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原子力規制委員会が19日発足9月19日 4時18分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故を教訓に原子力の安全規制を一元的に担う、「原子力規制委員会」が、19日、発足します。
「原子力規制委員会」は、去年3月の原発事故を教訓に、原子力の利用を推進する経済産業省から規制を行う原子力安全・保安院を切り離し、安全規制を一元的に担う組織として、新たに発足するものです。
あわせて、委員会の指示に基づいて安全規制の実務を担う「原子力規制庁」も、およそ500人の体制で、19日発足します。
「原子力規制委員会」は、原発に関する安全規制を全面的に見直すほか、運転再開にあたっての安全基準の作成や、運転開始から40年経った原発の運転延長を認めるかどうかの判断などを行うことになります。
政府は当初、ことし4月に「原子力規制委員会」を発足させる方針でしたが、国会審議の遅れなどから、事故から1年半以上経ち、ようやく発足にこぎつけました。
一方、先の国会で衆参両院の同意を得られなかった、委員長と委員合わせて5人の人事については、法律の規定に基づいて、19日、野田総理大臣が任命することにしています。
政府は、次の国会でこの人事の承認を得たいとしていますが、承認の見通しが立たなければ、「緊急を要する事情があれば、当面は国会の承認を必要としない」と解釈できる規定を踏まえ、引き続き職務にあたってもらうことも検討しています。
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