[347] 5月3日 2003年05月04日 (日)

世の中連休中ですな。
少々連休としては出来が悪い感じでございます。
私には関係ない話ですが。

この前の大阪でのマーチンイベント、いかがだったでせうか。
一度も披露した事のない曲も数曲ありましたな。
ま、5月23日からのツアーを楽しみにしていて下さい。

どうもここんところ人としての焦点が
ボケている感じが否めない私です。
本人談。

なんか書こうとするとむーだのぬーだの、あるいはプスプスだの
言い出しそうだったもんで、気が付くとダイアリー少々間が空いちまいましたぜ。


それにしても阪神タイガース、すんごいですな。
まだ全面的には信用しないけど。
今年の阪神の強さは本物だ、という会話はかなり春の恒例行事っぽいですから。
と言いつつ、今年は本物だと思うんだがなあ。
どうなの。

ところで。
最近一番悔しかった話を。

メラニーというシンガーソングライターを御存じでしょうか。
60年代末から70年代前半にかけて活躍していた人なんですよ。
俺はこの人の大ファンだったんです。
「Brand new key」
という、軽めの曲がなまじ大ヒットしたもんで、
なんだか少々軽薄なポップスター的イメージが付いちまった部分も
あるんですが、実は本当に良いシンガーですぜ。

俺ほどメラニー好きなヤツには今まで会った事がなかったんですよ
なもんであたしゃ日本一のメラニーファンを勝手に自認していたんですが。
中学の頃、当時ロンドン在住な私はroyal albert hallでのコンサートも
行きましたですよ。一人で。
周りに誰もメラニー一緒に行くやついなかったもんで。

ああそれなのに。
岡野ハジメという、素晴らしいミュージシャンを御存じか。
最近ラルク等のプロデューサーとして名を馳せておりますが、
もともと驚異的な腕前のべ−シストでもあり、過激な方向での
サウンドメーカーとしては特に定評のある人です。
というか、実は俺が1年半ほど在籍した某大学の音楽サークルの
先輩でもあるんですが。
という事は古村の先輩でもあるんですが。

その彼がですよ。
やはり少年時代にメラニ−の大ファンで、しかもなんと
日本でのコンサートで楽屋口で出待ちしてサインを貰ったという事実が
つい最近判明しました。

ああああなんだか微妙にすごく悔しい。
俺はサインもらうなんて当時考えもしなかった。

今でも実はよく聴くんですよ。メラニ−。
世界の中島みゆき、とでもいいましょうか。
非常にナマな、良い歌を聴かせてくれます。
多分CDとしてはベストしか見つからないと思いますが
お薦めですぜ。


[346] 4月25日 2003年04月26日 (土)

この前のハワイ話の続きを少々。

TVでいろいろドラマを観ているとなかなかに面白いんだなこれが。
弁護士のドラマとか、なかなかシビアに作られていて面白かったぞ。
でもって日本のドラマを流しているチャンネルがあるんだわ。
アメリカの、ストーリーから役者達の演技、ライティングにいたるまで
大人の鑑賞に耐えうる、重厚に作られたドラマの後で
日本の普通の現代ドラマを観ると
随分と幼稚で安っぽく感じられた。
うーむ。なんか残念。
あれじゃなんだか日本全体が知能指数や精神年令低いみたいじゃん。
日本のドラマ事情としてはあんまり金も時間もかけていられないのかなあ。

でもって時代劇もやってたんだわ。
「八丁堀の七人」
とかいうやつ。
これが英語で
「hachoubori-seven」
とか言われるとなんかカッコ良かったぞ。
ハッチョウボルィ〜セブン。
字幕が出るんだが、
「俺達、八丁堀の七人じゃねえか」
という台詞が
「we are the hachoubori seven!」

なんか良いでしょ。


[345] 4月20日 2003年04月21日 (月)

おひさしぶりでございます。

この御時世にアメリカ行ってきました。
ハワイだけど。
前にチューブのレコーディングで行った時の事思い出して、
結構気持ちよかった気がしたもんで。
ラナイっつう小さい、何もない島にいました。
気候と風景はすごく良かったよ。

だがメシがまずい。不味過ぎる。
最初のオアフもラナイも結構良いめのホテルらしいんだが
死んだ方がいいくらいにメシがまずい。
しかも量はとてつもなく多い。
俺は昔からマクドナルドだのケンタッキーだのあまり好きではなかったが
なんであんなもんがあんなにはやってんのか不思議だったりもした。
今は良く解る。
あれはアメリカではウマい食い物だったんだな。随分と。
みんなせっかく日本人に生まれたんだからもっとうまいモン食おうでないの。
日本帰って来てちゃんとダシとった和食を食っておら感動しただよ。

結局ラナイでの最後三日くらい、スーパーで買ってきた
豆腐やら海苔やらばかり食っていた俺であった。

ここんとこ戦争がらみで米国に文句ばっか言っているようだが
俺は決してアメリカの文化を全面的に否定するものではない。
それどころかすっごく好きよ。アメリカ文化。
でも食いもんだけは認めねえ。
英国がよく食い物が不味いとかいわれるがとんでもない。
英国の料理もそれ程悪いものでもないし、
なにより英国ではうまいままの各国の料理が味わえるのである。
アメリカのある意味すごいところは、どこの国の料理もきちんと
アメリカ風大味になってしまうところだ。
と言っていたらLAの友人曰く、最近はかなりイケる
日本料理屋が増えたらしいが。LAでは。

でもって相変わらず深夜になると痩せる薬だの機具だのばっか
宣伝してるし。
だから言ってんだろ。
お前ら食い過ぎなんだよ。
しかも油モンばっか。


それにしてもフセインがいなくなればそりゃ一時は
圧政から解放された感覚も民衆にはあるだろう。
だがイラクの復興はまず米国の考える程うまくはいくまい。
結局は一段と中東を不安定にしただけ、という事になると思われる。

なにしろ少しずつ、人類というものが愚かな歴史を反省しながら
作っていこうとしたルールを一気に野蛮な時代へ引き戻した米国の蛮行は
絶対に許される事ではない。


[344] 4月8日 2003年04月09日 (水)

シングル完成したよ。
発表します。
タイトルは

「真夜中の虹」

真夜中の二時、ではない。

5月21日発売。

というわけであたしゃ少々日本を離れます。
たかだかシングル一枚ですが、あたしゃホンマに精根尽き果てました。
この調子ではきっとアルバムが完成したあかつきには
晴れてオイラは明日のジョーの最後のページのように
真っ白に燃え尽きている事でしょう。

ジャケットもいかしてますぜ。
乞う御期待。


[343] 4月2日 2003年04月03日 (木)

第三部である。

それにしても劣化ウラン弾を相変わらず使用するか。おい。
湾岸戦争の時のその深刻な影響が問題になっているだろうが。
そんなヤツらに化学兵器が、とか大量破壊兵器が、とか言われたくないっての。
結局そんなもんイラク側になんにも出てきやしないし。
まあフセインさんもそんなもん使えば向こうに大義名分を与える事になるから
持っていてもそうそう使わないだろうけど。

でもって日本がどうすべきなのか。
俺はとにかく徹底的に反戦平和主義『でありたい』人間である。
だが戦争なんて事口にしなければ戦争が起きないとか、
逆に平和平和と唱えれば平和がキープできるとか、
言霊みたいなものを信じるつもりもない。
というのも、そうと思っているとしか思えない人々がいるようなのだ。
まあ確かに日本には「まあ縁起でもない」などと言って
アンハッピーな予測はしたがらない傾向が常々ある。
だがアンハッピーな状況の想定こそ常にしていてほしいぞ。政治家のみなさん。
揚げ句の果てにかつて某好々爺首相なんぞ関西の淡路の震災時に
打つべき手も何も打てずに
「なんせ初めての事じゃから・・」
などとのたまう羽目になる。
別の首相が倒れた際に、いきなり命令系統がわけ分らなくなったあげく
密室で次の首相が決まったりする。

ありうる天災、人災、ありとあらゆるケースにおいて
ルールを決めておいてないと、もともとトラブル時なんだから
すったもんだしてるワケで、そんな時に事が起きてから
さてなんか決めましょうったってどうにもならんでしょうよ。

首相が倒れたら次は誰、その次は誰、と皇位継承者じゃないけど
きちんとずーっと決まってないと、
例えばテロで国会が爆破されたりしたらもう誰も身動き出来ないんじゃないの。

でもって当然戦争、あるいはテロを他国が仕掛けてくる事も
想定しているべきなわけで。
その為には国家を守ろうとする“軍隊”を自国で持っている事は当然でしょう。
つーか持ってるし。
だとしたら憲法を改正しないとおかしいでしょう。
大体がもともと矛盾だらけのインスタント憲法なんだから。
どこの国だって時勢に応じて憲法だって変えている。
別にあんなもん宗教上の聖典でもなんでもない。
平和教の教典だと思っている向きもあるようだが。

あの憲法で自衛隊が存在しているのは、俺はやはりインチキっつうか
詭弁だと思う。
逆にそんな風になんとでも解釈を広げる事を許す事こそ危険なのではないか。
本来、別の解釈などありえないようにかっちりと憲法を
作り直して、その中で軍隊のあり方をきちんと制限するべきだと思う。
(どだい曖昧な日本語多いし。現在の憲法って)
それをしないから、しまいにはなし崩しで結局海外派兵までしてるでないの。

大体俺は絶対に戦争なんかに関わりたくない。
家族の為とか言われても、ましてや国家の為なんて言われても
戦闘なんて事になったらオシッコちびって真っ先に逃げる。
であるからして、我々を守ろうとしてくれている人々なんてもう
最大限の敬意をはらって然るべき、と思っている。
それをいったいいつまで鬼っ子のような扱いをしておく気なのか。
ましてやどこぞの学校で、親の職業が自衛隊だと聞いた教師が
この子の親の仕事は人殺しです、などと言い放った事さえあると聞く。
戦争に関わるような職業さえなくなれば日本は平和になるとでもいうのか。
それは警察さえなければ犯罪者がいなくなる、というのと同じだろう。

くり返すが俺はまったくもって反戦平和主義『でありたい』人間である。
全面的にいつ何時も戦争という行為自体に大反対である。
ところが現実としてこの国が平和である為には戦力が必要であろう。
(そこんところの現状認識に異論のある方は
ファンタジーの中に住んでおられると思われる。)
ならばいざという時に一番に命を落とす覚悟で軍隊に身を置いてくれている
方々にはそれは感謝して当然なのではないか。

国家というもの。
自衛隊という名の軍隊。

どちらにも俺は別にとりたてて思い入れがあるというわけではない。
だが自分が恩恵を受けているものに対して、
恩恵は受けながらブーブー言うだけなどという、
親のスネ齧りながら反抗するバカ息子のような態度が嫌いなのだ。

そして。
ここからが最も俺の言いたかった事である。

俺はついに米国(のある層、と言ってもいい)
が本性をむき出しにした、というだけで
もともと本性はそんなもんだ、と思っている。
むき出しにしようがしまいが。

でもって、苛めっ子が子分を増やそうとする。
そこに参加しないと苛められる。
だから苛めっ子に子分にしてもらって
パシリでもなんでもやっていればひとまず安心だ。

というのが今回、米国のイラク“侵略”にたいして諸手をあげて
賛成を表明した日本政府の、国益を考えた、という判断なわけだ。
実際短期的に見ればそうかもしれない。
だが俺は今回の「むき出し」によって長期的に見れば確実に
米国は結果として痛手を被る事になるだろうと思っている。
どう力で押さえつけようにも全くの“総スカン”くらって
やっていけるほど現在の世界は野蛮ではない。

というか俺は現在の米国民自体そこまでバカと思いたくない。
国家としての米国は結局そういった性格を常に有しているが、
さすがにブッシュ及びネオコンチームはやりすぎ、だろう。
ブッシュが再選されないで、次の大統領がこの中東“侵略”を
ストップしたとしても、日本はその侵略に賛成した国、として、
せっかくの日露戦争以来の欧米白人との戦いで得た“有色人種の希望の星”的
好感度も(これ結構あったのよ。白人以外の国家で日本人が思っている以上に)、
第二次世界大戦の敗戦以降作ってきた平和を重んじる、という印象も
大きくダメージを受けるわけで、でもってその次の大統領にいろいろ、
「だって言う事聞いたらああしてくれるって言ったじゃないですかあ」
などと言ったところで知らんわそんなの、と言われるだけだろう。

北朝鮮の問題があるから、などといったところで
実際米国の国益の絡まない局面で何をしてくれるなどと
期待してもしょうがないと思う。
なんせもう冷戦時代とは違うんだから。

自国の軍隊をきちんと整備しようよ。
有事にそなえて。ちゃんと機能出来るように。
憲法、法律すべてきちんと見直して整備して。

でもってその軍備のあり方なんだが。
国の総力をあげて、世界で圧倒的に優位な防御システムを
作り上げる事はできないものなんだろうか。
これが俺の一番主張したいところである。
ただし俺は全く軍事オタクではないので実際のところどうなのか
さっぱりわからん。
だが平和平和と唱えれば平和になる、と思うよりはよほど
現実味もあると思うんだがなあ。

現在、戦力を保有する、という事は基本的に攻撃力の事であろう。
そして、攻撃力の均衡によって平和が保たれる、という
絶望的にバカバカしい状態なわけだ。

ハード面で言えば。
飛んできたミサイルを迎撃するシステムの
ものすごく完成度の高いものを作り上げるとか。
あるいは最近のミサイルはなんらかの装置によって
攻撃目標に対して自己調整しながら向かったりするとも聞いた気がする。
ならば逆にその機能を狂わせて発射された方角に向かってUターンさせるとか。

多分軍事方面に詳しい人にはいろいろ異論もあるんだろう。
それらはすでに研究されてある程度実現されていたとしても
やはり攻撃力あってこそ、といった事に現在なっているんだろうし。

だけど日本の頭脳を結集し、その為に相当の予算を組んで
総力をあげて鉄壁の防御システムの実現のためだけに注ぎ込めば
少なくともテポドンあたりなら、飛んできた事をすぐに認知し、
それを100%迎撃するシステムくらい出来そうな気がするんだが。

そしてソフト面。
情報管理システムが現在、イメージ的にはまったく機能していない
みたいな気がするんだが。
他国の動向に関しては米国まかせ、国内の情報はもれ放題、な気がするんだが。
そこら辺本気で諜報機関や情報管理システムを作り上げないといけない
気がするんだが。

というわけで気がする、話ばかりである。
軍事なんて基本的に興味もないし結果、知識もない。
だから気がする、な話だけしかできない。

だが何度も言うが平和を唱えるだけよりも
鉄壁な防御システム作りの方が現実味があると思うんだが。
きちんとそういうビジョンを持って話をすれば国民もそこに予算を注ぎ込み、
頭脳を注ぎ込み、国力を結集する事にある程度納得すると思うんだけどなあ。
何度も言うが俺は死ぬ程戦争反対の平和主義者でありたい男である。
だからこそ今のような姑息なやり方でなく、堂々と軍備のあり方を
論議できる国であって欲しい。
そして世界に先駆けて攻撃型でない、あたらしい軍備のあり方を
提示できるような国になって欲しいと切に願う。



