これまで、さまざまな商品のセシウムを検査し、
数値を公表してきた『チダイズム』なんですが、
世の中というのは、とっても面倒臭いものです。
ワイルド社長のように、「金は出すが、細かい
ことには口を出さん!」と言う人がいる一方で、
金も出さずに口だけ出す人がいっぱいいる現実。
僕たちは、「科学」をやりたいわけではなくて、
あくまで「生活の目安」を知ることができれば
よかったんですが、「俺は理系だ!」と言って、
説教を垂れたがるオッサンがあまりに多すぎて、
とにかく「デマ扱い」してくださるので、仕方なく
『チダイズム』を進化させる運びとなりました。
これまでは、LB2045で食品を検査しまして、
検査できる下限値が、平均6~7ベクレル前後。
現実として、これが民間放射能測定所でできる
限界だったわけですが、それでは納得をしない
科学大好き野郎があまりに多かったので・・・、
「鬼」を導入!
より厳格で正確な検査体制になりました。
言っておきますが、僕は一般ピープルです。
本当だったら、LB2045でキャッキャ言って
検査をして、「出た!」とか「出ない!」とか、
一喜一憂するレベルで良かったんです。
なのに、「俺の方が賢いのに、下品なネタで
狂ったブログを書くゲスの文系野郎が人気に
なるなんて許せない!」という科学野郎たちが
あまりにディスるので、仕方がありません!
ちなみに、僕のことを「裸の王様」と表現する
オッサンたちがいますが、このプロジェクトには
たくさんの善意が重なりまくって、実現しました。
本当にありがたい! まぁ、この話はいずれ
わかると思うんですけどね。
今、科学野郎の皆さんが気になっているのは、
「鬼」とは一体、何なのか。ツッコミを入れようと
ファイティングポーズで待っているんじゃないかと
思うんですけど、せっかくなので、今日はすごく
マニアックな科学野郎向けの話をしていきます。
「科学、科学、うるせぇよ!」という皆さんは、
中身を理解する必要はまったくありませんので、
「なんか知らないけど、すごい検査体制で
やるってことは、きっとスゲェんだろうな」と
思ってください。
まず、「鬼」の正体は、NaIシンチレーションの
「EMF211型スペクトロメーター」になります。
原則として、なるべく下限値を1ベクレル前後まで
下げることを目指して測定をいたします。検査の
時間は必要に応じ、長くもなるし、短くもなります。
また、ベビーフードや乳幼児用の麦茶といった
1ベクレル以下まで測定したい製品だった場合、
ゲルマニウム半導体検出器での検査も実施し、
測定結果をお知らせいたします。・・・つまり!
必要に応じて、ゲルマニウム
半導体検出器も使用します!
ちなみに、ベースにNaIシンチレーションを
選んだ時点で、「そもそもシンチなんぞに
ゲルマほどの正確性はあるまい!」とか、
「シンチの半値幅の話をしてやろうか!」と
言いたがるオッサンが出てくると思いますけど、
NaIシンチレーションは、欠点である分解能の
悪さはあるにしても、感度が高いという長所も
ありますので、使い方や環境次第で、そこまで
バカにする機械ではないということ。
「半値幅」の問題については、スペクトルを
そのまま公開しますので、ここまでレベルの
高いイチャモンをつけられるオッサンだったら、
わざわざゲルマニウム半導体を使わなくても、
おそらくグラフを見て文句を言えると思います。
あと、究極を言ってしまえば、すべての商品を
ゲルマニウム半導体検出器で検査するのなら、
もちろん、領収書の名義は、イチャモンをつける
あなたのお名前にさせていただくっていうことで
良いと思いますので、やろうと思えば、いつでも
全品ゲルマニウム検査は可能です。
さて、全国の科学好きのオッサンのために、
実際に「こんにゃく」を使って、テストしてみます。
今回、検査をしてみる商品は、こちらになります。
イオン・トップバリューの
国産有機「糸こんにゃく」。
今までは、ここで簡単な「こんにゃく」について
説明する文章の後、数値を発表してきましたが、
今回からは、このようになります。
