アップルはiPhoneの画面の解像度を変えることで、アプリ開発者の検証が複雑化し、手間が増えることを恐れてきた。そのため画面サイズは5世代にわたって3.5インチを継続してきた。米グーグルの「Andorid(アンドロイド)」を搭載したスマホの上位モデルでは5インチ以上が当たり前になってきたなか、iPhoneも対抗せざるを得なくなったのだろう。
そこでアップルは、画面の横の解像度を640ピクセルで維持し、縦を960ピクセルから1136ピクセルに伸ばすことに決めた。従来のアプリを表示すると上下に黒い帯が出てしまうが、すべてそのままのかたちでiPhone5でも使えるようにした。
実際に過去のアプリをiPhone5で動かすと、時計表示のバーがやや下に下がり、黒い帯ができているのがわかる。ただし普段使っている分には、全く違和感がないように配慮されている。
4インチ表示に対応したアプリを使ってみると、大画面化で従来よりも使いやすくなった感がある。メールやPagesという文書作成アプリなどテキストを中心とするアプリは大画面化のメリットを感じられる。
■薄型化に伴い、充電端子も8ピンに小型化
本体背面はアルミニウムとガラスによるツートンカラーとなった。ウェブ画面上で見たときはやや格好悪くなったイメージを持ったが、実際に触ってみると高い質感があった。アルミニウムになったことで、落としたときの強度も高くなっているようだ。本体のエッジ部分には光沢処理が施されており、高級感が醸し出されている。
充電端子部分は、従来の30ピンから8ピンに小型化された。おそらく本体を薄型化するうえでコネクタ部分がネックとなっていたため、変更を加えてきたのだろう。実際に抜き差ししてみると、見た目以上にしっかりと固定される感覚がある。従来の30ピンコネクタに比べて、端子部分がケーブルと同等の細さになったので、携帯性にも優れる。
ただし今回からコネクタケーブルの仕様が変わったことで、買い直すもしくは変換アダプターを別途購入しなくてはいけないのが難点だ。これまで机の上やベッドまわり、カバンに入れておいた30ピンのコネクターと、別に8ピンのコネクターが必要になる。今後アップルが出す新製品はすべてこのケーブルになると思われるだけに、この点はあきらめるしかなさそうだ。
■つながると速いLTE、3Gも高速
iPhone5の最大の特長に挙げられるのが、LTEに対応した点だ。iPhone5は2GHz帯のLTEに対応したため、ソフトバンクモバイルとKDDIは2GHz帯のLTEネットワークを急ピッチで構築している。
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