うわ。なが。
今アタマの方から読み返してみたら今回むちゃくちゃ長いな。
おまけにレコーディングの合間合間に書いているので
文章がいまいちパラけていて要点が掴みにくいし。
すまんの。
最後まで読んでくれた方々。
しんどかったでしょう。

というわけでパラけた文章の要点をまとめよう。

1 今後の米国の協力に期待して理不尽な話に賛同すべきではない。
  それが出来ないのは自力で国を守る事ができないからなのか。ならば
2 憲法をきちんと改正し、自衛隊のあり方を逆にかっちり定めるべきだ。
3 攻撃力でなくひたすら鉄壁の防御体制作りにソフト、ハード両面から
  全力で取り組めないものだろうか。

という事を俺は日本に対して切望している、というのが
話の主旨のようである。
ふう。

本当は世界中の軍備費ほど無駄なものはないでしょうに。
だからこそ攻撃型の軍備がすべて無駄になるようなシステムが
出来ないもんか、と思うんですわ。


[342] 3月30日 2003年03月31日 (月)

第二部どす。

現在シングル制作が大幅に遅れてテンパっているのだが
あまり間をあけずにいきたいしなあ。
脳の機能は明らかに低下しているので途中から変な事言い出すやもしれぬ。


でもってイラク侵攻の大きな理由としてもう一つ、これも
世間でも散々言われている事だが、ブッシュの信仰である。
もともとアメリカという国家はかなり強烈なキリスト教国家だ。
そしてヨーロッパの連中が世界中を侵略しまくっていた頃に
常にキリスト教の布教、異教徒の弾圧がセットになっていたのは
御存じのことと思う。

もうすでにTVなどでも聞いた事がある方々もいらっしゃる事と思うが
ブッシュ政権の中核をなしているネオコンと呼ばれている新保守の
連中で、おおっぴらに
「中東の連中はすべてのベースにイスラム教があるのがいかんのだ」
と発言していたりするのもいる。
まあ言おうが言うまいが連中みんなそう思ってんだよ。

ブッシュはもうばりばりのキリスト教原理主義者なのも皆様
御存じのところでせう。

アメリカという国が安保理決議に違反しているイラクがなんたら、
攻撃理由として言ったところでアメリカは安保理決議に違反し続けている
イスラエルを援助し続けているのも御存じでしょう。
いわゆるダブルスタンダードってえヤツですな。
世界中から突っ込まれてますなそこんところも。
だがこたえない。そんな程度の事。
なんせ世界唯一の大帝国ですから。

イスラエルという国の存在自体良い悪いを論じるつもりはない。
しかしアラブ全体を敵にまわしているイスラエルと、
今までは援助するだけだったがこれからは本気でタッグチームとして
アラブ、イスラムと戦う気なのだ。米国は。ブッシュチームは。
共存の道を探そうではない。
中東を本気で変えようとしているのだ。
できる事ならばイスラム教自体を排除すべく。

さっきも書いたが結局欧米の白人達はいつも、今までの歴史を振り返るに
異人種、異教徒に対しては完全に命の重さの違うヤツラとみなして
教え導かねばという義務感や正義感を本気で持った連中と
残虐な商売人達とがいつも二人三脚で、世界に血なまぐさい商売を仕掛けてきた。
まったく同じ図式である。

ただ、ヨーロッパの国々はさすがに自国が戦場になったり、
様々な歴史を経て国家としてもっと老成している。
米国だけは結局そのまま、なのだ。

自分と異なるルックス、あるいは宗教、文化に対して
尊重し、共存しようとする事が出来ず、
力によって押さえ付けようとする。

これを野蛮、という。

大体いまだに市民が防衛の為などと拳銃を持ち歩き、
実際ワシントンやニューヨークでは普通の殺人くらいでは
新聞記事にもならない。
まさに野蛮な国、である。


あまりにもこの幼稚な米国政府の精神構造、やり方にある意味
一番喜んでいるのはアルカイダ、ビンラディンなのではないか。

どれだけアルカイダにもあの時点で言い分があっても
基本的にあのテロ自体に対しては世界的に米国に同情的であったわけだ。
アラブ社会としてはアルカイダの存在はある意味
いい迷惑だった部分も大きかったろう。

しかし今回のイラク攻撃をはじめとして、それだけでなく中東全体を
民主化しようと米国が目論んでいるのが明白になり、
そして民主化のさまたげはイスラム教自体だなどという態度が
随所で見えてきたわけだ。
もともとアラブの敵対するイスラエルをバックアップしていたわけだし。

これはもう対米に対してはイスラム全体の敵という共通認識が
出来上がっていく事だろう。

結局、パレスチナにおけるテロ行為の報復につぐ報復という、
憎しみの連鎖に世界中を巻き込んで参入しよう、というのが
これからの米国なのである。


その米国は確かに巨大な、圧倒的な国力を現在持っている。
そして前回俺が書いたように、現在の世界では悲しい事に
戦力だけが頼りになる局面があるのは事実だ。
そして日本は戦いにおいては米国だけが頼りである。

だからといってその連鎖に巻き込まれる覚悟があるのか。
この日本。


というわけで第二部終了。


[341] 3月27日 2003年03月28日 (金)

戦争が始まってから何度も書きはじめては
中断してしまった。

戦争というもの自体に対しては
正しい戦争などない、と言いたい。
これほどに人類というものがあまりにも愚かな存在である事を
絶望的に証明してくれる行為はない。
俺自身に関していえば、好戦派か反戦派かなどと問われれば
そりゃ気も狂わんばかりに反戦派である。

とはいえ戦争、戦力によってしか解決され得ない事態が
現在も人類に存在している事は悲しい事に厳然たる事実だ。
テポドン相手にイマジンを歌っても止まってくれない。

それにしても今回の米国のやり口は最悪である。
結局のところ戦争を始める、という結論ありきであって
イラクに対してほとんど言い掛かりとしか言いようのない、
まさしく「ならずもの」がインネンつけて始めた喧嘩のような
ものである。
(大量破壊兵器だのならずものだの、だれがやねん、お前が言うな、という
世界中のつっこみも意に介さないのがブッシュという男、そしてアメリカという
国家である。)

アルカイダとの接点もなんら証明されていない。
大量破壊兵器の存在も証明されていない。
イラク国内でのフセインの政治体制も、
はっきり言えば他のアラブ諸国の王家が富をひとりじめしている
体制と比べれば、独裁者とはいえ、まだましな要素もなきにしもあらず、
といったところであろう。

つまり米国の「いいがかり」は世界中でいいがかりと認識されているからこそ
これ程までに世界的な反戦運動の盛り上がりになっているわけだな。

結局のところ米国の意図はどこにあるのか。
これはもうさんざん世の中で語られているところであるけど、とりあえず。

まず石油にまつわる経済的な理由。
すでに復興後のイラクに対しての入札が行われている、と聞く。
米国の石油業界、軍需産業の利益に基づいてすべてが決定されているのは確かだろう。
今回の米国の攻撃に対する批難はどちらかというと
この部分が強調されている事が多い。
これはある意味資本主義の末期症状としての必然的結末と言えなくもない。
大体米国の本質的なスタンスは昔から変わっていない。
情報管理の重要性を認識しているからこそ自由だ民主主義だと
耳障りの良いお題目を提示しながら、ひたすら利益を追求する。

第二次世界大戦においても同じだった。

有色人種である日本をいかにこれ以上のさばらせずに
徹底的に叩き潰すか、そう考えて戦争をせざるをえない状況に
追い込んだのは米国である。
様々な要素がからんではいても、それが最大の要因だと俺は思う。
俺は当時の日本が善だ、という立場ではないが
当時の日本こそが悪でアメリカは正義だったなどという発想を持つ日本人は
完全にアメリカの情報操作にやられている、と思うぞ。
大体、善悪二元主義ですべて語れるなどどいう幼稚な発想は今時
時代劇でもない。ブッシュくらいである。
日本の真珠湾攻撃を暗号の解読ですでに知っていながら、
その後の世論を有利に進める為に米国政府が握りつぶしたのも本当だろう。
欧米の政治家達はそれ程冷徹に自国の利益の追求を
足し算引き算しながらやっていたと思われる。

そして人類史上まれに見る大犯罪、完全なホロコーストである
東京大空襲、そして広島、長崎への原爆投下。

戦争というもの自体まったく愚かな、恐るべき行為であり、
俺はなんら肯定などするつもりはない。
何度も言うが。

だが政治的な解決方法の選択肢の一つとして戦争が存在してきたのは事実だ。
つまり世界における政治の公式ルールの中に「戦争」自体は含まれていたわけだ。
そしてこの場合の戦争とは、あくまで基本的に戦闘員どうしの戦いである。
東京裁判でA級戦犯などと戦勝国によってまさしく儀式化された単なる復讐として
裁かれた人々がいるがちゃんちゃらおかしい。

国際法的にも人道上も許されないのは米国の原爆投下という
完全なるホロコーストである。
そこには確実に有色人種に対する差別が存在している。
(いっとくけど当時アメリカにおいて、まだ黒人は完全なる差別の中で
生きていたからね。インディアンと呼ばれた原住民の殺戮に対する反省なんて
何もなかった頃だからね。アジア・アフリカなんてすべて白人より劣った
原住民の住む、征服されてしかるべき植民地としての認識であって、欧米人にとって
対等なんてありえなかった時代なんだから。)

その後の冷戦を見据えてソ連に対する威嚇として、
しかも実験として二種類の原爆を落としたのである。

よく日本が謝罪も賠償も十分にしていない、ドイツを見習えなどと
言う人がいるがそれは違う。
ドイツが謝罪し、賠償しているのはユダヤ人に対するホロコーストという
罪に対してである。

それを日本の、いわばある程度は「ルール通りに」戦争に携わった人々を
無理矢理な復讐として戦争犯罪者として断罪し、
自国の人類に対する大犯罪である原爆投下には平気で
あれのおかげで戦争が早く終わったなどと言い放ち、
そこに後ろめたさすらない。

これが米国という国家としてのメンタリティーなのである。

そしてその後、ソ連が崩壊するまでの冷戦中、日本は
それこそ不沈空母たるべく米軍の基点として機能してきたわけだ。
冷戦が終了したその後も、恐ろしい事にアメリカは日本と友達だから
イザというときは守ってくれるなどと本気で思っていたりする日本人もいる。

守ってくれるわけがないでしょう。
友達だからなんて理由で。
ばか、ですな。

日本の存在自体が米国の利益になる部分があるならば
守ってくれますよ。
自国の利益のために。

さて、と。
長くなったな。
まだ前提としての話だけなんだが。
本当はここからが本題なんだが。
つーか本当は音楽家としてはなんとかもっと万人に耳障りの良い話だけで
お茶を濁したかったんだが。


第1部終了。


[340] 3月17日 2003年03月18日 (火)

パーティー参加者は喜んでくれたものと勝手に思っておこう。
なんせ今回は盛り沢山やったでなあ。
20年歌った事ない曲だの10年歌った事ない曲だの、
いやほんま古村は大変やったわ。
思い出した頃にはもう次の曲いってるし。

一応不参加者の為に説明すると、
『WHY』から『いつかすべての閉ざされた扉が開かれる日まで』までの
全アルバムから一曲づつ、最近歌わなかったヤツばかりメドレーで歌ったのさ。
CITY LIGHTSなんてほんと、歌ってて渋谷ライブインの匂いがしたぞ。脳内で。
関さん登場なんてまったく俺は知らんかったし。
あー面白かった。俺が。
いやあほんま、スタッフに感謝っす。

発売前に新曲披露するなんて事、CANDLE IN THE RAIN以来でないの。
評判良いみたいだし。新曲。
まあそういないか。
あれ良くないっすねえとかいきなり言うヤツ。

完成を楽しみにしていてくれたまえ。

それにしても。
今日1985年のライブインでのビデオを観たんだが、なんだってあの頃の俺は
あんなにも陰気くさい顔して歌ってたんだろうなあ。
まあ実際明らかに今より諸々ツラい時代ではあったが。
それは俺の問題だろう。
人様にお見せする為にステージ上がって
あんな顔していちゃいかんわな。
エンターテイナー完全失格である。
ま、人様のエンターテイメントどころか
自分の治療のために音楽を作ってステージに上がっていたようなものだからな。
あんなものに付き合わせてすまんかったな。
まったく自意識過剰でまともにものも言えねえじゃねえか。
ああ恥ずかしい。

俺は今の自分の顔の方が全然好きだ。
そう思える俺はきっと随分ハッピーな人生を送っているという事だろう。
何十年たってもそう言い続けられる俺でありたいものだ。

というわけで残念ながら敦盛は舞わなかったのであった。


[339] 3月12日 2003年03月13日 (木)

気がつけば誕生日も過ぎていたな。
わしもついに87歳か。
年をとったものじゃ。
日露戦争を語らせるとつい長くなるぞ。
でもってわしのメシはまだか。
またわしにメシを食わさん気じゃな。
まったくウチの嫁ときたら。
さっき食ったなんて言ってもわしゃごまかされんぞ。

最近ろくな事書かんな。
すみません。
脳が傷んでますな。かなり。

いろいろと人生について思い悩む今日この頃。
さすがに四捨五入すると50歳ともなるとねえ。
もういっちょ四捨五入すると100歳でんがな。
つうかなんで四捨五入せんとあかんの。

というわけではっぴいばあすでえメッセージを下さった方々
どうもありがとう。

御礼に日露戦争のお話でも。
つうか日露戦争もう100年位前だし。

それにしてもさあ。
この前ディスカバリーチャンネル見てて思ったんだが。
ティラノザウルスの前期型と後期型で少し体型が違うとかいう話で、
その間が3万年とかあるわけよ。
どうよ3万年。
やっと西暦2000年越えたってか。
人類の文明なんてねえああた。そんなもんですぜ。
たかだかその中でせいぜい100年ばかりの人生。

人間五十年 下天のうちに比ぶれば 夢幻のごとくなり
一たび生を得て 滅せぬもののあるべきか

とでも舞ってみせようかの。
今度のT's party で。

是非に及ばず。


[338] 3月4日 2003年03月05日 (水)

というわけでもう3月やのう。
3月といえばもう春でんがな。
それにしても毎年毎年なにかっつうと年度末で道路掘り起こしやがって。
いったいいつも何掘ってんだ。おい。
国家機密で本当は宝探しでもしてんじゃないのか。

ところでクマンバチってのはスズメバチの事なんだな。
そいつはびっくり。
てっきりクマバチが訛ったもんだと思った。
たまたま辞書のスズメバチの項が目にはいって、(=クマンバチ)
なんて書いてあるもんだから、俺はうわ、国語辞典書いてるようなヤツには
スズメバチもクマバチも一緒かよ、なんて思ったんだが。
念の為クマバチを引いてみたら、クマンバチ(スズメバチ)とは別種、
なんてわざわざ書いてあった。

だからなんだ、と言われても困る。
色々もっとミのある話を書きたいんだが今日は疲れた。
もう俺は人生に疲れた。
旅に出るぞ。

なんていつでも言い出すな。
詞書かなきゃいけなくなると。

なんかの雑誌見てたらハワイに行きたくなったぞ。
ハワイでモトモコ食うか。
ロコモコだっつうの。

ではアロハという事で。


[337] 2月27日 2003年02月28日 (金)

