トップページ社会ニュース一覧19機関のホームページが被害
ニュース詳細

19機関のホームページが被害
9月19日 18時28分

19機関のホームページが被害
K10051344711_1209191824_1209191832.mp4

尖閣諸島が国有化されて以降、日本国内の少なくとも19の機関のホームページが、中国の国旗が表示されるように改ざんされるなどの被害を受けたことが分かりました。
中国のサイトにはサイバー攻撃を呼びかける書き込みが相次いでおり、警察庁は、呼びかけに応じた人物が関わっているとみて分析を進めています。

警察庁によりますと、日本の政府機関などのホームページに対するサイバー攻撃は、尖閣諸島が国有化された今月11日以降相次ぎ、最高裁判所や東京工業大学など8つの機関は表示内容が改ざんされる被害を受けました。
このうち、東京工業大学の教育施設のホームページは、今月15日に中国国旗で埋め尽くされた画像に改ざんされ、イベントに申し込んだ延べ1068人の個人情報が盗まれました。
また、総務省統計局や防衛省など11のサイトは、最大で15時間閲覧できなくなり、被害を受けた国内の機関は少なくとも19に上っています。
警察庁が調べたところ、中国の大手サイトやハッカー集団の掲示板に、4000人以上が日本へのサイバー攻撃を呼びかけたり同調したりする書き込みを行っており、攻撃対象として名指しされた機関はおよそ300に上るということです。
警察庁は、呼びかけに応じた人物が関わっているとみて分析を進めるとともに、注意を呼びかけています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