。

適度な記憶力と適度な忘却力がベスト、という事で。
しょおもないまとめですんまへん。
いまイチやる事が雑やなあ。

だからどんなライブだったんだ俺の渋公は。


[358] 7月1日 2003年07月02日 (水)

今年も半分終わりだと。
ふざけんなよ。
俺にことわりもなく。
ダメだダメだ。
やりなおし。もう一回5月から。


ところで。
今日は相川のライブに行ってきた。
パワフルなライブだったぞ。
かっこいいな母さんあんなんだったら。
ちょっといないだろ。


そういえば3日、明後日はカレイドスコープのコンサートである。
この春に無謀にも7月3日渋谷公会堂を決定して、
彼等はコツコツと日々路上でライブをやっては
チケットを売ってきたのだ。
その数なんと1400枚
物凄い数字である。

彼等、イマイチ地味っつうか生真面目っつうか
そんな所がメディア受けはしにくいのだが、
生で聴かせた時の説得力はピカイチなのだ。
だからCDもチケットも路上で、初めて彼等に触れた人々が
通常考えられない枚数を買っていってくれた。

この数カ月ずっとがんばってきた彼等の渋公、
必ずや素晴らしいコンサートになる事と思う。

なんせ渋公デカいんで、それでもまだ当日券ありまっせ。
これは見逃したらあかんで。


[357] 6月29日 2003年06月30日 (月)

結構面白かったですなt.A.T.u.騒動。
御存じですよねロシアの女の子二人組。
ミュージックステーション生本番ドタキャンで帰っちまったそうな。
いやあたしゃその時番組を観ていなかったもんで
あとで知ったんですが。
番組側としては怒り心頭、レコード会社は平身低頭、
本人達はどこ吹く風、といった案配。
まあはっきり言ってマネージメントサイド的には
プロモーションとしての確信犯でしょう。


ところで本来、『確信犯』という言葉のこういう使い方は
誤りだそうです。知らんかったわ。
きっとワタシと同じく、
「ヤバいという事は認識した上で、でもやっちゃうみたいな意」
と思っていた方々、大多数でないですか。
本当は
「道徳的・宗教的・政治的な信念に基づき、自らの行為を正しいと信じて
なされる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯など。」by大辞林。
この意味しかなかったそうです。
でも日本語も変化していくのです。
前者の意味で使われる事は非常に多いので、
ここはひとつそんな意味で使わせていただきやす。
つーかそんな意味の言葉、他に思い付かないんだけど。
なんかある?

日本語が変化するといえばあれ。ほら。
『情けは人の為ならず』
ってやつ。
これっていつのまにか
「情けをかけるのはその人の為にならない」
の意味にとる人の方が増えているらしいでないの。
本来は
「情けをかける事は巡り巡って自分の為になる事なんだよ」
という意味なんだぜ。知ってるかコラ。
と、いきなり自分が知っていると横柄な物言い。
まあはっきり言ってここの読者達の平均年令を思うに
御存じであった方々の方が当然多かろう。
でもすでに前者の意味もアリとされている向きもあるような。

そういえば。
『流れに棹(さお)さす』
これも知らんかったなあ。
これって
「棹を操って流れに乗って舟を進める。機会をつかんで時流にのる。
物事が順調にはかどる。」by大辞林。
どうよ。知ってたかい。
俺は逆かと思っていたぜ。
流れてんのに棹なんかさして、流れを止めんのかと思ってたっての。


だからなんだっけ。
あ、t.A.T.u.ね。
まあほら。ある意味アーティストはプロモーションになれば良し。
TVは視聴率あがれば良し。
今回は番組はどうやらコケにされた状態だろうからそりゃあ
とりあえずは怒るわな。
でもきっと誰か、いつかやるよ。
番組としっかり組んで、ヤラセの生ドタキャン。
最初っから分かってりゃうまくアタフタして
視聴率的に盛り上げる事もできるでしょう。
なんせドキュメントとしては面白いでしょ。
事件が起きた方が。
視聴者としては。


最近ケーブルで昔の『エルビス・オン・ステージ』っつう映画、観たんですわ。
思えばエルビスが登場した時は、あの腰の動きだけで
世の中喧々諤々だったそうでないの。
ビートルズだって、今見れば長髪なんて程のもんじゃないし。
なんで大騒ぎしてたんだろうね。
実際英国の法廷のカツラの方が全然長髪じゃん。
ベートーベンとか。
物凄く過激な印象だったThe Whoなんて、今聴くとホンマ
牧歌的やでえ。