なあんかあと1日で2月も終わりですってか。
ズルされてる気分だな。
そんな事じゃ困りますな2月クン。

さあてと。
いい曲なんだなこれ。
名曲作っちまったな。
詞を書いてから言え。
まったくその通りでございます。

早く聴かせたいなあ。
ライブが楽しみだ。
だから詞を書いてから言えっつうの。

ふう。
微妙にブルーな日々ですわ。
具体的にブルーにならざるをえない事情も少々あるんですが。
おまけに詞書きモードのワタシったら、どんどん内向してくのよね。
内向型のワタシは外界とのズレをうまく修復出来ないんですわ。
ずうっと皮膚表面から5mm 位でバリアはって、
内と外で時間軸微かにずれっぱなしな感じ。
せっかく最近は日常においてそこらへんの調節機能が
非常に優秀になってきているのに。
誰とどこにいても結構合わせますよ。
ははあ、だから最近詞が書けないのか。
でも生きる事は楽になったぜ。
こういうのって若い時は、堕落したとか決めつけたりしがちだったが
今は全然そうは思わん。
別に創作にばかり大層な意義があるわけじゃない。
所詮俺は自分のハッピネスだけが本質的な目的なのだ。
創作であれ外界との調節機能の向上であれ。
あとはそのハッピネスをいかに突き詰められるかでしょうな。
突き詰めていくと結局逆に自己の快楽は他者のハッピネスに尽きる、
というもんだったりするんじゃないでしょうか。
対象が不特定多数であれ一人であれ。
などとよしなしごとをつらつらと書き綴る事の意味こそなかりけるへへいべいびい。
なんばしよっとねほんなこつ。

焼酎飲もおっと。


[336] 2月21日 2003年02月22日 (土)

風邪をついにひいた。
もう大体治ったけど。
一瞬にして38度6分まで熱が上がった。
でもって腹のこわれ方たるやああた、
尾籠(びろう、だぜ)な話だがどこからオシッコしてんだよ俺は、という
何日かであった。

関係ないけど今度below っつう映画来るみたいだな。
CMで『below』って聞こえた時にすかさず頭の中で『尾籠』に
変換されちまったぜ。

いやあほんま、身体が毒出したがってたみたいやのう。
あらゆる場所から毒が排出されて今やクリーン織田ver.3.2ってな感じである。
でもってまたニコチンだのストレスだの新たな毒を
溜め込み始めたところである。

あのですな。
くれぐれも熱が上がった時に薬で熱下げたりしちゃいけませんぜ。
身体は熱を上げた方が良いから熱上がってるんだから。
ひたすら寝ては汗出すのがよろしい。
下痢だって無理矢理止めたりしちゃダメなんだっつうの。
身体が毒出したがってるから下痢してんだから。
ただしジイさんとか、持ちこたえる体力がない場合は別だよ。
無理してる間に死んじまったら元も子もない。

そういえば元も子もないっての、モトモコってなんだって言ったヤツがいたな。
ハワイ料理でロコモコってのがあるしな。
モトモコ。
ちょっとかわいい。

今そんな事を言っていて思ったんだが、じゃあ『にっちもさっちもいかない』
ってのは一体なんなんだ。
ホワッツにっち。
英語にはあるぞ。
niche.
隙間とか適所とかの意味である。
ニッチ産業とか言うでしょ。
ルイ・アームストロングはサッチモと呼ばれていたな。
『隙間もルイ・アームストロングいかない』
さっぱりわからん。

まあ、まだ風邪が治りきっていないからな。
脳に菌が繁殖してる気もするし。

ニッチもサッチモ。


[335] 2月15日 2003年02月16日 (日)

まったく何がバレンタインデーだ。
そんなもんがあるからさんざん淋しい思いさせられたんじゃねーか。
なまじかすかに期待なんかしたりして。

思い出すぜあの高校一年のバレンタインデー。
絶対アイツはくれると思っていたのにい。
いいんだいいんだ。

大体みんな製菓会社の陰謀にのり過ぎだっつうの。
来年からはバレンタインデーにはうどんを贈ってみろ。
昆布とか。
詰め合わせサラダオイルセットとか。
御歳暮じゃねえっつうの。

まったく日本は平和じゃ。
世界情勢は緊迫してきているぞ。
いろいろ書きたい事もあるがなかなかキラクには書けん。
イラクにも書けん。
じゃあイラブはどうだ。二軍で調整ってか。
なにしろイラクとアラブでイラブ。
そりゃ状況はよくない。
だから何を言っているんだ。

なかなかに緊迫した状況にある俺の前頭葉。
海馬はすでに石油が足りない。

しかし何十年か前から、何十年か後には石油が枯渇すると言われて久しいが
いったいいつなくなるんだ。
本当のところ。

俺にはどうしても解らん事がまた一つあるんだが。
是非誰か説明してくれ。
原子力発電はどう考えても問題は多い。
是非これだけはなくして欲しいと思う。
しかし火力発電も環境等にかなり悪影響があるそうな。
でもって水力もダムなんて環境ぶちこわすし。

ならば。
風力はなんにも問題ないんじゃないの。
あの風車のやつ。
いやほら、日本の場合平地で余った場所なんて少ないから、
まあやれてもほんの少しかもしんね。
でもってあとあの太陽電池ってのはどーなの。
あれもすごく良さそうだけど。
まあそれにしたってコスト的に割にあわない話だったりするとは思うが。

でもさ。
すこしでもそうやって、風車やら太陽電池やらで少しでも補おうとする企業には
税金も優遇してやるとかしたってよさそうな気がするんだけど。
そしたら全面太陽電池のビルとかもっとバンバン出来そうじゃん。
全体の何分の一かでもそれで補えるようになれば随分と良さそうなのに。

なんで風車やら太陽電池やらをもっと推進する気配がないの。
そこが解らん。

まあ所詮俺は5000ccのバカ車乗ってるような男です。
だってカッコ悪いんだもん。プリウス。
あ。言っちゃった。
俺はまあそんなにスピードはでなくても良いんです。
カタチにはこだわるんです。
かつて俺が乗っていたオペルの1900GTという車は、
「オオカミの皮を被った羊」
と呼ばれてましたとも。
もお遅い遅い。
つーか止まるし。
あの頃は常時JAFの会員証と針金とガムテープは手放せませんでしたな。
雨の日にいきなり窓ガラスがバコッと落ちて、
ザーザー降りの中窓を開けっ放しで走ったりしてましたとも。
冬の雨の夜なんてああた、エアコンつけてワイパー動かしたらライト消えちまうんですぜ。

でもって何の話でしたかな。
利尻昆布でしたかな。

車なんてもしかしたら太陽電池でかなりの部分を覆って、
しかも上に風車つけたらぶんぶん回りまっせ。
ほとんど自力で走れる車出来そうじゃないっすか。
どうっすか。そんな車。

俺は買わねえな。


[333] 2月9日 2003年02月10日 (月)

おいおい。
利尻昆布はともかく、俺の歌詞何の曲だったか
誰か言ってくんないと寂しいじゃん。

せっかくアル中から社会復帰したのに
なんだか酒量増えてきてるぞ。
いかんいかん。
今年のテーマは節酒。
禁酒とは言わないけど。
て言うかいっぱいあるだろ今年のテーマ。
皆様の期待を裏切り続けてはや10年。
ふう。
心から有難うございます。
出しますよ今年こそ。
ニューアルバム。
ふう。
なに溜め息ついてんだよ。

いやほら。
詞。歌詞。
むーん。

正直煮詰っております。
どーなの。
ふう。

という情けないダイアリーでした。
すんません。
でも作るよ。必ず。
待っててけろ。

むーん。


[332] 2月3日 2003年02月04日 (火)

先日風邪気味などと言っていたが、またギリギリで回避。
最近はびこる菌にも負けず、元気な俺である。

うーむ。
フィル・スペクターが殺人容疑で逮捕だそうだ。
昔から変人では通っていたが。
フィル・スペクターを御存じない方もいらっしゃるかもしれぬな。
かつて60年代初頭にはウォールオブサウンド、と呼ばれた
レコーディング手法をあみ出し、世界的なヒット曲を出しまくった
伝説のプロデューサーである。
Be my baby という曲なんて、どんなに音楽に興味ないヤツでも
必ずサビの部分は聞いた事ある、つうぐらいの名曲だし。
Be my venusちゃうで。
ビートルズのアルバム、Let it beも彼のプロデュースだ。
確か勝手にThe long and winding roadに大オーケストラをダビングして
ポールを激怒させたのもあの男だ。
その後のジョンやジョージの有名なアルバム諸々も彼のプロデュースである。
でもって結局、ジョンのRock N Rollっつう、あのstand by meとか入ってるアルバムを
レコーディングしてる最中にマルチ持って雲隠れしただかなんだかで
さすがのジョンも、もーこの男とはやっとられんわ、てな事で喧嘩別れした、
ような話だった。気がする。確か。

大雑把に紹介するとそんな人なんだが、
まあいつぞや俺が書いたところの才能なんてもんは人間の深い業の
一側面である、てな話を思いっきり地でいった男である。

まったく人生、一瞬の輝きの強さがあればある程影の濃さが目につくな。
そんな歌詞書いた事あったな俺。さあどの曲だ。
当った人には利尻昆布1年分差し上げます。
嘘です。大体なんだその景品は。
いやたまたま今、利尻昆布がイッパイあったもんで。
ダシはちゃんととろうな。皆さん。
昆布と鰹節。
あかんで。化学調味料ばっかり使うたら。
特に世のお母さん方。
子供の舌に、ちゃんと旨いモン覚えさせたれや。
冷凍やインスタントばっかり使うたらあかんで。

何の話だ。
そんなわけで、利尻でとれたフィル・スペクターは最高だったのである。
さぞ大滝詠一さんは悲嘆にくれている事であろう。
でもな。フィル・スペクター金は持っているからな。
米国の裁判は弁護士の腕次第なところもあるからな。
今後無実になるやもしれぬ。
例の元フットボールのスーパースターみたいに。

そういえば太ったのはマクドナルドを食い過ぎたせい、といって
マクドナルドを訴えていた馬鹿、さすがに負けたな。
マスコミは「個人の責任を他に転嫁する訴訟社会の悪い1例」
などと批判的に取り上げていたそうだが、米国そればっかやんけ。
マックかなんかでコーヒーこぼして火傷して
「熱過ぎるコーヒーを出した店が悪い」
とか訴えたやつは何億だか貰ったんじゃなかったっけ。

というわけで、今週の推薦本は
『アホでマヌケなアメリカ白人』
これ必読である。


[331] 1月28日 2003年01月29日 (水)

どうも最近ダイアリーが間隔空くなあ。
飽きてきたのか俺。
一体楽しみにしている人間はいるのか。
励ましの書き込みでもしてやらんと。皆さん。

それにしても有望力士は全部外人ってか。
いよいよ大相撲もすごい事になってきたな。
ボブ・サップはやらんのか。相撲。
朝青龍がK-1出てみるとか。
この際もう格闘技の一つとして何でもいったれ。
ルールもどんどん時代に応じて変えていくとか。
そうじゃなきゃ逆に伝統芸として、
すみません今後は新弟子はやっぱり日本人だけにします、とか。

なんだか微妙に中途半端な状況だからなあ。
まあ金になるから貧乏な国から志願者が来るけど、
本来格闘技としてだけの話で言えばどう考えても変過ぎだぞ。
なにしろチョンマゲにふんどし。
でもって土俵入りの儀式。
そりゃ本来は格闘技として世界的に広まるようなタイプのもんじゃないでしょ。
このままいけばアジアやアフリカの力士ばっかりに必ずなるぞ。

きっと黒人が入門したい、という時にはじめて、
そこまでの本質的な議論が展開される事になるだろうな。
モンゴル人はルックスがほとんど日本人だからいい、とかいう問題じゃなかろう。本来。
その際に人種差別問題にテーマがすり変わったりすると、これまたえらい事になるで。
小錦の時にちょっとあったけど。
でも実際エチオピア出身の黒人とアルゼンチン出身の白人で
優勝決定戦なんて事で本当にいいのか大相撲。
どうするんだ大相撲。
いや俺は別にいいんだが。何でも。


どうも風邪っぽい感覚が体内に生じつつある。
まわりはこの冬、かなり風邪率高い。
俺だけ無事すり抜けてきたんだが。
風邪ひき始めって背中のある部分が凝らないかい?
俺はいつもそのパターンなんだけど。

そんな訳だから本日これにて終了。


[330] 1月20日 2003年01月21日 (火)

貴乃花引退かあ。
ついに、というかやっと、というか。
かつて貴乃花こそが千代の富士に引退を決意させた男であった。
確か。
俺はそれ程相撲マニアではないので間違っていてもノー責任である。
とにもかくにもそうやって世代は交代していく。

どんな業種であれ、これからっつう輝きは素敵だよなあ。
でもって逆にステージを降りる時ってのはやはり切ないものだ。

まあせめてやり切った、という満足を持って
ステージを降りたいものである。
なんせ人生自体、いつかは使いもんにならんジジババになって
最後には死んでゆくわけだ。
そんな時に、後悔ばかり残ったあげく未練たらたらな人生なんて
イヤだもんなあ。

やりきった満足感を持って、心の中で喝采に包まれて
退場したいもんだな。

そういえば俺は昔から思う事があるんだが。
よく癌の人に告知すべきかどうか、といったところが
問題になるでしょ。
そんなのさあ、俺がもし癌で、大丈夫、治りますよなんて
言われてるうちに動けなくなったりしたら
まわりの連中に
「だましやがったなあ!」
とでも叫んで、恨んで死にかねない。
「あと半年の命です。」
とでも言ってもらえれば、なんとかその間にやれるだけの事をやっておこう、と
シャカリキになる事であろう。

もしかして何も問題なければ永遠に生きられるとでも思っているヤツがおるんかい。
人なんぞ必ず死ぬのである。
しかもせいぜい、百年やそこらで。
そんなもん、何をやったからって大したもんでもないし、
総ての欲望を満たし続けた人生なんてもんはあり得ない、と思うぞ。
だけど、まあ上出来だったなあ、くらいの感慨を人生に持てたいものだ。

うーむ。
書いてて思ったけど無常感いっぱいですな。
最近のダイアリー。
どちらかと言うと最近あたしゃ鬱どころかいたって元気でっせ。
元気に無常。

祇園精舎の鐘の音は諸行無常な響きありまくりなのである。
おごってくれるのはヒサシ君なのである。

そんなわけで、後悔はしたくない、というのが
常に一番のテーマなのである。

じゃあ後悔しない人生ってのは、こうかい?
なんてシメでいいのか古村。


[329] 1月13日 2003年01月14日 (火)

なんだか分かりにくくなった成人の日であった。
ええやん15日で、ってな気もしないでもないのだが。
とりあえず全国でほとんどつつがなく成人式が
行われたらしいな。

今日の昼間に、多分成人の日記念と思われるドラマを観た。
夢を追い掛ける20歳の若者達のドラマである。

基本的にこういうのに弱いんですあたし。
精神構造的にはストレートな受け入れ態勢出来ていないもんで
各種のつっこみを散々入れつつも、なんていうんですか
俺って根がいいヤツですな。ははは。
うるうる来ました。

