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◆第55回オールスター競輪・G1 最終日(17日・前橋競輪場) 山崎芳が8個目のG1タイトル奪取。決勝戦が17日に行われ、渡辺一成の先行に乗った山崎芳仁(33)=福島=が、直線で抜け出し優勝。賞金4000万円(副賞含む)と「KEIRINグランプリ2012」(12月30日、東京・京王閣競輪場)の出場権を獲得した。山崎のG1優勝は、2010年「第53回オールスター」以来8度目。2着は山崎をマークした成田和也が流れこんだ。村上義弘と脇本雄太は落車のアクシデントに巻き込まれた。
やはり表彰台の頂点は居心地がいい。G1優勝セレモニーの主役は通算8回目だが、それが2年前の10年、地元・平「オールスター」以来と聞いて、そんなに久々だったのかと意外にさえ感じる。山崎自身も「2年前は格別の優勝だったが、今回は正直ホッとしている」と本音をのぞかせた。
過去、G1を7回勝った山崎が2年もの“空白”に陥ったのは、故郷・福島を襲った東日本大震災の影響に他ならないのだが、「自分より苦しんでいる人もたくさんいるので」と、多くを語らない。原発事故の収束が見えない状況で、震災直後に生活拠点をいわき市から約2000キロ離れた沖縄・宮古島へ移した。今回の決勝も、同じ被災者でもある同期の渡辺一、成田和とラインを組んで、一層気合が入っていた。
その同期・88期生は今年に入って黄金期を迎えた。2月の高知「西王座戦」で深谷知が勝った以外は、武田豊、成田、渡辺、佐藤友とでグレードレースを総なめ。「88期は地区にかかわらず、お互いが情報交換をして切磋琢磨しようという感じ。他の同期がビッグを勝っても、ねたましい気持ちにはならない」。さらには、ライバルの新田康、浅井康にもアドバイスを求めて結果につなげたというが、何より同県同期の結束力で強敵の近畿ラインを粉砕したことが、誇らしかった。
これで2年ぶりの「KEIRINグランプリ」の舞台への返り咲きも決まった。「今年は賞金で出場を狙っていたので、そういう意味でもホッとしている」と笑わせたが、2年前は村上博に1センチ差で敗れて悔しい思いもしている。鮮やかに復活を遂げた山崎が、リベンジのかかるGPまでさらに加速していく。
◆山崎 芳仁(やまざき・よしひと)1979年6月12日、福島・いわき市生まれ。33歳。日本競輪学校88期生として、2003年7月にデビュー。05年平塚「ヤンググランプリ」でビッグ初V。06年びわこ「高松宮記念杯」で初タイトルを獲得してから「競輪祭」「全日本選抜」「オールスター」を各2勝、「寛仁親王牌」1勝でG1は計8度優勝。史上4人目のグランドスラム(全冠制覇)へは「日本選手権」を残すのみ。174センチ、75キロ。太もも64センチ。血液型AB。
(2012年9月18日06時03分 スポーツ報知)
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