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日本“原発稼働ゼロ”を報告
9月18日 11時37分

日本“原発稼働ゼロ”を報告
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IAEA=国際原子力機関の年次総会がオーストリアのウィーンで始まり、日本は、2030年代に原子力発電所の稼動ゼロを目指す政府の新しいエネルギー政策や、19日に発足する原子力規制委員会などについて初めて各国に報告しました。

IAEAの年次総会は、加盟国の閣僚が参加して17日、ウィーンで始まり、日本からは山根外務副大臣が演説しました。
この中で山根副大臣は、「日本はグリーンエネルギーを最大限に引き上げることを通じて、原発への依存度を減らしていく」と述べ、2030年代に原発の稼動ゼロを目指す政府の新しいエネルギー政策を初めて各国に報告しました。
その一方、山根副大臣は、「原発に依存しない社会への道筋は必ずしも一本道ではない」と述べ、経済や生活への影響を見極めながら柔軟に対応していく考えを示しました。
また、日本は、東京電力福島第一原発の事故を受けた取り組みについての説明会を開き、原子力安全・保安院の担当者が、19日に発足する原子力規制委員会は、高い独立性を維持するために原発を推進する経済産業省から切り離されることなどを説明しました。
参加者たちは、新しい組織における緊急時の対応や報告義務について詳しく質問するなど、重大な原発事故を経験した日本で新たな規制当局が発足することに強い関心を示していました。

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