しかし非常に気になる点がひとつ。
ドラマのストーリーを要約すると、主役の女子と
プロのミュージシャンになりたい男子がいて、
結局男の子は少し認められかかった時に家の都合で田舎に帰ってしまうんです。
でもってその時にその男子が女子に
「俺の夢は俺の夢だ。いつまでも俺の夢に乗っかっているんじゃない。
大丈夫だよ。君も君の夢が必ず見つかる。」
といった内容の事を言うんですわ。

これはホント、昔からいろいろなところで気になっているんだが、
世の中みんな若者は夢がなきゃいけないのか。
夢持ってるのがえらいのか。
なんだか強迫観念植え付けてないか。

人間日々を楽しく生きられる事さえできるならそれでいいのだ。
何をやっていようがどんな状況だろうが幸せに生きられるのが
人間として最も上質な姿だと俺は思う。

かつてこのダイアリーでも書いたかもしれないが、
世の中で“才能”というと良い意味でとらえられるが
才能がある、と結果的に認められるような人間は
そこまでやらないと幸せになれない深い業を背負っている、とも言える。

徳や業、というものは全く人それぞれである。
であるからして、それぞれの求めるべき幸せのかたちも全く人それぞれであろう。
別にあのドラマのようにミュージシャンだのデザイナーだの、
なんか普通とは違う事をやって成功する事ばかりが
“夢をかなえて”幸せになれる方法な訳がない。

普通の会社員であろうがただの主婦であろうが、
日々幸せを感じながら感謝しながら生きている人々は当然いる。

ああいうドラマに象徴される世の中の言い回しだと、
なんだか普通じゃない職業についたり、あるいはいわゆる成功者にならないと
まるで“失敗者”みたいじゃないか。

人間の持つ夢の中でもかなりデカめなのが、いわゆる
“天下をとる”っつうやつですな。
しかしあの大帝国を作り上げた始皇帝は確か、
その威厳を世に示すための大パレードっつうか大名行列みたいなもんか、
そんなのの最中に死んで、しょうがないから死んだのがばれないように
死臭プンプンなのを魚とかでごまかしながらずっとその巡幸は続けられたはずだ。

俺はいやだぞそんな死に方。
別に大帝国も、その後作られたどでかい始皇帝陵の何千何万の埋葬物も
死後の世界に持っていける訳でもあるまい。

市井の、全く特筆すべき事もない人生を送ったとされる人々で、
子や孫に囲まれてのハッピーな大往生をとげた方々だって
そりゃいくらでもいるでしょ。

織田信長だってあんな死に方だしなあ。
いや別に死に方の問題だけではないよ。
ああいった人々は常に周囲の裏切りを警戒しながら
すんごいところでヒリヒリ生きてる事だろう。

しかししょうがないのである。
彼らはそう生きられる徳と、そう生きざるを得ない業を持って
生まれてきただけなのだから。

結局人はそれぞれ、自分のカタチを全うするしかない。
それだけに全力を注げばよいのである。
そんな分りやすく世の中が勝手に作り上げた夢だのなんだのに
惑わされる必要は全くない。

と、若人達に言ってやりたく思った成人の日であった。


[328] 1月5日 2003年01月06日 (月)

なんだかあっというまの正月やったの。
明日からはもう完全に日本中通常営業な事だろう。
さていよいよ2003年も始まりましたな。
去年より明るい年になる事を祈りたいぞ。世界中。

イチローが某誌のインタビューで面白い事を言っていた。

「やるべき事をやり、全力を出し切ったなんて事は
プロに入る前にはありえないと思うんですよ。
手抜きをしながらやってきて、それでも人並み以上の事が出来ちゃうから
上のレベルでやってみようと思えるわけでしょう。
いっぱいいっぱいでやってたら上にいこうなんて思えません。」

なるほど。
確かに。
まあ手抜き、とか全力とかいうそれ自体が
随分ハイレベルな所での話ではあるが。

イチローも今年は首位打者の座に返り咲いてくれる事だろう。
松井もけっこう一年目からやる、と俺はふんでいるんだが。
いよいよ日本の野球がマイナーリーグ化してくるな。
とりあえず各球団、経営的に苦しい所が多いんだし、
もう1リーグにしちゃだめなのか。
FA で弱体化していくパ・リーグを見るのは辛いぞ。
関西は近鉄とオリックスと阪神で1チーム。
強いぞこれ。
これなら人気も東の巨人に西のこの新チームって事で肩を並べられるだろう。

なんて好きな事言ってるとそれぞれのチームのファンの方に
微妙に反感持たれてしまうかもしれん。
いつかロッテをネタにした際にロッテファンにお小言頂いたからなあ。
いやロッテはどちらかというと好きな球団です。
山本監督も選手時代から地味ながら好きな選手だったし。
そういえば落合監督っつう話はないのか。
きっと面白い野球をやってくれると思うんだが。
それにしても名球会入りを断わる男。
芸能界でいえば和田アキコの誕生会に誘われて断るようなものか。
違うか。

誕生日といえば。
この前12月31日生まれの人間と話をしたんだが、
きっと365日のうちで一番ドサクサにまぎれて
ちゃんと祝ってもらえない誕生日、だと思われる。
毎年
「今日はあたしの誕生日」
「今日はあたしの誕生日なの」
「今日あたし誕生日なんだけど!」
とアピールし続ける事によって
自己アピール能力と声帯が鍛えられていった、そうだ。

ちなみに大黒摩季である。


[326] 12月31日 2003年01月01日 (水)

実はすでに1月1日元旦である。
あけましておめでとう。
2003年ですな。
今年もよろしくお願いしますぜ。

それにしても最近の正月は正月らしくない。
店はコンビニやファミレスをはじめとして
けっこう普通に開いてるし。
なんかこう非日常としての味わいに欠けるな。
みんな三日間はおせちとお雑煮だけ食って
凧あげんかい。
独楽まわせよボーイズ。
ヘイガールズ。羽根つきやって罰に顔にスミ塗らんかい。

なあんて正月から訳の分からん頑固親父状態である。
まあ俺はもともとお雑煮が大好きなので正月が嬉しいのだが、
餅の嫌いなやつには正月は単に罰ゲーム状態のようだ。
そりゃそうだな。おせちなんてものも、まあ美味いもんではないもんなあ。
特に子供にとって。
なんでこんなもんだけ三日間も食わされんといかんのじゃあ、と思う事だろう。
今は別にコンビニに行けばすむ事だが。

全然俺は過去を美化するつもりも昔を懐かしむつもりもないが、
日本独自の文化が消えていくのはやはり淋しいのう。

というわけで今年のファンクラブのイベントでは凧上げ大会でもやるか。
カイト禁止。
四角いのに足つけて。
そしてもちつき&独楽回し&羽根つき。
全然季節外れだが織田暦の新年は三月ということで。

などと新年早々しょうもない事をだらだら書いているな。
初夢に期待しつつもう寝よ。

今年もよろしく。


[325] 12月28日 2002年12月29日 (日)

いやもうほんとに今年も終わりでんな。
なんかこう、クリスマスも終わっていよいよ
押し詰まった感じが好きです。
そろそろ仕事納めも終わった方々も多い事でしょう。
あたしゃもうちょい、やりまっせ。

それにしてもウチの加湿器、だいぶ昔にお見せした事もあったかと
思うんだが、あいつのお陰で本当に助かっている。
なんせ乾燥に弱いアタシ。
ばんばん加湿しまくって、暖房もかなり強めなもんで、
ウチの玄関に足を踏み入れると、グアムの空港に降り立った感覚に襲われるそうな。

でもってそれだけ室外との温度差があって湿度が高いと、
どうしても窓とかに結露しまくりなわけです。
それがまた下にボタボタ落ちたりするくらいに。
で、その水がボタボタ落ちた所からカビが生えてきたりしてしまうんですね。
気がつくと壁がかなりジワ−っと黒くなってたり。
やばいなあと思いながらほっといたらかなりすごい事になってしまいました。
やっと今日、掃除の方が徹底的にきれいにしてくれたんです。
あーよかった。
このままいくと俺にもカビ生えてくるなあ、と思ってたんですよ。

しかしこの結露ってえのはいかんともし難いですな。
上の窓からもポタポタ降ってくるもんで、まるで雨漏りしてる家みたいに
水滴の落ちてくるあたりに雑誌とか洗面器とか置いといてみたり。
オシャレな部屋もへったくれもねえでがんす。
だからそんなに湿度上げるな、と言われても困るし。

ちなみに皆さんのお宅にはきっと湿度計なんてないと思います。
ウチにもなかったです。
でもって買ってきたんですよ。
ええと、乾燥してるなあ、と感じるのは湿度20%以下だったりします。
アタシが快適なのは50〜60%ですな。
でもって楽器類の為には乾燥している方がいいかと思いきや、
楽器屋さんに確認したところ、意外にも40%位が良いらしいですぜ。
これを読んでいる、楽器を持っている皆さん。
ちと意外だったでしょ。
なので冬は楽器のためにも加湿器をつけましょう。

というわけで何かないでしょうか結露対策。
アイデア募集中です。


[324] 12月23日 2002年12月24日 (火)

いよいよもって今年も終わりに近付いてきましたな。
博多では少々飲み過ぎました。
少々でなく多々ですか。
まああんな男です。すんません。
次のアルバムの唯一の構想は酒飲んでる時に流れて
気持ち良い音にしたいな、と。
そんな感じっす。

それにしても北朝鮮。
金正日さんは結構したたかにヤケはおこさないで
行動するタイプな気はするから、そういきなりヤバい事態には
ならないと思うんだが。
米国はこれに対してどうでるのか。
いよいよかなりなデンジャーゾーンに突入してきた感じがする。

すぐナイフ出したりしてクラスメイトにたかったりする
身体は弱いけどヤバいやつと、
学級委員とかやってるけど実は自分本位でワガママな乱暴者。

そしてクラスメイトが自分の事をどう見ているかばかり気にして、
結果的にみんなになめられて小遣いたかられてるヤツ。

とほほ、である。

そういえば最近あまり政治的な事を書かなくなっていたな俺。
政治も経済も言えば言う程切ないからなあ。
みんなにも全然喜ばれない気もするし。

切ない御時世である。
しかしそんなんたまたま我々のここんとこ生きてた時代が
少しラッキーだっただけで、もともと人生なんてもんは四苦八苦なのだな。
世界中に戦火は絶えた事がない。
餓死もなくなった事はない。
この日本、不景気もへったくれも、所詮今年も忘年会で残った食物は
毎日ばんばん捨てられている。
とりあえず今日も六本木あたりでは爆弾が落ちる心配もなく
わいわいあるいはイチャイチャあるいはドンチャンあるいはしっとりと
様々な人間模様が繰り広げられている事であろう。

こんなに裕福で平和な状態で文句ばっか言ってたら
バチ当たりだと思いますわほんま。

人間、成長するためには自分の内面に対してはマイナス面によく
目がいく、という姿勢も必要であろう。
しかし外に対してはより多く感謝の気持ちを持つ事が
ハッピネスのためには重要ではないか。

とまあ自戒自戒自戒な今日この頃であった。


[323] 12月15日 2002年12月16日 (月)

いよいよ師も生徒も走りまくりの時期ですな。
私といたしましてはどうも思い通りにコトが運ばない事態の多さに
少々辟易気味でございます。
されどそういった時期もまた人生の醍醐味の一つとして
味わいつつゆっくりと歩んで行きたいと感じている今日この頃なのであります。

麻雀をする方なら誰しも経験した事があると思いますが、
勝手にドラが集まって、気が付けば三色になっているわ
リーチかければ一発でつもるわ裏ドラはのるわ、
俺は麻雀を完全に極めたなどと思い上がれる日もあります。
しかしどうやってもテンパイしないわやっとテンパったら
人の親倍ふりこむわもうどーにでもして、といった日もあります。

麻雀に流れなどない、とおっしゃる方もいらっしゃいますが、
あると思いますぜ物事すべてに流れが。
つうか運気の流れこそもっとも見極めるべき大事な要素だと思われます。
人間イケてない時はくさらずにいる、というところが意外に一番難しいですな。

ま、麻雀は人生の良いシミュレイションゲームとして訓練になりますぜ。
ゴルフもかなりそういった要素は強いと思われますな。
俺はやらないけど。
物事成就するかしないか、であって惜しい、ってえのはなんのクソにもならんもんです。
300ヤード飛ばすも5cm外すも同じ一打、というのは深いですな。
俺はやらないけど。

仕事だの人生だの、これはもうどんなゲームより複雑で面白いと思うんだがなあ。
シムシティだっけか。なんか街作るゲーム。
それが高度になったのが出来たらしいな。
全然間違った事を言っていても責任は持たん。
まあとにかくそういったシミュレイションもきっと今後どんどんすんごい事になって
ほとんどリアルな別人生をそこで好きに構築出来る日も来る事であろう。
確かに人殺したり**したり、実際にやったら取りかえしのつかん事になるような
体験が出来るならそりゃ面白かろう。
やってみたいぞ。
でもきっと実生活との境目が曖昧になるヤツとか出てきて
社会的に大問題になったりするんだろうなあ。

俺なんぞ完全にそうであったが、基本的に実生活からの逃避として
諸々のゲームやギャンブルが存在している面もある。
しかし面白いゲーム、面白いギャンブルを探求していくうちに、
あにはからんや実生活こそがそれである、と気づかされるあたり、
まったく良く出来た、大したゲームである。


[322] 12月9日 2002年12月10日 (火)

東京は雪でしたぜ。
関東、なのか。日本中なのか。
とりあえず東京は雪がふったぞ。
いいっすね。雪。
あたしゃ好きなんですよ。雪景色。
残念な事にあんまし積もらんかった。
仕事的には助かったが。
というのはあくまで環七内の話で、環七外は結構積もってかなり難儀した模様。

北海道の人なんかからすると呆れちまうくらい
東京は少量の雪で完全に機能が麻痺するんでっせ。
俺なんか人生で雪の日に何度転んで後頭部打ってる事か。
チェーンも巻かずに何度車ベコらせた事か。
まあ北の方出身でない、雪慣れしていない人間なんてそんなもんです。
違うのか。
俺がおっちょこちょいなだけなのか。

まあ雪景色が好きだなんて言ってられるのも、
あくまで雪っつうもんが非日常な設定だからなんだろうな。
東京もんにとって。

露天風呂で雪見酒。
最高っすね。

とかいうのがあくまで俺なんかの雪に対する認識である。
あるいは、クリスマスのライトアップされた並木に雪が照らされて
うわあロマンチック。

とかってのが東京あたりでの女性の平均的感性である。
すみませんね。
きっと冬になると雪をなんとかする事が日々の重要なルーティーンワークだったりする
地域の方々からすると、なにがロマンティックじゃこら、てな感じかも知れません。

でもやっぱりきれいだよな。雪景色。
でもって雪が積もるとなぜかこう、不思議な静けさがあるじゃないですか。
俺は雨だとどうもダウンな方向へ思考が行きがちなんですよ。
快晴だとアッパー過ぎて創作にはいまいちだし。
雪の日の微妙な内向具合は非常に好きどす。

よし。
決めた。
旅に出るぞ。
北国へ。
多分。

なんつって南の島で思いっきりアッパア、になってたりするも又良し。


[321] 12月4日 2002年12月05日 (木)