ってなワケで、刺激的である事を音楽に、あるいは存在として
追求してきた結果、もうこれ以上はないです
っつう所まで来てしまったわけです。
(ポップス、大衆音楽の範囲内では、という事です)
そう言い切ってしまうのもナニですが。
断言してしまいます。
あとは肛門で歌うくらいです。
だから
「ROCKは死んだ」
と言われたりするのも、ある意味当たってます。

既存のエンターテイメント業界に対するカウンターカルチャーとして、
ROCKが輝いた時代があったのは事実です。
どっこい結局業界内での新種のエンターテイメント産業として
成り立ってしまったところからROCKというものの
自己撞着が始まっているわけです。

さあこんな事言い出すとどこまでも止まらなくなりますな。
あと5万字位書きたいけどそんな場合ではありましぇーん。
僕は死にましぇーん。古いな。

文章でなく詞を書けっつうの。


[356] 6月23日 2003年06月24日 (火)

およ。
今日古村先輩の誕生日ではないですか。
たった今気がついた。
おめでとうございます。
またもやワタシより一歩先へ行ってしまわれましたなあ。


それにしても良い曲がいっぱいあるぞ。
現在書きためた曲を整理中。
あまり煮詰まらずにぞくぞくと世に出していきたいものだ。


しかしこらもうあきまへんな巨人。
ここぞの3連敗。
いやほんまに強いですがな阪神。

なんかの番組で、阪神を応援して客席で
太鼓を叩いている人を取り上げていたな。
そのおっさん、試合自体はそっちのけで
なんか応援団長みたいな人のサインを見て
いろいろなパターンを叩き分けていたっす。
でもってそれに合わせて観客がシャウトするんですよ。

なんかやっぱり日本人はみんなで合わせるってのが好きですな。
いや決して否定しないですそういうエンジョイの仕方。
お祭りの一体感として、それはアリです。
俺も客席にいたらそれに参加する事はとても楽しめる事でしょう。
強要されない限り。

昔ギョッとした事があるんですよ。
俺の場合、初めてディスコ、クラブではないです当然。
そのディスコに行ったのがイギリスに住んでいた中学時代なわけです。
あたしゃ実は当時、こっそり寮を抜け出して
毎晩のように踊っていたもんです。
ひゃっははは。
その一時期、小遣いはすべてディスコとゲ−センに消えました。
でもって、みんな好き勝手に踊っていたんですよ。
そこでは。

でもってディスコっつうのはそんなもんだと思っていたらああた。
日本に帰ってきてやっぱり行きましたディスコ。
そしたらなんかやたら決まったステップあったりするじゃないですか。
それを合わせるのがどうやらみんな楽しいみたいで。
なんかそれって“勉強”せにゃならんのか、とメンドくさくなったワタシは、
気がつけば踊るよりナンパ専門になってました。
嘘です。微妙に半分以上。

でも楽しかったなあカンタベリーハウスギリシャ館。
ブラックシープ。
ネペンタ。
あははは。
誰かついてきてるか話題に。

みんなどうしてんのかなあ。
すっかり落ち着いた奥さんになってたりするんだろうなあ。
と、遠い目をして独り言を呟く爺であった。

というわけで、本題としてはつまり、
当時のディスコはイロイロと楽しかった、と。
いやそうでなく、日本人はみんなで合わせる一体感が好きだな、という事ですな。

ここ10年くらい、日本独自の文化として不思議な発展を遂げた
ビジュアル系とよばれるスタイルの音楽でも、独特の観客の振り付けがありますね。
ヒラヒラと両手を前に差し出すやつ。
なんか初めてそのテのコンサートに行った時は異様な感じでしたな。
あまりにも観客の動きが揃い過ぎてて。
なんかナウシカのワンシーン思い出したぞ。

というわけで、ワタシのライブでも
きちんと振り付けを合わせてください皆さん。
嘘です。
好きに楽しんでくれれば良いです。
目を閉じて想いに耽ろうが、踊り出そうが、
藁人形に五寸釘打ち付けようが、
他の方にあまりにも迷惑にさえならなければ
好きに楽しんでもらって結構です。
つーか是非そうあって欲しいです。



ところで25年ばかり前にディスコで流行りまくった
ポッパイザセ〜ラマ〜ン、プオップオ〜、
みんな振り付け揃えて踊ってましたなあ。
あれって俺が歌ってたってのは御存じですかな。
結構海外の作品だと思っている方多いですが。
俺とあと二人、3人で歌ってました。
ちなみに俺はメインではないです。
あれが俺の初めてのレコーディング体験でした。
当時19歳の俺は、1万円貰って
うわあい、1万円もくれたあ、と喜んで帰りました。
30万枚位売れましたが、当然貰ったのはその1万円だけです。
という、小規模なたいやきくん話でした。


