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2012年09月19日12:04
それでもまだ南さんには及ばない…!
ロクに働きもせネットニュース巡回などをしながら、「今日も世界は激しく動いてるな」「今夜のじゃんけん大会はどうなるかの…」「それ次第で日本も大変な騒ぎになるな」などとつぶやいていた午後。僕はひとつの見出しに目を奪われました。何とそこには「自軍ゴールにボール放り投げたGK」と書いてあるではありませんか。
僕はビックリしました。自軍ゴールにボールを放り投げたGKがいるなら、それはぜひ見てみたい。あの伝説の南さんのプレーに匹敵するものかどうか確かめたい。王座交替の予感に僕の胸ポケットの中の南クンの恋人も色めき立ちます。
リンクをたどると記事のタイトルは「【衝撃サッカー動画】ゴールキーパーがナイスセーブした直後に自殺点」となっています。まずこの時点でハードルをひとつクリア。これは南さんの動画を再掲載したものではありません。あの場面の南さんは特にナイスセーブしていませんでしたからね。
そして実際に記事を読み始めるとブラジルのGKの話だとのこと。よし、いいぞ。確実に南さんの動画ではない。さらに記事を読むと動画のタイトルは「Epic Goalkeeper FAIL (owngoal) Criciuma 0 – 4 America MG」だとのこと。エピックなフェイルですよ。これは期待が持てそう。しかも、ボールを自軍ゴールに放り投げて、ジャンピングキャッチを試みるなど、かなり動き的にも期待が持てそうな書きっぷり。
…と大きく期待を膨らませて再生した動画に、僕は愕然としました。そこに映し出されたのは、南さんには遠く及ばない「ただのミス」だったのです。このような「釣りタイトル」でワクワクガックリさせられた僕は、仕事中にもかかわらずマウスをバンと叩きつけていました。
そして誓ったのです。「こんなものはボールを自軍ゴールに放り投げたGKじゃない」「こんなもの見るならスーパーのパック寿司でも食っていたほうがマシですよ」「みなさん、明日またここに集まってください。俺が本物の『自軍ゴールに放り投げたGK』を見せてやりますよ」と。
ということで、改めて南さんの偉大さを確認しつつ、最近の惜しいゴールたちをチェックしていきましょう。
◆結局、今回も王座は揺るがず!究極のオウンゴールは強かった!
僕はオウンゴールを見定める基準として「四余」という概念を提唱しています。余自らが決めたオウンゴールであるという大前提。慌てて飛び出たミスではない、余裕たっぷりのゴールであること。仕方のないミスではなく、明らかに余計なことをしていること。そしてやってしまったあとの後悔が浮き上がる余韻の長さ。これらをすべて兼ね備えてこそ、究極のオウンゴールと言えると考えているのです。その点を踏まえて、最近のゴールを見ていきましょう。
↓まずは釣り記事にあった「自軍ゴールにボールを放り投げたGK」動画から!
〇オウンゴールである
△十分に余裕がある
△余計なことをしている
△余韻がある
確かにオウンゴールであることは間違いありません。ボールを自軍ゴールに放り投げた、という表現も嘘ではないでしょう。しかし、実際には際どいシュートを余裕なく止めた直後に、ファンブルしただけにすぎません。野球で言えば、ボールは取ったけれど投げるときに握り損ねて落としたレベルのプレー。これは割合よくあることで、そこまでエピックなプレーではないでしょう。
しかもこのプレーが試合に与えた影響も極めて軽微。すでにスコアは0-2で負けている時点のプレーであり、せいぜい「ダメを押した」程度の話。負けているときに投げやりなプレーが飛び出すのは万国共通とすれば、このぐらいの失敗も出るでしょう。これは王者と比較するまでもない、挑戦の資格すらないプレーであります。
↓最近の動画ではこんなプレーも!
×オウンゴールである
△十分に余裕がある
×余計なことをしている
×余韻がある
と、これはまったくオウンゴールではない、よく見るプレーなのですが、この発展系というのがありまして、そちらはなかなかイイ味を出しています。王者への挑戦資格は一旦考えず、箸休め的にそちらのプレーも見ていきましょう。
↓「GKがゴールキックの準備中に、相手選手にボールを奪われた」系の上位版!