何が12月だこの野郎。
もう一年終わらせちまう気か。
俺の夏をどこへ隠しやがった。
秋はどこいった秋は。

やたらと短い一年だった気もするが、久々のライブのスタートが
今年の頭だった事を思えば、なんだか遠い昔のような気もする。

というわけで、発売されましたなCANDLE LIGHT。
皆様のお手元には届きましたでせうか。
是非この曲をBGMとして素晴らしい年の瀬をお過ごし下さい。

来年はどんな年になるんだろうなあ。
ちょっと気が早いけど。
まだまだ今年のうちにやらにゃならん事一杯あるっすけど。

来年は銀行は国有になっているんだろうか。
銀行に就職したはずが気がつけば公務員。
その後にはなぜか米国企業の社員になってたり。
人生何が起こるか分かったもんじゃないっす。

民主党と自由党はやはり一緒にはならんのか。
名前は第二自民党とでもするのか。
もしくっついたら。

なんたるこの野党のていたらく。
せっかく与党がここまで不支持材料を提供している御時世に。

それにつけても政治家達といい官僚といい、
あらゆるシステムが疲弊かつ破綻しているな。
日本だけでもないが。

よくお題目としては唱えられる言葉だが、
来年にむけて本当に心から祈りたい。
「世界が平和でありますように。」


[320] 11月26日 2002年11月27日 (水)

しかし男性の女性に対する好みも本当に様々だな。
もともとロリコンなヤツもいるかと思えば、
いくつになっても年上が好きなヤツもいるもんだ。
その年になっても年上が好きと言うのか、とまあかなり
新鮮な衝撃があったりもする。

段々歳をとっていくという事は、本来“年上”は人口比率で言えば
減っていく訳である。
しかし競争率等を考えあわせると、まあ本人曰く『勝ち組』だそうだ。
うううむ。

こいつはなんだか微妙な話題に入ってきた気もするぞ。
デンジャーゾーンやの。

しかしやはり男性ばかりが集まると誰がいいだのなんだの、
女性談義に花が咲く時があるですよ。
まあどうせ女性陣も集まりゃ男性に関する話題はかなり多いでしょ。
つうかきっと男性だけの集いより女性だけの集いの方が
こっそり聞いてるといろいろ確実にすごそうだな。

まあともかく、そうした際に結構好みに関する
衝撃的な意見の相違が発覚したりするんですなこれが。
いやあ本当に遺伝子の妙とでも申しますか。
世の中は上手く出来ているな、と思うぞ。

ちなみにあたしゃ年齢やルックスに関しては
本人的限定はない。
限定解除750ccオッケーである。
相性の良い人が好きという感じ。
別に自分の事になると綺麗にまとめてるっつうワケじゃないですぜ。
本当にそんな感じなんだってばさ。
とはいえ、13歳の子と相性が良い事も、94歳の方と相性が良い事も
とりあえず今までのところない。
多分今後もない。と思うんだが。

そういえば巨人に入ったペタジーニの奥さんは
ペタジーニの先輩(!)のお母さんらしいな。
まあ相性なんてもんはそれこそ当人達がハッピーならよいのである。
しかし後輩の子供になる、なんつう機会はそうそうないだろうなあ。

でもってペタジーニ。
はいりやがったな巨人に。
別に彼に何の恨みもないが。
つうかプロとして最良の条件を求めるのは当然なんだが。
しかしそんな物わかりのいい大人になってないで言わせてもらうと、
是非来年ノリが阪神に来て打ちまくって優勝して欲しい。
頼むぜノリ。
もうええやん大リーグは。
金髪モヒカンどころか昔のバクチクみたいな頭で
巨人戦でホームラン打ちまくってくれえ。

ナベツネさんたら最近も、アコムをスポンサーにした近鉄に対して
サラ金風情をスポンサーにするなんぞうんたら、ノタマっていたな。
客の少ないパ・リーグで、この不景気の御時世にしかも数少ない
客を呼べるノリは多分どっか行っちまうってな中での
必死の企業努力に対してあんまりじゃねえっすか。
普通の神経だったら、逆に業界自体の繁栄のために
ひと肌脱ごうとか思わんのか。
巨人の独走を防ごうとしてのドラフトやFAの改善策が出ると
自分のところが圧倒的な人気球団である事を笠に着て妨害するなんてのは
肛門がtoo smallってもんですぜ。

関係ないけど
「ケツの穴の大きい人」
ってのは言われても嬉しかないな。


[319] 11月20日 2002年11月21日 (木)

あらやだよ。
もう20日っすか。
いよいよ暮れも押し詰まってまいりましたな。
なんせもうクリスマスソングが巷では流れ始めておるようで。
ええ曲でっせ。CANDLE LIGHT。はよ全部聴いて欲しいなあ。

この前の続きで、UFOの話を。
俺が見たので一番インパクトがあったのが、一つが月より少し大きい位の
ヤツらが七機、Vの字型で飛んでいった時だ。
この時は新宿の雑踏の中を歩いていて、なぜかその瞬間にふと空を見上げたのだ。
結構そいつらはゆったり飛んでいったので、
俺は隣を歩いていたその時の彼女を
「おい。おい。」
と多分阿呆のように口を半開きにしたまま、
上を見上げながら小突いたのであった。
でもって彼女もしっかり目撃した。

さてそこからが不思議だったのだが、
こいつぁなんかすっげえぜってな感じで
どちらかというと楽しくなって盛り上がっている俺とは対照的に、
彼女はすごく怖がり始めたのだ。
俺も幽霊だのなんだの、結構恐がりな面もあるのだが、
なんで UFOの艦隊がそんなに恐怖の対象になるのかよく解らなかった。
今思えば常識で判断出来なかったり、自分の知識でまったく把握出来ない、
感覚として馴染みのないものに対して恐怖の念を抱くタイプの人々というのは
案外いるものなのかな、という気もする。
比較的女性には多いかもしれない。

なんせ車を運転していても地図も見ずにわけの分からない、
見知らぬ場所をうろうろするのが大好きな俺である。
そうするといつも一緒に乗っている女性は
不安になって怒るものである。
俺は方向音痴なのではない。
見知らぬ風景が好きなだけなのだ。
迷っているのではない。
見知らぬ風景を楽しんでいるだけなのだ。
そう言っているんだからそういう事にしとけ。

何の話だったかのう。
ああ UFOな。
いやほんと俺の悪いクセで、自分のネガティブな感情やら人の悪意やらでさえ、
見た事ないモンに触れると基本はどっかワクワクしてんだよなあ。
あとになって腹立てたりとかする、かなり間抜けな事もある。
まあ生きる原動力の95%は好奇心な男である。

でもって UFO。
なんだか書いているうちに、かつてこのダイアリーで UFO話を
した事があるような気がしてきた。

年をとると話がしつこくなるでのう。
わしのメシはまだかのう。
うちの嫁はわしにメシも食わさん気じゃ。

このギャグも何回も書いたな。

ボケは怒っちゃいけないらしいぞ。
怒ると進行が早まるそうだ。
やさしくやさしく。

でもってUFO。
ひとつ言える事は、信じるも信じないもない。
なんかいるのである。
通常の、我々の認識しているところの科学では把握できないヤツらが。
とりあえずその他にも俺は何回かUFOも遭遇している。
ただし、俺は別にあれが宇宙人の乗り物かどうかなんて知らん。
もしかしたら単に米国の、一般に情報公開してない兵器かもしれん。
プラズマかもしれんし液晶かもしれん。
あるいは実在としては存在しないなんちゃらで脳が直接情報としてなんちゃらで
人類の共通無意識の領域がなんちゃらなさっぱりなんのことやらなモノかもしれん。
そこら辺、やたらとどれかの説を盲信する輩も
UFOなんていない、と言い張る輩も俺はよく解らん。

あるいは霊。予感。念力。
なんかそんなチカラの介在を感じた事くらいみんなあるでしょ。
だからってすぐ安易にそのテの事を断言するヤツに依存したり、
現時点における科学で説明できないものは全部妄想扱いしてみたりってのも
いかがなものかと思うぞ。

絶対に世の中は解らん事ばっかなのである。
たかだか一つの星で数十年生きたくらいで、あるいは人類のここんとこ
何百年何千年くらいの科学なんつうもんで全部把握出来るほど
この世界はつまらんもんじゃない。

というわけで今日も好奇心のネタは尽きないのである。


[318] 11月15日 2002年11月16日 (土)


さっきウトウトしている時に、久しぶりに
窓の外にでっかいUFOがいる夢を見た。
リアルで良い感じだったな。

なんだか子供の頃はよくUFOの夢を見た。
しかもUFOの出てくる夢の時はやたらと色彩もくっきりしていて、
目がさめてからもしばらく現実に戻れなかったりしていた。
一番強烈だったのが、夢の中の設定ではもうすぐそこに核爆弾だか何かが
落ちる、まさにあと数秒後には俺は死ぬ、というところで、
その時に空にポカッとUFOが浮かんでいたシーンだな。

その夢を見た時は、確か一日中その夢の感覚が消えなくて
ぼーっとしていた気がする。
確か14歳の頃だったな。

あのシーンは今でもくっきり覚えている。
真っ青な空。
生き生きとした木々のミドリ。
そしてポッカリ浮かんだUFOのメタリックな輝き。
もうすぐ死ぬんだなあ、と思いながら見る世界は
異常に美しかった。

俺は実物のUFOも何度か見ている。
ただしどれも変な動き方をする光として、だ。
もっと近くで見たいぞ。実物。
細かい所までちゃんと分かる位に。
夢の中では、よく窓を開けるとそこにいるんだがな。

いつか乗ってみたいぞ。
乗せてくれえ。



[317] 11月8日 2002年11月09日 (土)

日々がひたすら慌ただしく過ぎているぞ。
あたしゃ「ああ忙しい」と言っている事が
嬉しいタイプの人間ではない。
充実していると感じられるならそれは喜ばしい限りだが。


最近ふと思ったぞ。
決断して行動する、という事をしない人間というのは
その時点における選択肢として
(1)A
(2)B
(3)その他
みたいに問題を見ているのではないだろうか。
(3)その他
なんてもんはないのだっちゅう事に出来ないんだな。
答の欄に
(1)A
(2)B
しかなけりゃどっちか選択せざるをえないっしょ。
なんとなく
(3)その他
なんて答がある気がしてるとついそれにマルつけるわなあ。
時間の経過及び思考の過程で
(3)C
あるいは
(4)D
という新たなパターンが出てきた時は
その時点で三択または四択問題とすればよいワケだな。

という事で、あくまで具体性のある選択肢だけで
解答欄は作りましょう。
(3)その他
などという選択肢はないのだ、という事を
キモに銘じておこうでないの。

いやほら。最近つい
(3)その他
にマルつけて先送りしたくなる事の多い日常なもんで。


[316] 10月30日 2002年10月31日 (木)

何。4連勝で巨人優勝ってか。
なあんか不憫やの西武。
つーかパ・リーグ。

だって清原も工藤ももともと西武でしょうが。
巨人にシリーズで勝って男泣きしたのはアンタでしょうが。番長。
なんせパ・リーグのいけてる選手はFAでセ・リーグ行っちまうしなあ。
西武のかつての投打の要だって巨人に行っちまったわけで。
パ・リーグの投打の最高峰だったイチローと野茂は大リーグ行っちまったし。
今後セ・リーグからも松井とかみんな大リーグ行っちまえば
セとパはいい勝負するかもしれん。
しかしそれはかなりつまらんな。
気分は3A。

やっぱりなんかこう、判官びいきっつうか、
あんだけ選手が集まってる巨人が勝って、
そりゃそうだろうよってな今イチおもろない気分やの。
原は結構いい監督だと思うぞ。
素晴らしいかどうかは解らん。
なんせあんだけ選手いれば普通にやれば勝てそうな気がしちまうからな。
それもそれで原監督かわいそうだが。

まあいいや。
どうもあんまり興味持てないし。
きっと今後当分巨人の天下だろうな。
日本の野球の人気はじわじわ落ちていくと思うよ。
いくら巨人が一番人気があるったって
実力伯仲したライバルがいてこそ盛り上がるってえもんでしょ。
原監督みたいに真っ当な事やってる限り
ずっと一人勝ちだろうからなあ。

ナベツネさんとか、かつての藤島親方とかみたいな
視野の狭い人間が業界をダメにしちまうわけだな。
一人勝ちしてたって業界自体が傾いたらしょうもないでしょうに。
そういう意味ではかつてターボを禁止し、
今度新たにシューマッハとフェラーリを勝たせないために
ワケわかんない事しようとしているF1の関係者達は正しい。
そんなルール変更なんて、必死で勝利をおさめてる当事者にはたまらん話だろうけど
なんとしても一人勝ちが続く事による人気低下を防ごうとするのは
業界としてはやはり正しい姿勢だろう。

とかなんとか他の業界の話しとる場合ちゃうで。
ほんまにCD売れんなあ。
まじであと2年くらいしたらレコード会社みんな潰れるで。
さあどうしよう。
と言っても売れようが売れまいがあたしゃ音楽作りますけどね。
せめてこれを読んでいるみなさん。
今度出すはずの俺のアルバムは必ず買うてくれや。
借りたらあかんで。
貸すのもあかん。
聴きたかったら買え。買ってよ。

買って下さい。

切実やでほんま。
まあ早くキチンと流通の別の形態でも作るなりなんなりしないと
音楽でメシ食える人間激減するな。

とはいえどの業界もキツいなあ今。
みんなガンバろな。
ずっと不況って事はまずない筈だから。
ただいつまでかは判らん。
俺らが生きてるあいだはずっとダメだったりして。
わお。
たまらんな。
まあでも俺らくらいの世代の日本人なんてある意味
一番美味しい所ばかりいただいてきた訳だからな。
高度成長期からバブルまで。
まあそうそう人間ムシのいい話ばっかないっつうの。

いかんなあ。
まわりに明るい話がなかなかなくてな。

でも別にパアっと明るくなくてもいいから
ほんわりと明るくやっていければいいな。

目指せほんわり。


[314] 10月27日 2002年10月28日 (月)

親戚の結婚式に出席するために
高知へ行ってきた。
披露宴でもだれも泥酔したりする事もなく
司会の進行に素直に従っていた。
実は高知での披露宴においてこういうケースは少ない。
大概最後はただの宴会と化して、
みんな好きに席を立ってはうろうろと酒を注いでまわる。
俺がたまたまそういう披露宴ばかり見てきたわけではなく、
出席していた人々も、やはりこんな風におとなしく終わるケースは
めずらしいとの感想を述べていた。

しかし給料日あとの金曜日だというのに
街にでている人が少なかったなあ。
高知大丈夫か。

まあ東京でも最近は家で飲む人々が急増しているようだ。
確かに俺も昔から、飲み代ほど馬鹿馬鹿しいものはないとは思う。
しかしそれも寂しいなあ。
高知なんか産業は酒関係しかないぞ。
ちと言い過ぎだが。
でもほんと高知でみんな酒飲んで騒がなくなったら
いよいよおしまいだろうが。
高知だけは飲酒運転もオッケーにしないか。
だめか。

そういえば今高知で国体を開催中である。
国体というのは30年位(だったと思う)、開催県が常に優勝しているのを御存じか。
それはつまり、開催する県が何らかの手段で県外から集めた
優秀な選手達を県の代表とする事が恒例化しているのである。
高知は今年、それをやらない、と決めて普通の成績に甘んじている。
そんな“いごっそう”ぶりは好きだぞ。

