平成23年11月23日 2011/11/23 |
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飯田線の3駅、4月から無人化へ 利用者大幅減に伴う措置 |
来年4月から無人化される三河一宮駅 =豊川市一宮町で |
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JR東海(名古屋市)は今年度末で、飯田線の三河一宮(豊川市)、東新町(新城市)、本長篠(同)の3駅(いずれも1人勤務)の駅員常駐制度を廃止し、来年4月1日から無人化する。利用者減に伴う措置で、JR東海が地元自治体に地元負担による継続を打診したところ、豊川、新城市とも「難しい」と答えた。東三河には飯田線26駅あるが、これで常勤の有人駅は豊橋、牛久保、豊川、新城の4駅のみとなる。 (竹下貴信) 3駅とも20年間で利用者が大幅に減った。1989(平成元)年と2010年の1日平均乗車人数を比べると、三河一宮は1225人から809人(34%減)、東新町は766人から559人(27%減)、本長篠は745人から372人(50%減)。 JR東海は無人化を図るにあたって、地元自治体に有人化を継続する意思があるかを聞き、あれば勤務可能な駅員を紹介すると伝えた。ただし、雇用契約は自治体が駅員と結び、給与も全額負担する。 東新町と本長篠の2駅を抱える新城市の夏目修総務部長は「自治体の予算が厳しい中、駅員の人件費を負担しての継続は難しい」と話す。同市は今月末に市議会に報告する。豊川市ではすでに「有人化の継続は行わない」と回答している。 無人化によって不便になるのが、定期券の利用者。三河一宮駅は宝陵高校、東新町駅は新城東と新城高校の最寄り駅で、これまで居住地の最寄り駅が無人駅の場合は、これらの駅で定期券を購入していた。 今後は、こうした生徒は有人駅で買い求めなければならなくなる。たとえば三河一宮―東新町駅の定期券を買う場合、学校の行き帰りなどに新城駅で一度下車するなどしなければならない。 飯田線駅の無人化は沿線のモータリゼーション進展に伴い、1980年代から急速に進んだ。比較的乗降客の多い豊橋―新城駅でも今回の措置で全12駅のうち8駅が無人となる。 新城以北では14駅のうち常勤駅はゼロ。湯谷温泉駅のみが有人だが、土、日、月と祝日以外は無人になっている。 |