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八戸火力発電所5号機停止 ガスタービン警報 東北電

 東北電力は18日、八戸火力発電所5号機(青森県八戸市、出力27万4000キロワット)が同日午前9時半ごろ、自動停止したと発表した。気温上昇に伴って電力需要が高まることが予想されるため、同社は電力需給が逼迫(ひっぱく)する恐れがあると判断。午前10時半から、東京電力などから最大60万キロワットの電力融通を受けた。
 東北電管内の供給余力を示す同日の予備率は、融通分を含めても3.9%に落ち込む見通しで、本年度に入って最も厳しい状態となった。同社が電力融通を受けるのは本年度初めてで「無理のない範囲で節電に協力してほしい」と呼び掛けた。
 八戸火力5号機の自動停止はガスタービンの異常を示す警報が鳴ったのが理由で、詳しい原因は調査中。5号機は7月、東日本大震災を受けた緊急電源として稼働した。8月23〜27日にもガスタービン関連の部品の不具合で停止している。
 18日午前時点で予想される同日の最大電力需要は午後2〜3時台の1280万キロワットの見込み。これに対し融通分を含む供給力は1330万キロワットという。
 最大需要は17日夜の段階で1250万キロワットと想定していたが、18日に入って気温が事前予想より上昇。東北電は八戸火力5号機の停止前に、電力融通を受けることを決めたという。


2012年09月18日火曜日


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