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No.9  土木建築 -- シロアリ対策へのEMの使い方


< Q > 
 シロアリ対策へのEMの使い方について教えてください。

< A > 
 これまで、EMを散布することで結果的にシロアリがいなくなったという事例は多数あり、床下の湿気を防ぐなど従来の対策とEM資材の使用をあわせることで、よりシロアリの住みにくい環境を整えることができます。
 EMの処理方法についてですが、EM活性液を床下や家の内部、庭といったすべての場所に、原液もしくは10倍程度で満遍なく散布してください。また、EMを補助するEMセラミックスパウダーや、シロアリに対する忌避効果があるとされている月桃エキス、ヒバ油、木酢液などとの併用により、よりいっそうの効果が期待できます。EMセラミックスパウダーは1000分の1程度(重量比)を、月桃エキスは施用規定量をEM活性液に溶かして散布してください。なお、月桃エキスは日本月桃株式会社などで販売されていますのでお問い合わせいただくか、園芸店などで問い合わせていただけば入手可能です。
 また、木炭や竹炭とあわせEMセラミックス(床下用:アムロン社製)を床下に置くことで、これらの調湿効果からシロアリの住みにくい環境を作ります。
 満遍なく散布する理由は、シロアリが家屋の木材を餌木としており、一部的にEMを散布するだけでは、被害を分散させてしまうことになるためです。そこでEMをあらゆるところに散布し、周りの環境全体を変えることが重要です。 シロアリは木材をエサとしているので、それを分解するための微生物が体内に共生しています。シロアリがEMを取り込むことにより体内の分解微生物相が働かなくなり、シロアリ被害を防止できるものと考えられます。

しかしながら、シロアリ駆除剤ではありませんので、施用すればたちどころに殺虫効果があるものではないことをご理解ください。