そういえばそんな事ばっかやっているのが高校野球だな。
あんなもんいい加減純粋な少年達のドラマ扱いするのやめろっつうの。
甲子園の常連チームはほとんど全国からスカウトしてきた選手ばかりらしいでないの。
いいじゃんプロ予備軍としてキチンと扱えば。
今どき甲子園まで行くような連中は四六時中野球ばっかやってる、
プロ目指しているやつらばっかなんだから。
でもって上位チームと大学野球の下位チームの入れ替えしちまったりして。
大学野球の上位チームとセ・パ両リーグの最下位とまた入れ替えしたりして。
気がついたらロッテがいつでも高校野球出てたりして。
PLが日本シリーズに出てたりして。

でもって巨人が2連勝か。
こんなに興味がない日本シリーズは初めてだな。
俺がそれどころでないせいだけでなく
どうも周りの人間達の間でも相撲野球プロレスF1,
すべて人気が薄れている気配なんだが。
どうなの世の中的には。

とりあえずがんばれ高知。


[313] 10月21日 2002年10月22日 (火)

いやはや。
ライブから一週間も経ってしもた。
なにやら忙しいぞ俺。
思い出しても楽しいライブやらしてもろたな。
あれから一週間。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

あたしゃやりたい事やらにゃならん事てんこ盛りである。
やってもやっても減るどころか後から後から積まれていく感じ。
いわば業務椀子そば状態。
食うたるわいなんぼでも。
大食いコンテストでもなんでも出たろうやないですか。

なにしろ皆様と約束したからのう。
来年はやりますとも。

しかしついついこのダイアリーも滞りがちですな。
ここんとこ。
楽しみにしておられる方々もおられるでしょうに。
おらんのか実は。
どうなんじゃこらあ。
って怒ってどうする。

いろいろ書きたい事は多いんだがなあ。
北朝鮮の話とか。
株価の話とか。
スポーツの話とか。

とりあえず最近の話題でちょっと面白かったのが
アメリカかどっかで6メートル以上ある鳥が複数の人々に
目撃されたらしい、つう話だな。
暗い話題の多いこの御時世。
ちょっと楽しいじゃないですか。
6メートル以上もある鳥。
飛んでこいよ東京まで。
そうしたら東京湾からも別の怪獣が出現してくれるかもしれないぞ。
まあどうせなら6メートルとか言わず60メートルくらいのヤツに登場して欲しいが。

もうとっくに社会主義やら共産主義なんてもんに対する夢は
人類破れちまったわけで。
なに。まだ破れてない。そらあんた変でっせ。
かといって資本主義もほころびまくりなわけで。
なんせいくらアメリカが軍需産業の利益がデカいからって
かつてはもうちょっと恥じらいってもんがあったでしょ。やり口に。
いよいよなりふり構わずやりだしおって。
あのブッシュってえ男は見るからにそうだが本当に品がないな。

あの時本当に僅差でゴアさんにブッシュが勝ったわけだが
そのわずかの票差が、もしかしたら人類の未来に大きな差をつけたかもしれん。

とりあえず人間つうもんの本質には
まだまだ無限の可能性があるとワシは思っておるがな。
シャカイの仕組みや既成の枠組みは完全に行き詰まってしもうた感じやのう。
このゆるやかに絶望的な空気が充満しつつある時代、
いっそ画期的な既成概念の破壊の象徴としてバーンと
怪獣なりUFOなり登場していただくと盛り上がるんだが。

まずはネス湖あたりで、アイツもたまには陸に上がってみたりしないかなあ。


[312] 10月14日 2002年10月15日 (火)

東名阪、来てくれた人々、本当にありがとう。
俺は最高に楽しかったぜ。
みんなも楽しんでくれた事を祈るっきゃないな。
今回の四家君のチェロ、素敵だっただろ。
ラストのノブさんも最高だったな。
でもって古村とスタッフのみんなと来てくれたみんなのおかげで
楽しいライブやらしてもらったよ。
本当にみんなありがとう。

さて、と。
いよいよ来年からのブリブリな活動に向けてがんばらねば。
まずは声変わり後第一弾としてANRIさんとのクリスマスソング、
ええ歌やでほんま。
楽しみにしててな。

来年は新曲新アルバムひっさげてライブやるはずなんで
また会おうぜ。


[311] 10月10日 2002年10月11日 (金)

うーむ。
明日というか今日ライブだというのにもう朝である。
なかなかレコーディングが
てきぱきはかどっているとは言い難い。
出来はいいぞ。
もう少し頑張るか。

行くぜ名古屋。


[310] 10月4日 2002年10月05日 (土)

俺様の海馬ったら。
またケータイ落としてしもた。

とほほ。

しかもデータ残してないのよ。
今度今度って言ってるうちに落としてしまいました。
そういうワケなのでこれを見た知人友人は是非
お電話なりメールなり下さい。
番号は変わっておりません。

確かにカメラ付きが欲しかったさ。
ああそうですとも。
という事でワタシのケータイは今やカメラ付きですとも。
どうだこの野郎。

それにしてもここんところ脳が常時テンパイ即リ−なので
なかなかゆっくりダイアリーも書けまへんな。
いよいよ来週はライブだし。

書きたいネタはいっぱいあるんだがなあ。
ところでプロ野球はまだやってるのか。
いよいよ最近興味がないな。
松井は三冠取れそうなのか。
相撲もやっていたらしいな。
稲本が今場所優勝したそうだな。
ところでイチローはスペインリーグではちゃんとやっているのか。
中村のフリーキックは貴乃花には通用したのか。
結局ノゲイラと浜崎あゆみはどっちが勝ったんだ。

シナプスの接触不良が多数発見された模様。
一旦強制終了します。


[309] 9月29日 2002年09月30日 (月)

LIVE DEPOTは皆様楽しんでいただけたでしょうか。
俺は楽しかったよ。
大江千里君はさすが関西人というか、いいギャグかましてくれる。
凝縮された4時間、には笑ったぜ。
ピアノすごく上手いし。
ほんと彼は良いピアニストだよ。
俺をイメージして作ってくれた曲、ちょっと綺麗すぎて照れるなあ。
彼は俺の本質をよく解ってるぞ。うん。

それにしても毎週一時間、生番組を持つのは容易い事ではないと思われる。
彼は喋りや最後の演奏で、番組を時間内で終わらせる為に
さりげなく帳尻を合わせているのだ。
ああ見えてかなりのシャベリ能力の高さである。
彼ならばきっと、笑っていいともでタモリさんの後がまを任されたとしても
完璧にこなせると見た。

でもって番組中でも言っていた事だが、彼と俺は2歳しか年は違わない。
彼のあの永遠の少年キャラに比べ、この俺のなんと始めっから老けキャラな事か。
なんせ二十歳の頃に30以上に見られたりしていたぞ。
高校生当時で25歳とか言われていたし。
はなからおっさんやんけ。
おっさんは自虐的すぎるな。
永遠のアダルトキャラ。
それだとなんか加藤鷹、って感じだな。

どうでもいいが加藤鷹さん、喋ってる事とか読むと頭のいい、素敵な人だ。
あら女性に惚れられるわ。

しかし一体カメラは回っているわスタッフはいるわなんつー状況で
よく使用可能な状態になれるものだ。
すごいなあ。
アダルトビデオにおける男優という職業は半端じゃなく大変だと思うぞ。
やめといた方が良いっすよ山崎拓先生。

などととりとめもない事を言っている内に
もう10月になろうとしているなあ。
9月は絶対に一週間くらいしかなかったな。
いくらなんでもこれははしょり過ぎだろう。
さすがにもうみんな気がついたんじゃないか。
こんだけはしょられてもまだ皆文句言わないの。
おいおい。
どうかしてんじゃないのみんな。
絶対に今年に入ってまだ3ヶ月位しか経ってないって。

どうかしてんのは俺の海馬(注1)か。



注1:海馬とは脳の記憶を作るのに重要な部分、らしい。


[308] 9月25日 2002年09月26日 (木)

うーむ。
complete of 織田哲郎、っつうものが送られてきた。
これをcomplete of、と呼ばれてもなあ。
まあそれはともかく。

ライナーの部分を訂正しておこう。
俺達のバンドが高校生の頃主に活動していたのは
目黒世田谷方面、である。
東京三多摩地区では一度もライブをやった事がない。

それから俺が近藤真彦に提供したおススメ曲というのは多分
SUMMER IN TEARS、の事だと思われる。
俺は京都サマータイムブルース、という曲は知らん。

あと、このライターがもろもろ当時の俺の心情を
〜と推測する、と書いてある部分は全部きっちり外れているぞ。
残念ながら。
基本的には俺の行動を人が外側から見てどう感じようが
それは別に自由なんだけど。
ただ一応俺名義のアルバムなんだから
一度くらい俺んとこ取材くればいいのに。

などと書くと俺がすごく怒っているみたいだな。
別にそんなわけじゃないよ。
少々脱力気味なだけで。
だって人が作るところの俺のコンプリートだの
人が書いてくれるライナーだのって楽しみじゃん。
ちと肩透かしな気分やのう。

まあこれを機会に俺に興味を持ってくれる人がいたならば
とりあえず「T」なり「ENDLESS DREAM」なりでも聴いてみてもらえると
うれしいなあ。
あ、廃盤なんでしょうか。
どうなんでしょ。
だからとっとと作れよ。新しいアルバム。

まあこれはこれでメロディメーカーとしての
俺の解りやすい一部分、という事で。


さて明日はFMライブじゃのう。
楽しみじゃ。
放送分終わってからまだ歌ってもいいのかなあ。
お客さんが望むならやりまっせ。4時間。
そら無理っすね。
電気消されちまうわな。
強制終了。
なんか面白そうだなそれ。
やってみるか。


[307] 9月19日 2002年09月20日 (金)

しかし世の音楽状況はすごい事になっているんだな。
CD-Rが年間2億3600万枚コピーされ、そのうちの
約半分が音楽コピー用途、だそうだ。
その他にMDもあるわけだ。
そりゃあCD売れんわな。あははは。
あははではない。
こいつはまったく死活問題である。音楽家達にとっては。
しかしワシも使っておるわい。CD-R。
そしてなにしろ音がほとんど劣化しない上安いので重宝しておる。
おい。
うむむむう。
これはなかなかに難しい問題じゃのう。
昔のカセットなんてえもんはなんせ音悪かったもんでな。
やはりここ一番ではレコードを買わざるを得なかった。
大体平気で音楽番組のテレビの音をマイクで
テレコに録音して聞いたりしていたぞ。
子供の頃は。
テレコは英会話練習用とかいう、当然モノラルのヤツであった。
隔世の感があるな。
良い御時世じゃのう。

一体どういう立場でモノを言ってるんだ。ワシは。

まあ何を喜ぼうが嘆こうが、所詮世の中なんつうのは
進む方向へしか進まない。
流れを止めるなんて事は、やはり誰も、出来ないわけで。
その中で、何が出来るのかが、大事なんだと、僕には思われて。
とうさん。
る〜る〜る〜。
富良野では、もう誰もCDを買ってはくれません。

たわけ。

解らない人にはさっぱり何の事か解らないじゃないか。
阿呆な事言ってないで、と。
まあぜひうまい事、音楽家のところにきちんと人々が聞いている分が
何らかのカタチで分配されるように、なって欲しいと、思われて。

でもなあ。
そういうのを今はあんまり音楽作ってないようなおじいちゃん達が
山分けする事になってもなあ。

どんな業界も同じような問題を、抱えているのかな、と僕には思われます。


[306] 9月15日 2002年09月18日 (水)

やばい。
今気がついた。
安易に引き受けた事がダブルブッキングになっている。
俺は和泉元彌か
などと言っている場合ではない。
仕事ではないが、関係者には大変御迷惑をおかけしてしまう。
もう遅いから明日、すぐに連絡しなければ。
それにしても一年のうちでそこくらいしか
どうしてもダメなところなんてないのに。
なんだってよりによってまた。

しかしそういうもんなんだよなあ。
仕事もいつも重なるところにばかり重なる。
うまく分散なんて絶対してくれないものだ。

というわけで来年は大変なのである。
それは単にサボっていた俺が悪いだけの事だが。

まずは十二月に一曲、某女性アーティストとデュエットで出すよ。
これ決定。
もう言っちまったし。

とりあえず来年は自分のソロも必ずアルバム出すからさ。
さてこれも言っちまったぞ、と。
これは前も言ったか。
みんながまだ半信半疑なだけか。
俺だからなあ。
いやいや。本気だぜ。今回は。
なにしろ来年ならちょうど十年ぶりのアルバムになるからな。
来年出しそびれると十五年ぶりまで出さなくなっちまいそうだ。

それとは別にいろんな人と楽しい事やろうと思ってる。
まあ目一杯やるよ。
あとは俺の体力だけだな。問題は。
うむ。問題だ。

とりあえず来週は大江千里氏のFM番組でライブがあるな。
こいつは楽しみだぜ。
やっぱり最近ライブ大好きだな俺。
つーか愛してるな。
ライブさえやれりゃそれでいいや。俺の人生。
ああ歌いてえ。
というわけでラジオ四時間やるのでよろしく。

嘘だからね。一応言っとくけど。


[305] 9月11日 2002年09月12日 (木)

あっらら。
織田無道逮捕ですか。
オダムト−とか言ってたら。
現時点では容疑者であるのだが
何か企むようなタイプじゃなさそうだがな。
俺は宗教家としては彼を一切認めていないが
キャラとしては好きだぞ。

それにしてもドジャ−ズの石井投手は災難やったなあ。
開幕後連勝しまくったと思ったら負けがこんで、あげくの
この怪我。
まったく人間先の事なんぞさっぱりわからんなあ。

ムッシュかまやつさんが雑誌で非常に含蓄のあるお話をしていた。
彼曰く。
「大きな波に乗っている時ほど早く潜って次の波を待つ」のだそうだ。
それをやらないと確かに、その波と一緒に終わったあと次の波に乗るのは
至難の技である。
確かにこう、自分が自分以上の力が出るような、調子に乗ってる状態ってのは
その後のダメージが大きいもんだ。
いや別に石井がどうの話でなく。
俺もいろいろ図に乗っては痛い目みてるな。いっぱい。
でもなあ。人間図に乗るのって楽しいんだよな。
まあ一度くらいは若いうちに、キチンと図に乗れるのも
悪くないと思うよ。
後で痛い目見るにせよ。

もう一回くらい調子くれてみるかな俺。おもいっきり。
「最近織田図に乗ってんじゃねえの」
とかいって先輩に校舎の裏に呼び出されちまうくらいに。
でもってそこに教師が
「お前ら何やってんだ」
とかいって来たら、先輩達がチッとか舌打ちして
「あんまり調子こいてんじゃねえぞ」
とか捨て台詞残して行っちまう感じ。
うーん。なんかいいぞ。


[304] 9月7日 2002年09月08日 (日)

体調悪し。
だが本人気分はノリノリである。
なかなかイカした仕上がりになりそうだ。
なんだかまだ教えてあげない。
本決まりになったら言うから楽しみにしててや。

そう言えば前にもそんな事書いたな。
あの時のヤツは次の相川のシングルである。
六本木心中、なのだよこれが。
あのアン・ルイスの名曲をカバーさしてもろた。
見事に相川にハマったぞ。
アレンジ的にはサイバートランスとでもいったニュアンスか。
マジかっこええで。

