• 検索
  • コンテンツ一覧
  • ここ1週間のほぼ日
  • ほぼ日アンコール
 
くまお
 

今日のダーリン

フォントサイズ中 フォントサイズ大
フォントサイズ中 フォントサイズ大
 
・「ハレ」と「ケ」という言い方があります。
 いろんな説明ができるのでしょうが、
 ぼくは、なんとなく「非日常」と「日常」というふうに
 ざっくりと考えています。
 
 「ごちそう」とか「夢」とか「恋」とか「劇場」とか、
 「祭」とか「ファンタジー」とか「伝説」とか、
 「事件」とか「旅行」とか「お客」とか「儀式」とか、
 「ハレ」だと思われることも、
 指折り数えたらいっぱいあります。
 で、そのいっぱいある「ハレ」の、
 それ以外はすべて「ケ」だということになります。
 とっても、たくさんある「ハレ」は、
 数えれば数えられるくらいだから、
 「ケ」より少ないということになりそうです。
 海には、無数の島や陸地がありますが、
 それ以外はすべて「海」です。
 「ケ」は、圧倒的に多いのだと思っていいでしょう。
 
 「ハレ」と「ケ」とどっちがいい‥‥という問いは、
 あんまり意味がありません。
 光と影、右と左、前と後のように、
 かならず、どっちもセットであるからです。
 その、「両方あるんだぁ‥‥」ということが、
 こころからわかっているかどうか、も、
 大人であることの資格かもしれないです。
 
 「夢から醒めていく時間」ってやつを、感じられるか。
 たとえば、ヒーローが大活躍する映画を観て、
 映画館から歩いて帰る道すがら、
 さっきまで頭のなかにあった世界がだんだん薄れて、
 ただの「いつものじぶん」が戻ってきます。
 これを悲しいと思うのではなく、「そういうものだ」と、
 味わえたりしたら、それが大人というもの。
 逆に、手に入れやすくて便利で清潔なものに囲まれ、
 ある意味、とても知的な生活を送っているときに、
 「輝き」が足りないかもね、と静かに気づくのも、
 大人ならではのことのように思います。
 「夢から醒めていく時間」に、
 「もののあはれ」が見えてくるのかもしれないな。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ニュースのなかの人々にも、夢から醒めていく時間がある。

感想を送る



気まぐれカメラ もっと見る
ただいま製作中!
もっと見る
ほぼ日ケイタイ版 メールマガジン ストア発売スケジュール
糸井重里のTwitter
ほぼ日のTwitter
 
 

ほぼ日ストア

詳しくはこちら
ほぼ日で販売されている
商品の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ストア

ほぼ日ブックス

詳しくはこちら
ほぼ日から出版されている
本の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ブックス
 
閉じる

コンテンツ一覧

著者名 タイトル 連載開始日
あ か さ た な は ま や ら わ
↑著者や関わった人が五十音別に並んでいます。行を選んでくださいね。
閉じる
コンテンツ一覧
 
閉じる

ここ1週間のほぼ日

ここ1週間に更新されたおもなコンテンツを紹介しています。
「小ネタ劇場」など、アーカイブが残らないコンテンツは
ここに掲載していませんのでご了承くださいませ。
 

閉じる
閉じる
閉じる

ほぼ日アンコール

最近、好評のうちに終了したコンテンツを紹介します。
見逃していた方、どうぞ、読み返してみてくださいね。
感想メールもお待ちしています!
 
まだまだ「アンコール!」なコンテンツはたっぷりありますよ!
こちらから探してみてくださいね。
コンテンツ一覧 検索
 

閉じる
閉じる