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原発稼働ゼロに経済界から批判
9月18日 16時52分

政府の国家戦略会議が開かれ、2030年代に原発の稼働ゼロを可能とするよう取り組むなどとした新たなエネルギー政策が報告されましたが、経済界の代表から、「原発稼働をゼロにするということには違和感があり、削除すべきだ」などと批判が出されました。

政府は、先週、2030年代に原発の稼働ゼロを可能とするよう取り組むとともに、使用済み核燃料の再処理事業は続けるなどとする新たなエネルギー政策を決め、18日、国家戦略会議に報告しました。
この中で、野田総理大臣は、新たなエネルギー政策について、「基本はぶれず、将来を過度に縛ることなく、確かな方向性と柔軟性とを併せ持った戦略が必要だ。今後は、検証を行って不断に見直しながら着実に実現していきたい」と述べました。
これに対して、経済同友会の長谷川代表幹事は、「2030年代に原発稼働をゼロにするということには違和感がある。野田総理大臣の言う『将来を過度に縛ることなく』という発言とも整合性がとれず、削除すべきだ」と述べ、批判しました。
会議のあと古川国家戦略担当大臣は、記者団に対し、「大きな方向性を示しながら不断の見直しを行い、批判に対しては説明していくことが大事だ。19日、閣議決定したい」と述べました。

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