それにしても宇多田ヒカル。
16歳だか17歳だかで600万枚を売り、19歳で結婚かい。
おいおい。
人生そんなに生き急がんでも。

俺の10代なんぞほんまもんのアホ−ですわ。
おかげで人生成長の余地があってあって、きりがないっす。
今だに未熟ポイントばかりがありまくりな40代。
お恥ずかしい限りでございます。

かつては40歳より先の人生なんて余分なもんだくらいに
思っていたけど案外テーマは多いもんで。
まだまだ結構時間かかるわ。
納得いく自分なんてもんをある程度でも作れるまでには。

でも今はまだ人生60までありゃ良いだろうとか思っているのだが。
その頃になったらその頃でまだまだだなあ、とか思ってんのかな。
だとしたら長生きするのも悪いもんじゃないのかもしれない。
長生きしたいなんて思った事なかったけど。
つーか早死にしたいくらいだったのに。

まあ所詮、時間なんてどんどん短くなってゆくものだからな。
俺の学説によると。

気がついたら120歳くらいになって、なにかっつうと
テレビ番組に担ぎ出されたりしているかもしれん。
金さん銀さんみたいに。
やっぱソロよりコンビの方がキャラが立つかなあ。
その頃110歳の武藤と二人で
オダムト−とかいって。
ボケてもボケても突っ込みなし。
ひたすらボケるのみ。
ボケにはボケ返し。
ボケ−。


[303] 9月3日 2002年09月04日 (水)

もう2学期の始まりである。
もう秋だのう。
っておい。まじっすか。
夏終わりっすか。
一度も海もプールも行かず。
山も川にも行かず。
そういえば今日かき氷食ったっす。
今年初めて。

まあいいか。
サンシャインはお肌の大敵なんすから。
今年こうして光を浴びなかったおかげで十年後のアタシのお肌が
ツルツルかと思えば全然おっけーですとも。
皆さん平気で真っ黒に焼いてますけど
日焼けはマジでシミの元ですぜ。
するってえと故福田元首相、現在の官房長官の親父さんは若い頃サーファーだったのか。
しかしヨット好きな慎太郎さんはシミなんぞないな。
ま。結局は人それぞれという事で。

しかしやばいな。
この調子じゃ、あっという間にゆく年来る年だな。
こんなに月日の流れは速かったっけか。
ホントに速くなってんじゃねーの。
気のせいじゃなく。
誰か天文学者でそんな新説は発表していないのか。
最近の一時間は十年前の15分と同じ長さしかなくなってるとか。
みんなそろそろ気がつけよ。
俺だけかよ。気がついてんの。
みんなしっかりしろよ。

もう寝なきゃ。
十年前の一時間分くらいしかもう寝る時間がない。
道理で最近疲れが取れないわけだ。


[302] 8月27日 2002年08月28日 (水)

今日は久しぶりに笹路正徳氏と会った。
一体いつ以来だか解らないくらい久しぶりであった。
昔はよく一緒に麻雀をしたものである。
公私に渡る思い出話につい花が咲きまくってしまった。

俺が初めてレコーディングなるものに
参加したのはポパイ・ザ・セーラーマンという
まあかなりしょうもないディスコソングであった。
わたくしめが弱冠19歳の時である。
これがなんと馬鹿みたいに売れたのだが。
この時のキーボードも笹路君だった事実を今日知った。

当時は彼のソロアルバムでも歌ったり、なにかと
つるむ機会は多かった。
またなんか是非一緒にやりたいなあ、と思う。

しかし思えば当時のメインの肩書きはジャズピアニストであった彼が
不思議な事に主にギターサウンドのロックバンドのプロデューサーとして
名を馳せる事になるとは。

あたしゃ当時ドカドカドラムにガンガンギターじゃないと
認めようとせず、実際バンドばっかやってた男のくせに
今じゃポップスのメロディーメーカーとしての部分を
世間では主に評価していただいてるわけで。
なんだか打ち込みばっかやってるし。

人生なかなか一筋縄ではいかない面白さがあるなあ。


ところで気志團、キシダンっつうバンド御存じでしょーか。
俺は一度ライブビデオ観てからというもの、もうすっかり大ファンでございます。
彼等の次のシングルのカップリング曲ってのが、
俺が作った清水宏次朗歌うところの「Love Balladeは歌えない」なのである。
というとカバーかと思うでしょ。
さにあらず。
当時の宏次朗バージョンがそのまんま俺のアレンジ、
宏次朗の歌で入っているのである。
すごいわ。気志團。
よもや自分のシングルのカップリングで、人の歌そのまんま入れるなんて
誰も考えもしないぞ。
いわばすでにミニコンピ。
いやまじでイカスぜ気志團。


[301] 8月25日 2002年08月26日 (月)

なんだか風に秋の気配を感じる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

つーかもう夏終わりってゆーかあ。
なんにも遊び行ってないのにい、みたいなあ。
って感じい?

などと馬鹿女子高生になってみても
終わりなものは終わりである。
くっそお。

こうなりゃ冬にオーストラリアでも行って夏を満喫してやるか。

まあなにしろ来年は本気でいろいろやるからね。
そこまでやるか、ってなくらい。

という訳で来年にそなえて今日はもう寝るのであった。


[300] 8月19日 2002年08月20日 (火)

なんだかまた台風もちゃんと直撃してくれなかったな。東京。
などと言うと実際に台風の被害に遭った事のある方から
お叱りをいただきかねないが。

だって楽しいじゃん台風。
最近は台風が来ても停電する事なんてないけど。
俺が小学校の頃なんて台風が来るたび停電して
ロウソク灯してたぜ。
基本的に非日常なシチュエイションってもんは
ワクワクさせられるじゃないですか。

一度高知の祖父母の家で、俺以外誰もいない状態の時に
物凄い大雨になった事がある。
雨戸を閉めていたから外の状況に気付かずにいたのだが、
なにやらあやしい気配に外を見てみたらなんと。
ウチは高台だったからまだ助かったが、村中がほとんど水没していたのである。
とはいえウチもすでに畳ギリギリまで浸水していて、
救助に来てくれたボートで公民館のようなところに避難したのであった。
でもって避難先でオニギリとか食べていたのもワクワクしたなあ。
などと言うとお叱りくるのかやっぱり。
ホント生真面目な人多いっすから。

まああんまり堅い事言わんといて。
モンティパイソンなんか国営放送のクセして、とても日本じゃやれないネタがいっぱいあったぞ。

まあどうもあたしゃ身近の人になんて、それこそどこまでもギリギリのギャグかまして
向こうは傷付いてたりする事もあるらしいですから。
でまたこれがギリギリのかましあいが出来る相手がいると、もう最高に楽しいんですわ。
基本的に物事総てにわたってギリギリ好きってえんですか。
気質的に。
あんなギリギリ、こんなギリギリそれぞれに好きです。

ほんと我慢してるんですよこのダイアリーとか。
もっと言っちまいたいあんな事こんな事。

ピー××××ピー××××。
ピー××××ピー××××ピー××××!ピーピー××××?ピーピー××××。

ああすっきりした。






[299] 8月15日 2002年08月16日 (金)

なかなかに目まぐるしい日々である。
もともと俺は人と会う事も話をする事も
特に好きな方ではない。はずである。
だが最近打合わせやら会議やら、楽しい気もしてきたぞ。
なにしろ自己暗示の得意なタイプなので。
今の状況が最善である、と思い込む事が結構いつでも可能なのだ。

とか言っているが自分の事を過信しないようにしないとな。
どうもあたしゃ体力および精神力を過信しすぎるきらいがある。
なんせかつて一日のスケジュールを24時間で
考えていた事のある男である。

当時、一日を12時間12時間で区切って2つのプログラムを
同時進行した。
たまに隙間で10分気絶するとかするだけで、
2週間は寝ないで仕事していたな。

はっきり言って最後の方は脳が半分腐ってましたぜ。
その時のかたっぽの12時間はSHIPSだったな。
もう一方が清水宏次朗だったと思う。

まあもともと当時は一日2時間寝ればオッケーだったんだが
2時間寝るのと完全に寝ないでいるのは全く違うものだったな。
あたりまえだけど。

まったく過信してはいかんのだよ。
人間のカラダってのは睡眠とらんと壊れていくように出来ている。
それは実感しました。

というわけで寝ます。
おやすみ。





[298] 8月10日 2002年08月11日 (日)

今日は知人の結婚披露宴に出席。
というか出演、だな。2曲程歌った。

それにしても結婚披露宴で歌を歌うのは
なぜあんなにダメなんだろう。
手が震えるのだよ。マジで。アル中ちゃうで。
もう20年以上歌わされてるっつーのに。
おまけにありがたくも大概イベントのトリあたりに持ってきてくれるもんで
メシもまともに食えず酒も飲めやしない。

てなわけでわしゃ結婚式関係は好かん。
呼ばないでくれ。
でも呼ばれないと寂しいな。
歌わせないでくれ。
でも御要望がないと寂しいな。

うむむ。

まあしかし実際パーティー的なものはそれ程好きではない。
出席するとなればキメもするし
なんか芸やれと言われれば盛り上げもする。
プロですさかいな。
だが決して積極的に参加する方ではない。
西洋の上流階級に生まれなくてよかった。
パーティーしょっちゅうやってそうじゃん。
知らんけど。

どうなの社交界は。最近。
みんな元気かい。
すっかり御無沙汰してるけど。
そういえばイギリス大使にはパリでお世話になったので
よろしく言っておいてくれたまえ。
それにしてもあの時の伯爵婦人の顔ったら。はっはっは。
最近しばらくワルツも踊ってないですなあ。
・・・みたいな感じか。

まだやってんすか。本当に。そういう人達。
デビ夫人の口から「あちらの社交界が」どうした話があったような気もする。
空耳かもしれん。
彼女の見た幻かもしれん。
なんせ言ったもん勝ちだからな。
誰も実物見た事ないんだから。
ツチノコか社交界か。
・・・いやいやデビ夫人は多分本当に御存じだとおもうけれど。
なにしろ名前が「デビ夫人」である。
凄い人だ。
別にタレントの記号としての名前なんぞ
「ピーター」だろうが「中島兄弟」だろうがなんだってオッケーである。
しかし「デビ夫人」だけはちょっと違う。
なんせスカルノ元インドネシア大統領第三夫人だぞ。
今検索して調べたけど。
クーデターの時に財産ガバッと持って海外に逃亡したらしいぞ。
すごい人生だなあ。
検索してみるもんだな。
いや、つまり彼女はどこまでもアイデンティティーは
「スカルノ元インドネシア大統領第三夫人」である、
というのが「デビ夫人」という名前なわけで。
女性運動家の皆様的にはもっとも槍玉にあげられてしかるべき人物でないでせうか。
デーモン閣下はメイクをして初めて閣下である。
彼女は「スカルノ元インドネシア大統領第三夫人」という前提があって初めて人格が
成立している。

なんでデビ夫人の事を熱く語っているんだ。
どうでもいいけどとりあえずインドネシアの人民から搾取してきた財産返してこいよ。

だから社交界の話だったのか。
それ自体どうでもいいな。

昔日本の大使が必死でダンスやワインの勉強をして、
部下にもそればかり勉強させて国際会議に望んだそうな。
実際ヨーロッパが中心になっての国際会議の場では
そうした社交界でのつきあいがキチンと出来る事が最も必要だったらしい。
ところがすでにその頃は不粋な米国主導で進められるようになっていて
実務的な意見の交換がすぐに行われて、逆に世界情勢自体を勉強していなくて
恥をかいたとか。

というわけで。
無駄こそが文化だったりする話とか効率っつうところの追求が
世界をつまらなくしていくだとか引き続き語ろうとしていたがもう疲れた。
また後日。









[297] 8月6日 2002年08月07日 (水)

今日もパソコンの調子が悪い。
打ち込み以前の問題で作業が止まっている。
まったくパソコンに駄々こねられると話にならん。
つーかパソコン自体ではなく
使い方の問題な可能性も大きい。
だけどさあ。
出来るはずの事やってるんだけどなあ。
お前がやれますっつうからじゃあやってくれって言っただけなのに。
いい加減な事言うんじゃないよ。

大体パソコンもソフトも見切り発車でバージョンアップするから
いけねえんだよ。
な〜にがバグだよ。
他の業界じゃ不良品っつうんだよそういうの。
車とかだったらリコールされてんだぞ。
お前らだけだよバグとか言ってとりあえず売っといてから
なんとかしようなんて根性でやってられんの。


なんて言ってたら本日の原因はケーブルの接触不良だった事が今判明してしまった。
おい。
文句言いまくった俺の立場はどうしてくれる。
いやほんとすみませんでした。
今やあなたがたのおかげで音楽作れてます。

なあんてな。
きょうのところは勘弁してやるが
ほんとにここんところ腹立ってんだよ。
なんだこの最新のデジパフォは。
問い合わせたら
「ああそれはバグなんですよ」
ってあんたそれは欠陥品ってんだよ。

とまあなんせもともと機械に愛のない俺なもんで。
優しくなんて見守ってあげられません。

といいつつ今日も明日もマック君と一緒に仕事をするのであった。

そういえばすごいな59円マック。
そこまでやられて対応出来るのか他のファーストフード。
俺は今や肉系は食わない男だが、かつてモスバーガーの方がうまいと思った
20年以上前の記憶はある。
がんばれモスバーガー。


[296] 8月2日 2002年08月03日 (土)

うげげ。
すっかりよっぱらいだ。
最近随分と酒量も控えめにはなっていたのだが。
だいぶダメだなあこりゃ。
まいいか。
楽しかったから。

昨日は俺が笑っていいとも出演時に次に紹介させてもらった伊藤英明君の
誕生日であった。
そのお祝い盛り上がりの中で、
最終的には及川光博君、通称ミッチ−と一緒に朝までコースを行き切ってしまった。

実は俺はもともとミッチ−大好きなのだ。
アルバム持ってるし。

なにしろ化粧が似合わないという事で自分のやりたい
音楽を断念せざるを得なかった俺である。
本来グラム大好きカルチャークラブ大好きな俺なもんで。
はかなく美しく歌いたかったのにい。

いやホント化粧似合わなかったのよ俺。
本人がいかに気分はグラムであろうと
どう見ても朝方の新宿二丁目な野郎が鏡の中にいたのである。


まそれはともかく。
ミッチ−ともいつかぜひ何か一緒に作ろう、と盛り上がった。
カッコいいの作るぜベイベ−。

かなり酔っぱらっているもんでこれくらい打つので
いっぱいいっぱいです。



[295] 7月26日 2002年07月27日 (土)

今度俺のベストが出るそうである。
そうである、というのはホントに俺よく知らないのよ。

昔ソニーの頃、一度なんか4曲入りのCDが発売された事があったと
思うんだが、それとか今回のアルバムとかってのは
レコード会社側の選曲で俺の意向とは関わりなく出るものなんさ。

キャニオンからCD化されて再発された9th Imageなんて
誰かに出てる、って聞いて俺自分で買ったぜ。
意外にそういうものだったりするんだよ。

それとは別に今までの俺の作品をまとめたものを
俺の監修できちんと考えてもいるからさ。
そいつは何枚組になるんだかもさっぱり分かんね。
とりあえずは声変わり前という事で、
いままでの俺をそいつで一区切りつけようと思っている。


