大阪市は被災地から出る「震災がれき」の受け入れを進めていますが、住民説明会での橋下市長の発言を巡って、市議会で議論となりました。
19日の大阪市議会。
問題となったのは「震災がれき」の説明会での橋下市長の、この発言でした。
「此花区民が負担してくれたことは大阪府民全体から考えると特別な負担、そういうものに『配慮した予算』の枠組みを作っていきたい」(大阪市 橋下徹市長・6月27日)
大阪市は、来年度までに岩手県のがれき3万6,000トンを受け入れ、焼却灰を此花区の北港処分場に埋め立てる方針です。
橋下市長は、安全性は確保されていると説明していますが、「予算をつけるという発言は、安全ではないことを示している」と議員から質問が出ました。
「いくら安全であったとしても、心理的に負担があるのは否定できない、そういう意味で予算については配慮していく」(大阪市 橋下徹市長)
また橋下市長は、がれきを受け入れる此花区の住民に対し、すでに夢洲に誘致することが決まっているメガソーラーの利益を還元する考えを明らかにしました。 (09/19 19:05)
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