×オウンゴールである
〇十分に余裕がある
〇余計なことをしている
〇余韻がある
これは惜しいなwwww
オウンゴールじゃないのが悔やまれるwwww

セーブしてから目の前にいる相手選手の足元へボールを転がしたGK。そして、まさかのお膳立てに驚きつつも蹴り入れる相手選手。そのシュートを「しまった!俺のせいで」と責任を感じる風でもなく、むしろビックリしてちょっと避けているGK。八百長でやっているなら納得できるが、本気でやっているなら今すぐ控室に引きずり込んでボコボコしたい…そんなプレー。オウンゴールでさえあれば、タイトルマッチには登場できたでしょう。残念です。
↓ということで、改めて王者のオウンゴールと見比べてみよう!
〇オウンゴールである
〇十分に余裕がある
◎余計なことをしている
〇余韻がある
やはり王者だな!あの距離から後ろ向きで投げ入れるのは地味に難しい!
そして、これが決勝点であることも高評価ポイント!
これぞ「自軍ゴールに放り投げたGK」の正しい姿!
↓今回も敗れ去った挑戦者たちには、王者からのメッセージを噛み締めてほしい!
王者:「やればできる!」
王者:「最後の最後まで諦めない!」
王者:「投げ出さないということ!」
この連続防衛記録はどこまでつづくのか!
新たな挑戦者の登場が待たれます!

もしくは、自ら究極を超える至高の投げ入れを見せる南さんでもOKです!
ロクに働きもせネットニュース巡回などをしながら、「今日も世界は激しく動いてるな」「今夜のじゃんけん大会はどうなるかの…」「それ次第で日本も大変な騒ぎになるな」などとつぶやいていた午後。僕はひとつの見出しに目を奪われました。何とそこには「自軍ゴールにボール放り投げたGK」と書いてあるではありませんか。
僕はビックリしました。自軍ゴールにボールを放り投げたGKがいるなら、それはぜひ見てみたい。あの伝説の南さんのプレーに匹敵するものかどうか確かめたい。王座交替の予感に僕の胸ポケットの中の南クンの恋人も色めき立ちます。
リンクをたどると記事のタイトルは「【衝撃サッカー動画】ゴールキーパーがナイスセーブした直後に自殺点」となっています。まずこの時点でハードルをひとつクリア。これは南さんの動画を再掲載したものではありません。あの場面の南さんは特にナイスセーブしていませんでしたからね。
そして実際に記事を読み始めるとブラジルのGKの話だとのこと。よし、いいぞ。確実に南さんの動画ではない。さらに記事を読むと動画のタイトルは「Epic Goalkeeper FAIL (owngoal) Criciuma 0 – 4 America MG」だとのこと。エピックなフェイルですよ。これは期待が持てそう。しかも、ボールを自軍ゴールに放り投げて、ジャンピングキャッチを試みるなど、かなり動き的にも期待が持てそうな書きっぷり。
…と大きく期待を膨らませて再生した動画に、僕は愕然としました。そこに映し出されたのは、南さんには遠く及ばない「ただのミス」だったのです。このような「釣りタイトル」でワクワクガックリさせられた僕は、仕事中にもかかわらずマウスをバンと叩きつけていました。
そして誓ったのです。「こんなものはボールを自軍ゴールに放り投げたGKじゃない」「こんなもの見るならスーパーのパック寿司でも食っていたほうがマシですよ」「みなさん、明日またここに集まってください。俺が本物の『自軍ゴールに放り投げたGK』を見せてやりますよ」と。
ということで、改めて南さんの偉大さを確認しつつ、最近の惜しいゴールたちをチェックしていきましょう。
◆結局、今回も王座は揺るがず!究極のオウンゴールは強かった!
