第２回定例県議会９月議会は１８日、本会議を開き、近藤健一郎（自民）、丸の内くるみ（いぶき）、原幸子（自民）の３氏が一般質問した。佐竹敬久知事は、廃業した秋田八幡平クマ牧場（鹿角市）のクマ全２７頭が、阿仁熊牧場（北秋田市）で受け入れられる見通しになったことに触れ「森吉山の観光振興という視点も踏まえ、イベント開催などで（阿仁熊牧場を）継続的に支援していく」と述べた。クマの受け入れに必要な施設改修だけでなく、クマを活用した観光振興策にも県が関わる姿勢を示した。近藤氏への答弁。

　秋田八幡平クマ牧場をめぐっては、残されたクマの受け入れ先が課題だった。県と同市は阿仁熊牧場の施設改修を含め協議を始めており、佐竹知事は「できるだけ早期に全頭の受け入れが実現するよう取り組んでいく」と述べた。