昨日の日経朝刊読んでて一面と働くニホンという連載記事に「学習性無力感」という言葉がありました。気性の荒い魚のカマスと餌の小魚の間を透明な板で仕切り最初はカマスも透明な板に体当たりを繰り返して小魚を食べようと試みるがそのうち無駄だとわかると板を外しても小魚を狙わなくなる。
「何をしても仕方がない」忙しさに追われ息切れムードが広がる職場の姿に似ていないかというのが書いてありまして。しかし実験はこれで終わりではなく別のカマスを水槽に入れると当然ながら後から入れたカマスは猛烈と小魚を追いかける、それを見ていた無気力カマスも外から飛び込んできた刺激に活力を取り戻すと。
人間社会にこれを当てはめると確かに効果はあるが効き目が強い分、副作用もあり外から入ってきた物に対して猛烈は反発を抱くかそれとも触発されて内側の人々も猛烈に動き出すか。
なかなか難しいもんですがずっと同じ生活に慣れてしまった状態では少し劇薬やショック療法も効果的に思えるだけにとりあえずやってみる、というのもいいのかもね。
ひぐらしに例えると何をやっても無駄と考えている古手梨花がカマスで新しく入ってくるカマスが前原圭一か・・・・
関連
-2011/12/19追記-
犬を使って学習性無力感の実験を行ったセリグマンは、犬の治療に成功しているそうです。その方法は、犬が効力感を学習するまでセリグマンが力づくでスイッチを押させて電流が止まることを教え続けたとのこと。自力での回復例はない。 http://t.co/pqe0ZkSd
★日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 9/20号「元気になる技術 仕事に効く「心の整え方」」(2011年09月10日 (土曜日))