僕はオウンゴールを見定める基準として「四余」という概念を提唱しています。余自らが決めたオウンゴールであるという大前提。慌てて飛び出たミスではない、余裕たっぷりのゴールであること。仕方のないミスではなく、明らかに余計なことをしていること。そしてやってしまったあとの後悔が浮き上がる余韻の長さ。これらをすべて兼ね備えてこそ、究極のオウンゴールと言えると考えているのです。その点を踏まえて、最近のゴールを見ていきましょう。
↓まずは釣り記事にあった「自軍ゴールにボールを放り投げたGK」動画から!
〇オウンゴールである
△十分に余裕がある
△余計なことをしている
△余韻がある
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確かにオウンゴールであることは間違いありません。ボールを自軍ゴールに放り投げた、という表現も嘘ではないでしょう。しかし、実際には際どいシュートを余裕なく止めた直後に、ファンブルしただけにすぎません。野球で言えば、ボールは取ったけれど投げるときに握り損ねて落としたレベルのプレー。これは割合よくあることで、そこまでエピックなプレーではないでしょう。
しかもこのプレーが試合に与えた影響も極めて軽微。すでにスコアは0-2で負けている時点のプレーであり、せいぜい「ダメを押した」程度の話。負けているときに投げやりなプレーが飛び出すのは万国共通とすれば、このぐらいの失敗も出るでしょう。これは王者と比較するまでもない、挑戦の資格すらないプレーであります。
↓最近の動画ではこんなプレーも!
×オウンゴールである
△十分に余裕がある
×余計なことをしている
×余韻がある
と、これはまったくオウンゴールではない、よく見るプレーなのですが、この発展系というのがありまして、そちらはなかなかイイ味を出しています。王者への挑戦資格は一旦考えず、箸休め的にそちらのプレーも見ていきましょう。
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これは惜しいなwwww
オウンゴールじゃないのが悔やまれるwwww
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セーブしてから目の前にいる相手選手の足元へボールを転がしたGK。そして、まさかのお膳立てに驚きつつも蹴り入れる相手選手。そのシュートを「しまった!俺のせいで」と責任を感じる風でもなく、むしろビックリしてちょっと避けているGK。八百長でやっているなら納得できるが、本気でやっているなら今すぐ控室に引きずり込んでボコボコしたい…そんなプレー。オウンゴールでさえあれば、タイトルマッチには登場できたでしょう。残念です。
↓ということで、改めて王者のオウンゴールと見比べてみよう!
〇オウンゴールである
〇十分に余裕がある
◎余計なことをしている
〇余韻がある
やはり王者だな!あの距離から後ろ向きで投げ入れるのは地味に難しい!
そして、これが決勝点であることも高評価ポイント!
これぞ「自軍ゴールに放り投げたGK」の正しい姿!
↓今回も敗れ去った挑戦者たちには、王者からのメッセージを噛み締めてほしい!
<南雄太オフィシャルブログSOUTH 2012年4月18日の記事:「No Title」より>
まず
俺は何と言われようが、思われようが絶対にあきらめないという事
(中略)
柏の時にはチームとして2度のJ2降格やJ1昇格、勝ち点1差で優勝を逃したり
心が擦り切れるようなプレッシャーの入れ替え戦を2年連続でやった事もありました
個人としても18歳でレギュラーをとってワールドユースで世界を相手に準優勝するなどのいい時期があったり
皆さんもご存知の通り歴史に残るようなオウンゴールをしてしまって泣きたいくらいまわりに叩かれた事もあったし
(中略)
そんなプロ生活の中で後悔している事
それは“もう自分じゃ無理だ”とか“これ以上はできない”と、あきらめたり投げてしまった事が何度かあった事
(中略)
要は自分が今までのプロ生活で何よりも大切だと感じた事は
“最後の最後まであきらめない、投げださないという事”
“やれる(できる)と信じる事”
王者:「やればできる!」
王者:「最後の最後まで諦めない!」
王者:「投げ出さないということ!」
この連続防衛記録はどこまでつづくのか!
新たな挑戦者の登場が待たれます!
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もしくは、自ら究極を超える至高の投げ入れを見せる南さんでもOKです!
いつかやってくれると信じてる
その後の言い訳も込みで期待してる