ところで今週のビッグコミックの築地魚河岸三代目に
またダムの話の続きが載っているから読まれるべし。
つーか今週のビッグコミックったらもう。
俺恥ずかしながら馬鹿みたいに涙腺弱いんですう。
どのマンガのどこで、とは言わないけど。
一冊で何度もウルウル来ちまいやした。
あほです。







[294] 7月24日 2002年07月25日 (木)

最近のタクシーの運転手さん、クオリティー落ち過ぎてないか。
本当に道を知らない人が多いぞ。
しかもカーナビとか付けているタクシーも多いし。
おまけに運転自体下手な人が多いし。

なんせここんところ免許なし男だったもんで
タクシーに乗る機会が多い。
マジでひどい運転手さん結構いますよ。
三宿から新宿くらい行き方分からないでどうするんだよオイ。
地方のタクシーなのかと思ったら別にそうじゃないみたいだし。

リストラでとりあえずタクシー始めてみた人とかもいるんだろうけどさ。
仮にもそれでメシを食うからにはプロでしょうが。

でも結構あるんだよなあ。
コンビニで売ってるヤツより全然不味いラーメンだのマ−ボ豆腐だの
平気で出すラーメン屋とか。
スーパーで買ってきて普通に電子レンジでチンするだけでも、
何をどうやってもこんなに不味くなりようがないだろう!
などと怒りがこみ上げてくるウナギ屋さんも知っている。

毎日職業として何かに取り組む中で
よりお客さんに喜んでいただけるように、という向上心もなく
たんに収入を得る為だけの手段だ、と割り切っているなら
その時間は随分つまらないんじゃないかなあ。

それが出来る人って俺なんかよりとにかく我慢強いんだろう、と思う。
俺はつまらない時間って本当に我慢が出来ないタチなもんで。


とりあえずタクシーってのはなんせ密室なんで
風呂だけはちゃんと入って欲しいぞ。
ドライバーの皆さん。


[293] 7月18日 2002年07月19日 (金)

脳は疲労してくるとあせって妙な活性化物質を出す。
大概これらは、結果的にあまり役にたたない方面の働きに
まわってしまうのだが。

よく聞くところでは
ランナーズハイとか。
インターハイは違う。
カンチュウハイも違う。

徹夜した明け方、全然面白くもない事で笑いが止まらくなる
といった経験は皆様お持ちでなかろうか。

先日14日のダイアリーはだいぶ脳内でくされ物質が分泌されていた
気配を感じるな。
本日も地道に分泌されているようだ。

どうでもいいけどテレビカメラみたいなのが付いたケータイってのは
もう市販されているのか。
あたしゃケータイ事情なんぞ興味ないもんでよう知らんのですが。
ありゃいかんでしょう。
そんなもんが世の中主流になっちまったらイヤだなあ。
「じゃあ今いるところ写してごらんなさいよ!」
などと言われて困る人は続出するのではないか。
俺は困りませんよ。
嘘なんてつかないんですうすすうからあああ。はあはあ。
動揺なんてしてませんとも。ああそうですとも。
そう言えばかつて電話でのアリバイ用カセットなんてもんがあったな。
駅の構内の雑音とか、雀荘の音とか。
僕はそんなもの買った事ないっすよ。
そりゃりゃ単に知っているるだけですよよ。
知識として。
なんば言いよっとですか。

だいたいあの504だのNだのiだの、
数字とアルファベットの組み合わせの名前やめんかい。
俺はシンセのたぐいを始めとしてスタジオにいっぱいある
アルファベットと数字の組み合わせの名前のモノ達、どいつもこいつも全然
名前が覚えられんつうの。

DOCOMOの新製品「吉田」
これくらいやらんかい。
ROLANDのニューシンセ「はなむら」
なんだか繊細な音が出そうだろうが。

KORGからベース用シンセ「ごんぶと」


もう寝た方がいいな。
明らかに。


[292] 7月14日 2002年07月15日 (月)

最近久しぶりに打ち込み三昧の日々を送っている。
何のプログラムかは教えない。
出来上がったら言うぜ。
まだ完成するとは限らないし。
置き手紙残して失踪するかもしれないし。

いやマジで。
一週間ばかりマック君とばかり会話をしていたら
なんだかダメダメな顔になっているぞ。
髪の毛も抜けまくりである。
触ると抜け落ちてしまうお岩さん状態つうか。
もうすぐ幽霊になって打ち込みで作ったCDを恨めしそうに数えるかもしれない。
違うな。
枚数かぞえるのは番町皿屋敷でっせ。

一応途中で大阪カレスコライブなんつうのもあったが。
あれで少し救われたわい。
音楽は生演奏に限ると言うておるではないか。
生楽器での生ビトによる生演奏。
ところで生でないヒトはいるのか。
デジタル人とか。
ネアンデルタ−ル人のあとに
3万年くらい前にデジタール人とか存在したのか。
アウストラロピテクスから進化したアナログ原人は彼等によって絶滅させられたそうだ。
何を言っているんだ。

だから言っているではないですか。
ダメダメなんだってば。
すでに脳は収縮して北京原人より小くなっている。
いわば東京原人である。
それにしてもなんぞ適当に埋めておいて掘り起こせば人類の歴史なんぞどうとでも
造り上げられるものなのだ。
という事を藤村先生は教えてくれたのであった。
おそるべし考古学。


明日という字は明るい日と書くのである。
という事でよろしく。


[291] 7月9日 2002年07月10日 (水)

七夕の相川ライブは素晴らしかった。
結婚前よりパワーアップしているぞ。
最初から最後まであれほど声を出せるシンガーはそういない。
まさしくプロ、であった。

ライブと言えば。
また今度カレイドスコープのライブでギターを弾く事にした。
今度は大阪である。
楽しくやらしてもらいまっせ。


しかし田中康夫氏もなかなか大変やのう。
俺は決して彼とあらゆる政治的意見を同じくするものではないが、
ダムに関する彼の姿勢は全面的に支持したい。
ぜひ頑張っていただきたく思う。
ビッグコミックで築地魚河岸三代目というマンガを連載しているのだが、
丁度今週号でダムっつうもんがテーマになっている。
一読をお薦めしたい。

まったくダムやら空港やらもろもろのしょうもないハコモノなど、
いつまでたっても政治家達ったら“今”の“自分達の地域”の利益だけを
追求してる場合かよ。この日本。

この国が十年後、百年後どうあるべきか、などといったビジョンを語る事は
青臭い事なんだろうね。
彼等にとって。

別に俺も大上段にかまえて国家を語る趣味なんぞないのよ。
たださあ。
誰がどう見てもヤバいでしょ今の日本。
ムーディーズにはいろいろな見解あれども、それにしても
ボツワナより低い格付けですぜ。日本国債。
ビジョンある荒療治が必要なのはみんな分かってるだろうに。

がんばれ田中康夫。


[290] 7月5日 2002年07月06日 (土)

いやあ月日の経つのは早いもんで。
淫行矢のごとし。
違うな。
荒淫矢のごとし。
少し近いぞ。
前もこんな事書いていた気がする。
ループ状態ですな。

つうかもう今年も半分終わりやないですか。
時の流れに、っつうおいらの歌がありましたな。
ええ歌ですなあ。あれ。
ときのな〜が〜れ〜に〜み〜を〜ま〜かせ〜
ってあんたそれテレサ・テンですがな。
まったく自分の歌でボケるのはやめときなはれ。

実際俺の歌は時の流れというものがテーマな曲多いな。
「いつまでも変わらぬ愛を」
「時に負けないくらい」これはfrom君の瞳にれいんぼーやな。
「back to the night」
「time」
「時を超えて」

まあetc.etc.タイトル、歌詞中に時に関する記述は枚挙にいとまがない。
ヒマな方是非一度総て書き出してみていただきたいものだ。

俺ほんと思うのよ。
その時だけその気になるのはなんでも容易いものでっせ。
持続する事こそ難しくかつ価値があるっしょ。
(今この瞬間は)愛してるよ、なんて俺五千人くらいに言えそうだ。言わないけど。
必ず一生愛し続けるよ、なんて恐ろしくて一人にもなかなか言えないなあ。

ダイエットも三日じゃだめっすよ。
続けてなんぼ。

仕事でもさ、その時だけやたらがんばって、こんなにがんばったのに、とか
言うやついるでしょ。
問題はずっとがんばってるかどうかだからな。
そんでまたずっとがんばってるヤツには必ずなんらかの結果も出るものだし。

という訳で本日のダイアリーの教訓。
「やるだけムダ」
おっと間違えた。
「続けてなんぼ」
という自戒ダイアリーであった。



[289] 6月30日 2002年07月01日 (月)

ブラジル優勝。
結果的にはそんなに倍率高くないところに落ち着いたな。
日本代表やらベッカム様だのに人生を預けるがごとく
燃えていた方々にとって、また味気ない日常が始まるわけですな。
それとも今度は別の誰かに自分を投影して
自分の日常から目をそらして生きてゆくのかな。

すんごいイヤな言い方やのう。

今、俺イヤな奴なのよ。
気分がこう、なんだかクチビルかたっぽ上げて微笑んでる感じ。
疲れが溜まるとほら、パンキッシュな視野の狭い刹那的な元気さに
あふれちゃう時ってないっすか。

そんな時に俺ってニヒルなんつって少しでも感じていられる
幼稚なナルシズムなんぞさすがにとっくに捨ててきたぞ。

とりあえずそんな時は自律神経が弱っているので
整体にでも行くかな、と。

あるいは文字通りの意味でも比喩的にも、
肩凝りひどいと視野が狭くなるのよねえ。
針行ってこよっと。

てなわけで何ごともリアリズムで対処していく事が大事ですな。


[288] 6月25日 2002年06月26日 (水)

人は誰も心の奥に深い井戸を持っている気がするな。
それにフタしたままで生きてゆく人もいるし
その闇を覗き込み続けて、落っこちてしまう人もいる。
でも必要な時には必要なだけ水が汲める、というのが一番良かろう。
そこには智慧、なんてものもあるわけで。
絶望、とかもたっぷりあるけど。

井戸の奥の闇を覗き込まない、
あるいは井戸を避けるように生きてゆくというのは俺にはでけへん。

でも軽やかに、タフに生きていたいもんだ、と思う。
井戸ばっか覗いていてもなあ。


[287] 6月24日 2002年06月25日 (火)

昨日はカレイドスコープのサポートとして、
久しぶりに立ってエレキギター弾いたのであった。
面白かったぞ。
またやろうぜ。

少々体力が落ちている。
風邪っぽい雰囲気が漂っているぞ。
無限の体力と無限の精神力が欲しいと思う今日この頃。

ケータイをなくしてしまった。
なのでみんなの番号もアドレスも分かんねー。
なのでこれを読んだ人友人知人は電話かメールをくれー。
だからデータとっとけっつーの。
ドコモショップですぐやってくれるそうだぜ。みなさん。
こんな事になる前にデータとっとくように。

世の中便利になる、という亊はまた「それがないと不便だ」と感じるもの、
つまりは依存する部分が増えるっつう事だ。
前も書いたな。
依存する部分が増えるってのはつまり、不自由になるって事でしょ。
いやほんと、ちょっとケータイないだけですでに俺はきちんと困ったぞ。
そんなもん昔は持ってなかったのに。

おまけに実は今、免停中である。
だから車もない。
あと一ヶ月くらいは免許のない男である。

スピードで一発ですう。
しかもその前にもスピードで一発でくらってましたから、これで前歴2ですぜ。
つまり今度免停期間終わっても、あたしゃ駐禁一回で90日免停食らうです。
とにかく一年、ひたすら穏便にやりすごさねば。
はああ〜。

まあポジティブなアタシとしては、
「乗ってたら事故起こしてたところを免停のおかげで乗らなくて助かった」
うん、きっとそうだ、などと考えるのであった。

ま、何ごとも都合の良い男なのである。


[286] 6月21日 2002年06月22日 (土)

それにしてもこの前のイタリアv韓国戦。
あの審判はどうなのかな、と思ったりもしたけどさ。
だけどあの韓国の点を最後に入れた選手、ペルージャの会長が
クビにしたっつうのはびっくりしたなあ。
よりによってペルージャの選手だったんだね。
あんなイタリアを侮辱するような選手は二度とペルージャの
土は踏ませない、とか言ってんでしょ。
すごいっすね。
侮辱もなにもあーた、サッカー選手としてやるべき事精いっぱい
やっただけでしょうに。
むちゃくちゃでござりまするがな。

しかし誰がユニフォームの色決めたのか知らないけど
日本が青で韓国が赤なのは非常に本質を突いている感じがしたな。
決勝トーナメントに入ってからどの試合もやはり気合いが違うっつーか、
勝利に対しての執着と執着のぶつかり合いが、結果的に荒れた試合ばかりになってる
感じ。
日本vトルコ戦以外。
日本はなんか、サラ−っと負けたよなあ。
もういいじゃん、って気分が無意識下にあったんでないかい。
当然勝つ為に一生懸命やってはいたんだろうけど、
予選突破した事で義務は果たしたぞ、てな気分がかすかにでもなくはなかっただろう。
その点韓国は気合いが違ったなあ。
やはりニンニクとトウガラシの消費量の差でないのか。
観客席も赤ってのが迫力が5倍違うし。
ま、そんな日本人も嫌いじゃないっすけど。


ところで今度の日曜日、急きょ某バンドのライブに
ギター弾きとして参加する事になった。
演奏するはずだった人間が緊急入院しちまったんで、
あたしゃその代役として名古屋まで演奏しに行くですよ。
なにしろ俺ったら、人前でバンドで音出す事、
すでに2年ほどなかったもんでこれも丁度良い機会かな、と。
たまにはロックな俺様も披露しないとね。
リハではとっても良い感じだよ。
楽しみじゃのう。






[285] 6月15日 2002年06月16日 (日)

日本つええじゃん。
しかし思うにヨーロッパの奴らとかって
こんな湿気の中でサッカーやった事なかったんでないかい。
ま、そんな事は言い訳にはさせてやらん。

それにしても、いつから日本はこんなに
サッカーが好きな国民になったんかの。
日本戦の時なんぞ、近所のよく行くレストランでメシ食おうと思ったら
大画面でTV中継やってて、青いユニフォーム着た連中が大騒ぎしてやがった。
でもって店員もオーダー取りにも来ないし。
俺も試合に興味がないわけではないが、
それよりも腹が減ってんだよオイ。
俺を怒らせるなよお。
めったに腹を立てる事のない俺だが、
腹減ってる時に待たされるのだけは我慢ならんのじゃ。

腹減ってる時に待たされるのが嫌いな俺としては
繁盛してるラーメン屋とかで並ぶ根性が理解出来ん。
並んで待ってたあげくに不味かったりした日にゃあ
テーブル本気でひっくり返しかねんな。俺。

俺が腹を立てるのは腹が減った時と眠い時だけである。
だから朝起きたばかりのタイミングで電話なんぞしないように。
まとまる話もまとまらんつーの。


ナンシー関さんが亡くなったなあ。
あの人の文章と消しゴム版画、好きだったぞ。
合掌。