札幌市、書店で本棚倒れ女児重体 客の姉妹下敷きに13日午後3時40分ごろ、札幌市東区本町1条3丁目の中古書店「デイリーブックス」で、本棚が重なり合うように倒れ、客の同区北11条東、中学3年鈴木愛梨さん(14)と小学5年愛菜さん(10)の姉妹と、従業員須田健吾さん(19)が崩れてきた本の下敷きになった。姉妹は病院に運ばれたが、愛菜さんが胸を強く打って意識不明の重体。 東署によると、愛梨さんは頭を打つなどしたが軽傷。須田さんは軽いけが。ほかに従業員2人がレジカウンターにいたが、けがはなかった。 本棚は二段重ねの木製で、高さは計約2・1メートル、幅計約5・4メートル。約50センチ間隔で置かれていた。上部で連結された本棚3列が倒れ、姉妹は壁際の本棚との間に挟まれる形になったとみられる。当時、客は姉妹だけだった。須田さんは本の整理をしたり、インターネットに掲載する画像を撮影していたという。 本棚は、上段と下段がボルトで接続されていたが、固定が不十分だった可能性がある。同署は業務上過失傷害の疑いで、事故の状況や原因を詳しく調べている。 デイリーブックスは中古の漫画本のほか、テレビゲームのソフトやCDなどの買い取りと販売を行っている。本は計約2万5千冊あったという。 【共同通信】
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