[355] 6月14日 2003年06月15日 (日)

札幌も終了してしまった。
いよいよレコーディングに突入。なのか。本当か。
どうなんだ。おい。こらあ。

いや本当に。
各地でライブに参加して下さった皆様には
なんとお礼申してよいやら。
楽しくやらしてもらいました。
皆様も楽しんで頂けたものと信じたいワタシでございます。

是非そう遠くない将来、またお会いしたいと思っております。
それではその日までさようなら。

ってなんだよそれ。
なにがさようならだこの野郎。
真面目にレコーディング進行させて進行状況を
レコーディング日記にして伝えるくらいの事が出来んのか。

善処します。

ってお前政治家かよ。おい。
それって日本の政治家の辞書によると
何もしないっつう事じゃねえのか。
一体真面目にやる気があるのか。

粛々と。

何を言ってやがるこの野郎。


などとワケの解らない自問自答をしている場合ではない。
いよいよ真面目にレコーディングに入るのである。
いつ、どんなものが出来るのか。
ワシもわからん。
祈っていておくれ。


[354] 6月5日 2003年06月06日 (金)

キネマ倶楽部は少々不思議なまったり感に包まれてしまったな。
鴬谷にやられたか。
なんかこう、渋谷あたりとは空気中の成分が
微妙に異なる気がするんだが。
良いとか悪いとかではなく。
いかがだったでせうか皆様。

残す所あと札幌一本のみ。
ううむ。
あっと言う間やなあ。
まあまたそんなに遠くない将来皆様に御会い出来る事と思います。
なにはともあれ札幌。
燃え尽きたいと思います。
一旦。

しかしすごいですな伊良部。
イラクとアラブでイラブなどと言っている場合ではない。
すでに7勝目。
阪神優勝の立役者である。
まだ優勝してないけど。
もうするでしょ。さすがに。
これでコケた日にゃあ大阪で暴動が起きまっせ。
それにしてもペタジーニ。
それはないんじゃないの。
試合にも出ずに日給三百万以上だっけ。
すんごいですな。
いや俺はよう知らんですよ。
本当に身体辛いのかもしれんけど。
それも所詮自己管理の問題でっしゃろ。
その金さえ回してくれれば焼却炉の一つでも作れるのに、とか
歯痒く思っている地方自治体職員の方々もいらっしゃる事でしょう。
いやはや。

顔が痛い。
背骨の歪みが頭蓋骨まできているようだ。
これはマジですよ。
本当に頭蓋骨は歪みます。
顔が左右かなりイビツになっている方。
是非良い整体に行く事をお勧めします。
そう言えば自民党の麻生さんも整体行った方がいいな。
よけいなお世話か。

つうか寝ろよ俺。
ここんとこ無駄に寝不足だからな。
骨も歪もうってもんだぜ。


[353] 6月1日 2003年06月02日 (月)

さてさて。
いよいよ六月ですか。
早いもんですな。
強引イヤのごとし。

名古屋、神戸に大分終了。
今回の短いツアーはすでに終盤に差し掛かっております。
今度のキネマ倶楽部は初めてだけど、
非常に良い雰囲気の場所なんで楽しみっす。

しかし相変わらずシナプス達は少々プスプス言うております。
ツアーなんか出ると元々寝下手なのがますます寝れやしねーっつうの。
決してAV大好きなワケではないですが、
ホテルではついつい観ちまいますねソレもんのチャンネル。
言い訳がましいですが、映画好きなもんでほら、
有料チャンネルで映画も色々観れたりするし。言い訳です。

最近は後で精算か、カードを購入するか、
ほとんどその二つのどちらかのパターンですな。
昔はTVの横に箱がくっついていて、小銭を入れるようになっていたもんです。

あれってスリッパとかでその箱を思いっきりぶっ叩くと、
お金を入れなくてもついたりしたんですよ。
なんかホテルのいたるところでバコーンバコーン、
音が聞こえたりしてましたなあ。
のどかな時代でございました。

あと当時の裏ワザで、遠距離電話をほとんどタダで掛けられる方法
なんてえのもありましたな。
ダイヤル式電話の頃の話ですが。
何番だかを回して、あと受話器を置くところのあのボタンを
どうかするとオッケー、みたいな話だったと思うんだけど。
それが本当だったかどうかすら定かではないです。
多分本当だったんでせう。
ツアーミュージシャン達がそんな類いの話をいろいろ教えてくれたものでした。
ま、のどかな時代でしたな。

