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利根川に化学物質 一時取水停止9月19日 21時24分
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群馬県渋川市の化学工場から化学物質の「過塩素酸」が利根川に流出し、群馬県は利根川からの水道水の取水を一時、停止する措置を取りました。
検査の結果、水の安全性に問題はないということです。
群馬県によりますと、18日午後6時ごろ、渋川市半田にある化学工場「日本カーリット群馬工場」から、「工場の排水口から化学物質の過塩素酸が利根川に流出した」という連絡が入りました。
「過塩素酸」は火薬などの原料として使われ、水質汚濁防止法では排出の規制はありませんが、群馬県は19日午前9時すぎ、利根川の下流にある県の浄水場からの取水をいったん停止して川の水質を調べました。
その結果、「過塩素酸」の濃度は国の目安の1リットル当たり0.025ミリグラムに達しておらず安全性に問題はないとしておよそ3時間後に取水を再開しました。県によりますと、健康被害の情報や断水などの影響はないということです。
群馬県は、19日午後、工場を立ち入り調査して流出した経緯を調べています。
「日本カーリット群馬工場」は、「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。県の調査に協力し、再発防止に取り組んでいきます」としています。
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