
授業中の高橋先生 |
地元本郷第一小学校(中村政美校長、児童402人)の非常勤講師に任命され、同校4年生(75人)の総合的な学習(せせらぎ活動)<本郷町の川>「EMで環境を守ろう!」をテーマに、EMとは、から始まりEMボカシつくり、生ごみリサイクル、米のとぎ汁EM発酵液、EM廃油石鹸つくり等を指導してまいりました。期間は9月から11月までの延べ17時間でした。
本郷小学校の子供達は、誰にでも挨拶を交わす良い子供達です。きちんと姿勢を正し「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と元気な気持ち良い挨拶で眼を輝かせ心と体で授業を受けてくれました。どれもこれも興味を持ってくれました。
米のとぎ汁発酵液でトイレの悪臭が消えたこと、水の結晶の写真を見て驚き、水に人間の言葉が伝わること、又「EMは作る人の心が伝わる」ボカシ作りを真剣に取り組み、1ヶ月後12班のボカシ全部がPh4〜4.5に仕上り、全員で「バンザイ!!」をして喜び合ったこと、又ボカシでヨーグルトが出来ることや生ごみから二十日大根を作り、甘みがあり、おいしかったこと、又廃油から石けんを作り、石けんに絵を付け(EMフラワー石けん・・・私が名付けました)クリスマスにお母さんにプレゼントをしたこと。又11月16日行われたフエステイバルには保護者や地域の方々を招待し、体育館で今迄学んで来たことを各班に別れ発表してくれました。
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完成したEM廃油石けんを手にした本郷台市小学校4年生のみなさん向かって左端高橋孝子さん |
「本郷の川をきれいにする希望あふれる方法があるよ」「EMは自然にも人間にも優しく、すごいパワーを持っているよ」と胸を張って発表してくれました。
発表作文のうち、以下に一部を紹介します。
・天然アルコールは、なんと「米のとぎ汁」で作りました。作り方は、米のとぎ汁にEMととうみつをまぜた物を入れるだけです。その天然アルコールは、米のとぎ汁にEM菌を入れているので川にやさしいと思います。
・EMで作った二十日大根を食べました。前に食べた二十日大根はからかったけどEMで作った二十日大根は、あまくておいしかったです。家にかえってみんなに食べてもらったら、みんな“あまい”といっていました。妹は、野菜ぎらいだけど食べたら「あまい!!」といって、ぱくぱく食べてしまいました。妹の野菜ぎらいがなおったのは、高橋先生のおかげだと思います。
・きのう総合的な学習で米のとぎ汁を使って、天然アルコールをつくりました。今度は天然アルコールでEM石っけんをつくるので、EM石っけんをお母さんにプレゼントしたいので早くもEM石っけんをつくりたいです。
・きのう学校にきたらトイレのにおいがすごくして気持ち悪くなるくらいくさかったです。思ってみれば、三週間くらいEMをトイレにまいていませんでした。そこでみんなでひっしにEMをトイレにまきました。そして今日、学校にきたらトイレのにおいがすっかり消えていました。EM菌ってすごいな。
・米のとぎじるとEM菌と、とうみつだけで、天然アルコールが作れるなんて思いませんでした。もっとむずかしいと思いました。たかはし先生は、みんなのために教えてくださってありがたいと思いました。これからも、EM菌のことを知りたいです。水のけっしょうの写真をみたとき話かけるだけで形が、かわるなんてすごいと思いました。

みんなでボカシつくり |
保護者の方々も大変興味を持ち、一緒に米のとぎ汁発酵液を作ったり、EM石けん作りをしたり、EMについて熱心に聞いてくださいました。
校長先生が全校生と保護者に「高橋先生は自己責任というお話をしてくれました。又人間は使命を持って生まれて来たのだとも言っていました」と私を紹介して下さり、「生徒達はEMに出逢い、今迄気付かなかった微生物の力を学び、一人一人が責任を持たなければいけないこと等を豊かな感性で環境の大切さを学びました」とおっしゃいました。

米のとぎ汁EM発酵液をトイレにまく |
その後、畜産業をしていらっしゃる父母が悪臭を消したいといって訪ねていらしたり、又生ごみリサイクル、米のとぎ汁発酵液、EM廃油石けんも会津のあちらこちらに広がっています。
新年には4年生全員から年賀状をいただき嬉しい悲鳴を上げました。
福島県は河川が多く、各環境団体がそれぞれ浄化運動をしていますが、全会津のロータリークラブが鶴ケ城のお壕にEMを投入し、浄 化の取り組みをしております。
私達FEN(F 食、E 環境、経緯、生態、N 自然)も活性液やダンゴ作りをして協力しております。
全人類の平和との地球環境のために、「憎悪」を「共感」へ、「対立」を「共生」へ「無関心」を「参加」に、「無責任」を「誠意」に、「不可能」を「可能」になるために、人類の未来を子供達に託して、希望を持ちたいと思います。そのためにささやかではありますが、精一杯使命を果たしたいと思います。 |