電話といえば。
ケータイっつうもんが普及した事で、世界中の恋愛事情は
大きく様変わりいたしましたなあ。
なんせ基本は実家から実家に電話してたわけじゃないですか。
学生時代に恋愛の相手と話をしたい場合。
夜の10時もまわってから電話して、相手んちの親父なんか
出られちまった日にゃあ。ああた。
そりゃもうひとつひとつがなかなかに気合いの要るイベントでしたぜ。
当時の恋愛は。
電話したり、手紙書いたりだけで。

今回神戸でリハ前にぷらぷら散歩していて、三ノ宮駅を発見した瞬間
脳内で小さめの走馬灯が回りました。
高校生の頃あたしゃ神戸の女の子と遠恋っつうか文通してた
時があったんす。チキンジョージでライブ中少し触れましたが。
文通っすよ。文通。
当然ケータイなんてないっすから。
メールなんてないし。
電話ったって家の電話でそんなしょっちゅう遠距離してらんないし。
すんごいもどかしさですよ。文通。
ある意味これは盛り上がります。
でもって盛り上がり過ぎて、三ノ宮駅で久しぶりに会った時、
なんだかぎこちなくなっちまったもんで、うまく進展しなかったなんつう
淡過ぎる、かなり甘酸っぱめな青春のひとコマでございました。
うわははははは。照れ臭あ。

爛れて台無しみたいな、ミもフタもなくすのが得意だったワタシでしたが、
いいですな。淡い思い出は。

それではキネマ倶楽部で会おうでないの。
皆さん。


[352] 5月27日 2003年05月28日 (水)

どうも松井は調子が上がらないな。
まあ彼はタイプ的に今年よりは来年、
来年より再来年の方が成績が上がるだろうと
勝手に思っているんだが。

ってな事は実は別に大した話ではない。
所詮は他人事である。
つうか人の事は何だって他人事である。
だけど他人に思いっきり感情移入出来るタイプの人っているよな。

俺は昔っから自分の学校やクラスの応援とかも
燃えらんなかった。
まあ勝ちゃあ嬉しいけどね。どちらかというと。
いや待てよ。
ヘタすると自分の所属するクラブのチームでさえ
自分が出てない時の応援なんて、実はどっちでもいいけど
そうもいかなくてすごく喜んだりガッカリしたりするフリしていたんでないか俺。

どうなの。本当のところ。
みんな本気なの。
俺が淋しいヤツなんすか。
そんなにみんな感覚を共有してんの。
うーむ。

いやくれぐれも、例えばオリンピックで日本人が勝ったりすると
嬉しかったりするんですぜ。
そういう感覚は多分普通にあるんじゃないかなあ。
ただ何かの集団や他人の人生に、全面的に自分の喜怒哀楽を
あずけるようなマネはできねーっつうだけで。


どうもシナプスの調子が悪い。
最近筆無精っつうかキー無精っつうかこのダイアリーも
熱心さに欠けるな。
いかんいかん。
文章を考える作業はかなり脳内のシナプス君達の鍛練に良いと
思われるし。

つーか寝不足?
じゃあ寝ろよ。

まったく別に状況的に寝るわけにいかない時なら仕方がないが、
どうもとにかく寝下手なのである。
寝下手。
なんかこれ違う意味っぽいな。
床上手の逆、ではないぞ。
ねぶた祭、でもない。

などとしょうもない事言ってないで
寝ろっての。

さて名古屋。
盛り上がっていくぜ。しっとりと。
テンション思いきり上げて癒してくぜ。


[351] 5月23日 2003年05月24日 (土)

本日横浜ライブ終了。
飲み過ぎですぜほんま。
ついつい不安っつうかなんつうか
初日はドキドキしちまって。
ふうううう。

楽しんで頂けましたでしょうか。
俺は楽しかったです。
すんません。

なんか文句あっか。

ってけんか売ってどうする。
いやほんま感謝しております。
有り難うございました。

さて次はどこだっけ。
行くぜ。
どこへでも。
どこまでも。

よろしくどす。


[350] 5月21日 2003年05月22日 (木)

さて皆様。
おいらの新曲はもう聴いていただけましたかな。
今回新しい販売ルートでやってみたもんで
色々問題も生じておりますなあ。
御迷惑をおかけしております。

さあて。
いよいよ横浜ライブじゃのう。
いよいよテンションも上がってきておる。
ふっふっふ。
あとは野となれ山となれ。

という訳であたしゃまだ色々やらにゃならん事あるんで
本日はこれにて終了。

赤レンガで会おうぜ。


[349] 5月14日 2003年05月15日 (木)