今回はテストのため、350mlのLポリ容器を
使用しており、測定下限値は、セシウム134が
3.6ベクレル、セシウム137が3.7ベクレル。
合計が7.3ベクレルと少し高めの設定ですが、
検査の結果は、すべて「不検出」となりました。
「不検出」。
そして、ここからが「鬼」になって、一番大きく
変更される点と言ってもいいかもしれません。
スペクトル画面の解説がつくことになりました。
(※クリックすると拡大できます。)
さて、スペクトルの公表に伴い、さらに面倒に
なってしまうのが、このグラフの意味がわかる
皆さんからのイチャモンだと思います。
僕のような「偏差値2」の人間にとっては、
グラフの谷間と、おっぱいの谷間の区別が
つかないため、「この山は気になる」と思って
掴んだものが、間違えて美少女のEカップで
あることも珍しくなく、しょっちゅう怒られたり、
警察に捕まったりするんですが・・・。
これからは、スペクトルを読める人たちの
イチャモンにも対応しなければならないので、
事前に説明させていただきたいと思います。
なにしろ、最近は、どこぞの大学教授からも
ディスられる始末なので、やるしかありません。
今回は、350gで検査をしていることもあって、
「熱ドリフト」が見られますが、本番では1kgで
検査をするので、少し大目に見てほしいです。
セシウム137のピークはなく、セシウム134は
少しピークっぽく見えますが、よく誤検出をする
ビスマス214を見てみると、こちらに反応があり、
セシウム134ではないと判断しました。以上を
踏まえた上で、「鬼」による測定結果は・・・!
「不検出」。
ちなみに、測定下限値が合算7.3ベクレルと
高めだったため、実際はどれくらいの数値かを
ゲルマニウム半導体検出器で検査しましたが、
1ベクレル以下であることがわかりましたので、
改めて、「不検出」という結果になりました。
「食ってよし!」
最近は、放射能を測定して公表するブログも
増えてまいりましたが、この『チダイズム』は、
その先駆け的な存在であると自負しています。
測定下限値以上の汚染も見つけてきましたし、
他の放射能測定ブログのクロスチェックとして
役立ってきた一面もありますが、注目されれば
注目されるほど、ディスる人が現れるジレンマ。
どこぞの大学教授に文句を言われた時には、
戦う相手が、こんなに大きくなってしまったかと
思いましたが、これも宿命なのかもしれません。
ロールプレイングゲームというのは、進めれば
進めるほど敵が強くなるもの。
千葉県柏市に設置された「LB2045」では
1ベクレルまで正確に検査するのは物理的に
不可能です。だからこそ、不正確であっても、
可能な限りで公表しようと奮闘していましたが、
「読者がどう受け取るか」まで責任を求めて、
ヤイヤイ言われるなら、読者が判断しなくても
済むように、1ベクレルまで検査いたします。
そして、どこぞの大学教授まで登場するなら、
どこぞの大学教授すら黙らせてしまうぐらいに
正確な検査をしてしまえばいいわけですけど、
そうなってくると、民間の放射能測定所レベルで
満足していただけないでしょうから、もっと高い
レベルで検査させていただくことにしました。
やってやりましょうよ!
ということで、「鬼」によるセシウム検査開始!
伝説は第2章へ突入です! 華麗なる俺知識で
『チダイズム』をディスりたい方、まとめサイトで
「アイツの検査は、ウンコだ!」などと書いて、
少しでも評判を落としてやりたいという方。
いつでもどうぞ!
あなたのディスりに、いつでも答えてやります。
えっ? コンプトンの減算はどうなってるのか?
バカ野郎! その程度のザコの質問に、俺様が
答えられぬと思うか! ただ、この件については
少々面倒だから、俺様の代わりに先生が答える。
ちょっと待ってろよ! 「先生! 先生~!」。
どうやら先生は、深夜だから寝ておられるようだ。
よし、この問題は、明日の朝にでも先生が答える。
この程度のザコの質問に、俺様が答えるなんて
もったいないからな! ハーッハッハッ!!