jekyll（ジキル）は、テンプレートを使って静的な Web サイトを構築するための Ruby プログラム。

通常はローカルに jekyll をインストールするが、GitHub Pages では必ずしも必要ないという話。

通常の手順

こちら に基本的な手順の説明。

1. ローカルな Ruby 環境に jekyll をインストール する

2. jekyll に必要な テンプレートファイル群 を構成し、_config.yml や テンプレートファイル を設定する

3. YAML で記述した先頭ブロックの レイアウトとタイトル に続けて、 HTML、Markdown、textile のいずれかの記法を使って記事を書く

4. jekyll で HTML ページを生成し（jekyll --server --auto）、ローカルで確認（http://0.0.0.0:4000/）、デプロイ（_site に生成されたページ群を git 経由でリモートにコピー）する

GitHub Pages の場合

一方 GitHub では、GitHub Pages 上に jekyll に必要なファイル群があれば、自動的に HTML を生成してくれるので、必ずしもローカルに jekyll をインストールしなくても何とかなる。 もっともローカルで最終的なレンダリング結果を確認するためにも、jekyll をインストールするに越したことはないが…

1ページだけの GitHub Pages なら、最小構成ファイル群は以下の通り。

次は、テンプレートファイル default.html の例。

index.md には default.html の content の中身を記述する。

index.md 以外にも、index.html や index.textile でも OK だが、先頭の layout、title が重要。これがないとレンダリングしてくれない。

css/styles.css で装飾し、必要なら images や script、favicon.ico などもお好みで。 そしてこれらファイル群を プロジェクト・リポジトリの gh-pages ブランチに push する。

さらに複雑なテンプレートの作り方

サイドバー付きページのテンプレートを、Initializr 2 をベースに構成する。

参考情報

• Big Sky :: Jekyllで始める簡単ブログ
  jekyll でブログを作るためのファイル構成が解説されている。

• Jekyllによる静的 Webサイト構築入門
  mojombo/jekyll の Wiki をかなりの範囲でカバーする、わかりやすい入門書。Windows へのインストール方法も解説されている。

• GitHub Pagesで楽々ホスティング - Radium Software
  Jekyll 用に構築された GitHub ユーザーページ用リポジトリ が参考になる。