今日も小倉君にあった。
ってなんだか小学生の日記みたいだな。ははは。
今日はばったりではなく、会おうとして会ったんだけどね。
ここでまた一つおもろい話が発覚。
今日の今日まで知らなかったのだが、
実は小倉君と去年からツアーに参加してもらっている
チェロの四家卯大君。
おんなじ事務所でおんなじマネージャーなんだわ。
あらま。

やはりミュージシャンも本当は15人くらいしかいないな。
全国で。
マネージャーは6人くらいか。

というわけで。
いよいよ今度のツアーのメニューも煮詰まってきましたぜ。
意外性あり予定調和あり、という事で。
楽しんでいただきましょう。
つうか楽しかったっつーまで帰さねーぞ。
覚悟しとけ。


ところでいつぞや俺のダイアリーでもなんかで
話のネタで出てきた秦の始皇帝。
今日たまたま“始皇帝暗殺”なる映画をケーブルでやっていて、
まあこれが面白かった。
是非一度見られたし。

ほんま権力者は大変じゃ。
つーかほんと、基本的には人生誰でもその人なりに幸福を得たい、
という一点にすべての行動原理があるにもかかわらず、
気がついた時には「なんで俺こんな事やってんだろう」
なんてな事になっている事は多いもんだろうなあ。
それが業、つうもんじゃのう。

人間にとって金、地位、名誉なんてもんは
絶対に幸福そのものになんてなりはせんですぜ。
それらはあくまで幸福を得るためのツールにすぎないでしょ。
どうよ始皇帝。

だからさ。
現代のアメリカのようにサクセスが幸福で、そうでない事が不幸なんてな
おバカかつシンプルな価値観で人間を把握できるワケないっしょ。
どう考えても、まあ俺も誰一人直接知らないけど
ものの本によるところでは、アメリカインディアンの方々の方が
人間というものに関しての洞察は深かったと思うぞ。
あんなおバカ達の価値観を、世界に良かれと思って
わざわざ広めようとかされてもなあ。

とはいえ、自分の価値観に対して疑問を抱かずに人にお薦め出来てしまう事は
アーティストにとって必要不可欠な能力であるな。
最近俺なんて、もういろんな人々の様々な価値観に対して
君がそう感じるならそれで良いんじゃないでしょうか、などと
思ってしまうわけで。
そんな事を言っていると竹善君に
「なにを物わかりの良さげな事言っているんですかあ!」
と叱られてしまったりするのである。
ううむ。


[348] 5月9日 2003年05月10日 (土)

いよいよライブも近づいてきたな。
夏も近づく八十八夜。べんべん。

それにしても縁のある人間とない人間と、歴然とあるものだ。
この前の大阪のマーチンイベントでも一緒に演奏した小倉君。
素晴らしいギタリストである彼だが、実は俺の幼稚園の後輩である。
俺は幼稚園に入園した時は高松に住んでいた。
その時の高松幼稚園の後輩である。
高松にだっていくらでも幼稚園なんてあるだろうに。
一体日本中にいくつ幼稚園があるのかは知らないが、その
高松幼稚園の出身者をもうひとり知っている。
パリ・コレにモデルとして俺が出させていただいた
マサトモというブランドのデザイナーである山地さんも
同じ幼稚園の先輩なのだ。

別にたとえば慶応などのように学閥つながりなんてもんが
高松幼稚園であるわけではない。
あたりまえっす。
二人とも知り合ってかなり後で、たまたま出身の話をしていたら
同じ幼稚園だっただけである。

でもってこの小倉君。
さっきもコンビニで会った。
一昨日もコンビニで会った。
その前の日はあるホテルのロビーでばったり会った。
四日で三回、ばったりである。

別に俺も彼もコンビニに一日中いるわけではない。
さっき話していたら二人とも本日初コンビニである。
しかも俺はせいぜい一分位しかそこにいない。

まったくこれで俺が女だったら、“この人はきっと運命の人だ”などと
小倉君に恋してしまうところである。

確かに彼は近所に住んでいるが、近所なら会うというもんでもない。
別の知り合いで、もっと近所に住んでいるという情報は得ている人物がいる。
いつか会うだろうと思っているんだが、もう3年程ここにいて
一度も見かけない。

そういえば昨日も一年振りで行ったある韓国料理屋で、
一昨日仕事で初めて会った人とばったり会った。

というわけで。

きっと世の中には実は300人しかいないのである。
店も10軒くらいしかないな。

あとはダミーなのである。

でかいビルなんてのもありゃ全部張りぼてだな。
すべてはセットなのだ。
俺が初めて行く店に急に行き先を変えたりすると、
必死にその店を素早く作り上げて、エキストラを集めているに違いない。
どうだ。
あたりだろう。
もう俺にはバレてるぞ。